• 2012年09月登録記事

「もんじゃを食べに行きましょう!もんじゃと言ったら月島ですよ!!」ということで月島に連行されて、人生2度目のもんじゃ焼きを頂きました。

もんじゃお好み焼き おしお
http://www.zank.sakura.ne.jp/

出来上がり状態が良くわからないのと、見た目が美しくないのとで苦手感があったのですが、美味しく頂けました。
味がしっかりついていて、焼く時にソースを投入しなくても問題ありませんでした。ただ、和風から洋風まで色々頂きましたが、どれも最終的には似たような味だったのが不思議ですね。
一枚ずつ時間をかけて食べるので、結構お腹一杯になりました。

人生2度目といえば、先日も人生2度目、およそ10年ぶりの回転寿司を体験しました。
注文したネタが上段のレールで自動的に配送されてくるのは衝撃的でした。テーマパークみたいで外国人に人気があるというのも頷けます。

シンフォニアOVA公式の動きのなさに、本当に発売されるのかしら、と不安になる今日この頃。
http://twitter.com/hikaruufo
ちゃんと出来上がってるようで安心したけれど、ufotableさんは気が付くと物凄く手を広げているので、どこまで追い掛けるべきなのか悩みます。
(というか、親子一騎打ち、あるの? やればいいってモノじゃないのよ?)

ところで、ufotable Cinemaで扱っているグッズは通販対象にならないんでしょうかね。
http://www.ufotable.com/cinema/shop/tales.html
シュール感溢れる親子のしおりカレンダーが欲しいです……。

朔エンドを迎えました。

朔は絆の関の数が少なく、既に四章分までは回収できていたので、間章に戻り、将臣ルートに入らないように選択肢を変えて五章へ進む方法で、七章から個別ルートに入りました。
追い詰めて怒らせることで個別ルートに進むのは、心臓に悪かったです。親友との初めての喧嘩、と思うと熱い展開なのですが、その場で朔は失踪してしまうし、再会した段階では既に落ち着いているので、あまり盛り上がらなかったかな。
七章の次は、直ぐ終章と、お話としては短めでした。終章は、もはや朔が主人公のような展開でしたね。
ちなみに、最後の選択肢は結構本気で「いいよ、朔がそうしたいなら…」にしてみたのですが、ちゃんと自分で立ち直ってくれたので安心しました。

黒龍は、見た目は大人白龍の2Pカラーですが、朔の発言を真に受けると白龍とはだいぶ性格が違いますね。
エンディングに関しては、主人公は何の説明も無く現代に戻されるし、新しい黒龍が存在するので応龍が生じていないのでは?と疑問が残って、いまいちスッキリしませんでした。
それとこのルート、知盛が生存している可能性がありますね! 舞台までの道程で戦うと思い火属性の2人を円陣に固めておいたのに、登場しないまま終わったので逆にビックリしました。

森見登美彦著「夜は短し歩けよ乙女」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
後輩の乙女に一目惚れした大学生の「私」は、外堀を埋めるべく彼女を追い掛け「偶然の出逢い」を繰り返す。だが告白する勇気がないまま、私はある日風邪で寝込む。風邪の幻覚の中、私は空を舞い、竜巻に攫われた彼女を救出した。目覚めた私は、彼女とデートの約束を取り付ける。

面白いか、面白くないかと二択で迫られると悩ましい作品。
私の評価方式としては、万人に薦められないので面白くない、と答えるべきでしょうか。

非常に独特なふわふわした物語。
不思議に擬古的な文体で、読み慣れるまでは戸惑いました。判ってくるとなかなかリズム感もあって面白いのですが、読み難いという評価をされても文句は言えないと思います。
8ミリフィルムで撮っているような色合いで世界を想像しながら読むと、奇天烈な世界も巧く馴染んで面白かったです。京都の地理にある程度精通していたら、もっと入り込み易そうです。

個性豊かなキャラクター達は面白かったけれど、私は主人公の男子学生(先輩)に感情移入できませんでした。男性は、彼の煩悶具合に共感できて面白いのかしら。「不思議ちゃん」な乙女視点の方は、突き抜けていたので却って面白かったです。
ちなみに、三章で描かれる学園祭のトンデモ具合は「蓬莱学園」シリーズを彷彿とさせられ、結構好きでした。

Shibuya O-eastにて「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」14時回を観劇。
http://www.hedwig2012.jp/

ライブ会場を使った、ライブ形式の芝居。1ドリンク制というのは会場利用の都合なのでしょうか?
私は、スタンディングエリアの後ろに設けられた指定席で観劇。パイプ椅子なので、かなりお尻が痛くなりました。また、席の段差がないため人と人の隙間から覗く感じで、キャストが観えない局面も多々ありました。これはライブだと割り切って観劇しましたが、芝居を観たかった方には残念な会場だったと思います。

舞台ファンの教養として基本的な筋は知っていますが、映画は未見。また、過去に日本で上演された時も機会がなく、今回が初観劇でした。
今回は原作の設定を完全に変更し、未来の日本を舞台にリライト。挑戦意欲は素晴らしいけれど、デリケートな話題だし、個人的には、あまり変更点が活きているとは感じませんでした。ベルリンの壁とその崩壊という歴史的に観客誰もが共有できる事実と、架空の壁と未来都市ではリアル感が異なりますし、壁が崩壊したことに対する意義も全く違うものになってしまってますよね。

芝居としては大変疑問符の残る内容でしたが、ライヴとして観れば、とても面白かったです。
一番楽しかったのは、メンバー紹介のアドリブセッション。
ライブハウスという小さめの箱だけに、バンドの迫力と楽曲の力は全身で感じました。

ヘドウィグ@森山未來は、ドラァグクイーンっぷりが意外にも似合っていたし、ダンスなしでも、台詞回しや歌で充分魅せてくれました。芝居なので、MCをやっているような振りをしつつ脚本通りなのでしょうが、凄く巧く客席を乗せていました。反面、本当の性格は割とドライな印象。トミーに捨てられたことについても、本当は諦めがついているように感じます。
トミーも森山が演じているのは、2人が「片割れ」であることが視覚的に判り易くて良かったです。

イツァーク@後藤まりこは可愛いけれど、歌は聞き取れないし存在意義が不明でした。原作で担っていた存在意義を、今回の舞台では最初から与えていない印象ですよね。それならいっそ、イツァークの存在を無くし、ヘドウィグのワンマンショーにしてしまった方がスッキリしたのでは。
演出目的は判りませんが、個人的には宗教っぽさを感じる箇所が時折あったので、正直彼女の存在が一番引っ掛かりました。

なお、この舞台ではステージの壁全面に映像を流していたのですが、これがテンポも良く、手動でタイミングも併せてあるようなベスト感で、なかなか巧く働いていました。