• 2014年登録記事

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ゲームアーカイブスのミュージカルRPG「マール王国の人形姫」を始めました。
→マール王国の人形姫 ソフトウェアカタログ

現在地:旅立ち(Lv.8)

人形と会話ができる不思議な少女コルネットが、魔女に浚われた王子様を助けるため冒険の旅に出るミュージカルRPG。
1998年発売当時、温かみのあるメルヘンチックなドット絵グラフィックに惹かれた作品です。ただ、「ミュージカル」RPGということで、劇中歌が挿入されることによる冗長感が気になって購入は見送っていました。
実際に遊んでみると、ミュージカルシーンは歌詞が表示されないため音量を上げる必要があったり、本作だとキャラクターの頭身が低いため動きをダンスとして認識できず、絵面的な面白さが薄いのですが、クルルとの絆を歌う「歩いていこう」等、楽曲は優しくて良いなと思いました。
ただ、こういう歌をウリにした作品だと、歌える声優を揃えるのかと思っていましたが、そんなことはなかったです(笑)。

旅立ちに至るオープニングのエピソードはある程度既知でしたが、まさかの「注文の多い料理店」ネタや、ミスコン審査に戦闘があるなんて部分には笑わされました。

難易度はかなり低い感じ。ターゲット層から考えると適当なのかな。
ただ、エンカウントが連続して起こる時があるのは気になりました。ランダムエンカウント制の場合、次にエンカウントするまで歩数制限があるRPGが一般的ですが、恐らくこのゲームではその調整がされていないのでしょうね。
それ以外のシステム面では、ストレスを感じるところはありません。

説明書はザッとしか読まずに始めたので、戦闘後にモンスターが仲間になったときはビックリしました。ドラクエVみたいですね!
モンスターもとても可愛いので、ちょっと嬉しいです。でも、人形も育てないといけないから、仲間にしたモンスターを活用する場面は少なそう。折角のシステムが勿体ないですね。
クマ人形のLくんが「願いが叶った」と成仏してしまった後、もしや人形はエピソードが進むと使えなくなる=穴埋めにモンスター育成も必須かと危惧しましたが、成仏後も人形自体は使えました。

川上健一著「BETWEEN ノーマネーand能天気」

病気で筆を折って10年。
山梨で自給自足の超貧乏生活を送っていた小説家が、再び小説を書き上げるまでの日々を描いたエッセイ。

著作リストを見ても覚えがないので、読んだことのない作家。
なんだか緩い語りに引き込まれて読んでみました。
愛情豊かな家族と個性豊かな仲間たちに囲まれたド田舎暮らしは、何とも言えない味わいがあって面白かったです。みんな明るくて、あっけらかんとしていて、物事を引き摺らないのが素敵。また、仲間たちについている渾名が良いんですよね。「男爵」の奥さんだから「メークイン」とか、酷いんだけれど、笑える。
癒されるけれど、こういう生活を自分ができるかと言われると、性格的に、ちょっと難しいかな。

個人的には、最も現在に近い時間軸を描いた「単行本あとがき」があるせいで、逆に少し締まらない終わりになっていたのは少し残念でした。

クリアしました。
最終セーブ時点で66時間。スコールLv.45、リノアLv.38、セルフィLv.37。残りの3人はLv.15。Seedレベル13。

アルティミシア城の仕掛けは、難易度の差が激しくて苦労しました。
オルガンはまったく分からず、スルーしました。どこかにヒントがあったのでしょうか。でもコマンド封印はすべて解放できたので、あの設備は関係なかったのかしら。

万全の状態に整えてアルティミシア戦に挑んだのですが、まさかの戦闘参加メンバーランダム制でした!
最初に指定されたのは、アーヴァイン、スコール、キスティスの3人。
実は、スコール、リノア、セルフィにG.F.を集中させていたので、万一スコールでなくゼルが入っていたら、敗北確定でした。実際、クエイク一発でアーヴァインとキスティスの2人はオーバーキルされてしまい、代わりに補充されたゼルも数ターン後に離脱。
結局、ベストメンバーで戦うことになりましたが、実際はスコールの連続剣だけで戦い続けて、残りの2人は回復したり無駄に補助魔法を掛け合って遊んだりした感じです。
全員がHP1にされる攻撃は辛かったですが、魔法もアイテムも豊富にあったので、最後まで余裕を持って戦えました。

スタッフロールのムービーはとっても良いですよね。
適度に素人カメラ感があり、途中で撮影者が交代するところなどが好きです。シナリオ本の段階でも気に入っていたので、実際に見ることができて嬉しかったです。
しかし、スコールの笑顔は、分かっていても衝撃映像でした……。

ということで、総評。

ストーリー

最終的には面白かったです(Disc3除く)。
勿論、色々な方のFF8解釈を読んでから挑んだので、展開に引っ掛かることが少なかった点や、スコールたちが10代の未熟な若者だと分かった上で、大人の目線で遊んでいたから、というプラス要素が影響していることは確実です。
実際に遊んで意外だった点として、メインの話はさほど長くないのですね。それに、街が少ないので、世界を小さく感じました。

グラフィック

CGは、1999年(20世紀)のゲームとしては本当に凄いですね。これは、単なるグラフィックの善し悪しというより、演出の巧さのような気がします。
私は、映画とゲームはまったく別の良さを持つものであって、決して映画に近付く必要はないと思っています。しかし、本作で制作チームが目指したのだろう「映画のようなゲーム」は確かに表現できていると思いました。
ロードが長いので、短気な私は時々イライラしていましたが、当時の技術レベルでこれだけのCGを動かすとなると仕方ないんだろうと思います。

システム

システムは独特。これを理解できないとマイナス評価になるのは致し方ないかなと思います。しかも、説明書やゲーム中の説明も、まず「ドロー」ありきのように読み取れてしまうのが問題ですね。
私自身は、カード→アイテム変換→魔法変換というアビリティを駆使して、かなり楽に遊びましたし、こういう自由な攻略ができるゲームは好きなのですが……。
特にG.F.が揃う終盤は、1日中ジャンクションを組み直したりして、あれこれ悩んで楽しんでいました。
ただ、勝手にジャンクションを外されたり、メンバー入れ替えのため付け替えたり、と面倒だと感じる局面もあったので、魔法とジャンクション設定をそのまま別のキャラクターに譲渡するコマンドがあれば良かったと思います。

考えてみると、FF8は、万人向けのゲームではありませんね。
「ファイナルファンタジー」でなく、「サガ」等の名前で出したらもっと素直に評価されたのかも?と思います。

プレイの目的だった、カードゲーム(Triple Triad)は面白かったです!
拡張ルールが入ってくると、カード自体は強くても負けることがあり、凄く燃えました。
対戦相手(AIレベル)、ルールを指定して好きなように遊べる機能があったら、本当に延々カードゲームだけで遊び続けられたんじゃないかなぁ。

門前仲町の薬膳料理店「お招き屋ディディアン(Didean)」で夕食。
http://omanekiya.com/about/index.html

可愛いピザ窯があって一見イタリアンかと思いきや、独自色が強く面白いメニューが多いお店でした。
勿論、窯焼きピッツァや窯焼き野菜は美味しかったです。それだけに、ピッツァメニューが薬膳と関係ない感じなのが少し残念だったかも。

酒類が密かに面白くて、「ケフィアウォッカ」には驚きました。ケフィア初体験でしたが、濃厚だけれど後味がスッキリとしていて、ヨーグルトより飲みやすいように思いました。
カクテル類は、全体的に酒の割合が強めだったかな。
衝撃的だったのは、薬用酒の中にあった「蟻酒」です。

蟻酒

漬かっていた蟻(手前皿)も出していただいたのですが、手足がもげているのか殆ど黒い丸状態で、蟻というより、キャビアみたいに見えましたが……さすがに口にはできませんでした。