• 2015年登録記事

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PSPのダウンロード専売RPG「幻想クロニクル」をプレイ開始しました。
http://www.kemco.jp/applipage/psp/appli/gc/

携帯ゲーム(ガラケー)からの移植版。
ゲームを始める前、お約束としてOPTIONを選んで観ましたが、設定が音量だけでビックリしました。さすが、元は携帯ゲームなだけあります。課金アイテム要素もあるようですが、強化要素のようなので使っていません。

メーカーはKEMCO。
私にとってKEMCOのゲームというと、「ざんねん! わたしのぼうけんはここでおわってしまった!」という真の勇者様による辞世の句が有名な「シャドウゲイト」が第一で、その後が続かないという状態が長年続いておりました。
しかし、今回ようやく新しいタイトルが増えました。

現在地は、3人目の仲間が加入したところ。
サクサクとイベントが進むので、気付いたら結構話が展開していました。

人の話を聞いてフラグを立てたり、壷やタンスを調べてアイテムを手に入れる、昔風のRPGです。
物語は、主に主人公の話の鵜呑みっぷりと口下手に少し不安がありますが、謎を散りばめて巧く誘導しています。
移動中、障害物に当たっても自動で避けないとか、メニューが使い難いとか、多少不満もありますが、SFCのゲームを遊んでいるつもりで考えれば及第点。グラフィックレベルもそのくらいです。

戦闘は当然コマンド式。
ボスは毎回総力戦。雑魚も強め。この歯応えは予想外でしたが、結構好きです。
新しいエリアは毎回慎重に進まないといけませんが、代わりにレベルもガンガン上がるし、常時脱出可能なので、この程度の緊張感はアリだと思います。ただ、エンカウント率はもう少し調整して欲しかったかな。
驚いたのはクリティカルの扱い。クリティカル攻撃といえば、大体通常攻撃の倍威力程度が相場だと思うのですが、敵味方ともそういった単純計算で語れない大ダメージが飛び出ます。TRPGの「防護点無視」に相当するのかもしれません。尖ったところのないゲームですが、ここは独自色だと感じました。

大崎梢著「平台がおまちかね」

出版社の新人営業マン・井辻の視点で、主に書店を巡る日々の活動を描いた日常ミステリ短編集。
本好きでも版元と関わらない人間からすると、まったく身近でない職業かと思いきや、営業という職はどの業種でも生態が変わりないものなんだなと思いました。

ちなみに、書店員を主役にした日常ミステリ短編集「配達あかずきん」の作者ですね。
井辻の営業先に「配達あかずきん」の舞台である成風堂が登場するのではと思ったけれど、そこまで直接的な関わりはなく、でも両方読んでいる読者はニヤリとする要素がありました。

主人公・井辻は、設定的に一見ワトソン役のようでいて、探偵役も務める一人二役。そのため、他の人物の存在感は薄めですが、準レギュラーである他社営業マンたちは、戯画チックなキャラクターで色濃く印象に残りました。

謎自体は、そこまで謎めいていないことを深く悩んでいたり、どうしてその発想ができたのかヒントが分からない謎解きがあったり、ちょっと不満が残りましたが、本への愛に溢れていて、全体的にリラックスして読めます。
特に良かったのは5話目の「ときめきのポップスター」。
「ポップスターコンテスト」と銘打ち、版元の営業マンたちに他社本を推薦させるフェアが行われるのですが、ここでポップ付きで紹介される10作が実在の本なのです。
次に読む本候補が一気に拡充された!と嬉しくなりました。

テリー・ケイ著 兼武進訳「白い犬とワルツを」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
妻に先立たれた老人サムは、老人扱いする娘たちの世話焼きに苛立ちを感じつつ、どこからともなく現れた不思議な白い犬を友として余生を送る。そうして多くの友人を見送ったサムは、今度は子供たちに見守られ死ぬ。

死と愛を描いた物語。
ミステリアスなところと共に、「古き良き」と冠するような時代のアメリカの田舎感があります。

冒頭の、妻が死んで家族が集まり、子供たちが自分のことを相談しているの分かっていて眠ったフリをしているサムの描写時点では、凄く素敵な雰囲気だと思ったのですが……
残念ながら、その後の展開にまったく惹かれませんでした。
特に、不思議な白い犬が一体なにを象徴しているのか、ということが伝わって来ず、本作のテーマが汲み取れないまま終わってしまったのが残念です。
もう少し大人になって、自分の家族を持ち、死を身近に感じてから評価すべき作品かと思われます。

率直にいうと、主人公サムは、耄碌しているように見えます。
世界の終末が1979年3月10日に来るという牧師に、3月11日の日付で小切手を送ろうと書いたり、本質的にはウィットに富んで面白い人物なのですが、そういった人格面と、老人として我執に囚われることは同時に存在しうると思うのです。
世代的な理由もあって、私は介護する娘たちの方に共感しました。そのため、白い犬のことで幻覚を見ているかのような嘘をついて娘を揶揄う下りなどは、非常に腹立たしかったです。
そういう感想になってしまうあたり、私はまだまだ人間的に成長できていないのでしょうね。

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出た、走った、勝った!

種明かしをすると、ちょうどキングスゲートに挑む段階で、久し振りにみこま商店(つばめちゃん)が来てくれたのです。そして、私に売ってくれたのです。
「場札減りにんじん」という禁断アイテムを
というわけで、スモールソリティア他3アイテムのお陰です。まったく実力ではありません。それでも危ういところで、最後は鞭を叩きまくりました。

頑張ってくれたのは、フラワーグラッセ(牝馬)4歳。
スピード113、スタミナ118、ピークタイム5〜6。
牝だけど長距離向きのステータスで、若駒モード最後の有馬記念に勝てた時点で、もしやと思っていたのですが、素晴らしい馬でした。
その前に育てたオーバーライド(牡馬)も、キングスゲート以外は全勝と好成績だったので、この二頭に子供を作らせたら強いんじゃないかなぁ。期待しています。

どういう組み合わせで産んだか覚えてないJr世代の馬を、一通り消化した際、ガンガンキッドとクイーンアルテミスの仔だと思っていた馬(茶色)が、選んでみたらときおオーナーの馬でビックリし、3歳になったときに前川先生から「オークス」を狙おうと言われて牝馬であることに気付いて再びビックリしました。
デフォルト名がタイマンファイターだった時点で、牡だと思っていましたよ……。
期待のJr世代は、ダイブツマニアとジャストミンティーの仔(ユーマストダイブツ)。なんと、目標にしていた星付き馬なのです。
更に、マークツーとイガノカゲロウの仔(ターボピピン)が有利特性「コーナー得意」を引き継いでおり、この仔を巧く種牡馬にしていきたいなと思っています。

引き続き楽しんでいますが、騎乗回数が多いがんのすけ、ひよこ、たかひろオーナーとの会話イベントは一巡してしまったらしく、また最初の会話に戻ったのが残念。アップデートでセリフパターンを増やしてもらえないかしら。