• 2016年登録記事

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航海シミュレーションRPG(リコエイションゲーム)「大航海時代IV 〜ROTA NOVA〜」PSP版を遊び始めました。
https://www.gamecity.ne.jp/d4/

気楽な気持ちで起動したら、とんでもない時間吸い取りゲームでした。
船の操作がちょっと難しく小回りが効かないとか、配置換えなどを△ボタンで確定させ忘れがちだとか、とにかく人物とアイテムが多過ぎて覚え切れないとか、色々問題はありますが、すべて些事!

実は、3人目となるラファエルで操作中です。
1回目は、調子に乗ってノーセーブで続けていた最中、補給に失敗し、水夫が全員餓死してゲームオーバー。
2回目は、これまた調子に乗って仲間を集め切ろうとひたすら東へ行き、途中で故国がスペインに吸収される事態に右往左往。シェアを広げる方法を理解していなかったので、東アジアのシェア争奪戦が進まず、思い切ってやり直したのが現在のプレイデータです。

さすがに2人分の前世の記憶がありますので、まずは地中海で金を稼ぎ、新大陸に販路を作り、北海は仲間回収だけ、アフリカでじっくり初のシェア争奪戦を実施して覇者の証を取得。
そしてインドではウッディーンと同盟後、ナガルプルのシェアをおおよそ奪った後、インド洋の覇者の証まで手に入れました。
ナガルプルのシェア100%だった「ディヴ」の街から毎回砲撃されては逃げ帰るという情けないことも繰り返しましたが、1%でも奪えたらあとは金に物を言わせて買収という、あまり主人公らしくない戦いかたでしたが、あっという間の快進撃だったことは間違いありません。
その後、ウッディーンとは互いにシェアを凌ぎ合ったりしていましたが、強大過ぎて傘下にも入らないので、一旦諦めて東南アジアへ移動。しかし、この海域はほとんどの街のシェアが100%取られている上、2商会とも敵対状態なので、ここは通過するだけで先に東アジアへ。
前回苦労したクルシマ家ですが、こちらも一度勝利を掴んだら後はシェアを奪い取って、一気に倒します。
しかし、東アジアの覇者の証の地図がなかなか完成せず、大阪の酒場の看板娘さくらちゃんが「サラサが欲しい」だの「ワインが欲しい」だの言うので、大変な思いをしながらインド洋や地中海と行ったり来たり。大阪の女はガメツいなー(笑)。
その途中に寄港した東南アジアで、海域を二分する一方、ペレイラ提督が同盟を受諾してくれたので、まずは海域からクーン商会を追い出し、東アジアより先にこちらの覇者の証を手に入れました。

海域の全街をシェア100%にしてしまうと、洋上に他の商会の船が存在しなくなり、とても寂しい……ということをアフリカで学んだので、それ以外の海域では、なるべく友好な相手を残したいなぁと思っています。
インドのウッディーン商会は、抜け目なく自身のシェアを拡大していくので、ちょっと曲者。
東アジアのリー提督は、たまに工作を仕掛けてくるけれど、部下の陰謀術の数値がさほど高くないのか、ウチのフリオ爺さんでも十分防げています。
顔が一番悪者っぽい東南アジアのペレイラ提督のみ、こちらのシェアを奪うこともなく、純粋に友好艦隊として存在してくれるので、人を見かけで判断してはいけないなぁと思いました。それとも、これは同国人の好なのかしら。

無駄に船を作ってしまったので、現在は地方艦隊を3つ作り、フェルナンド艦隊(東アジア委任)、ユキヒサ艦隊(東南アジア哨戒)、アル艦隊(アフリカ委任)で運営。
任せているエリアが良いのでしょうけれど、フェルナンドが毎回かなりまとまった利益を上げてくれるので、活動資金として助かります。

個別にプレイ日記は書いていませんが、ダウンロードゲームもちょこちょこ進めています。

ソリティ馬

ソリティ馬

祝・北米版「Pocket Card Jockey」発売。
何度繰り返しても楽しいゲーム。毎回、ソリティア(クロンダイク)は偉大なゲームだ、と思い知ります。
速さを追求したりする性格ではないので、子供には拘らず、最近は補充された馬に乗っています。掛け合わせて、親の悪いところばかり引き継いだ子馬が産まれると悲しいんだもの……。
完成し切っているゲームなので、たぶん今後も末永く遊びます。

王国の道具屋さん

王国の道具屋さん

称号獲得のために、延々傭兵のレベルを上げていますが、作業が辛くなったので、平行して男の子主人公で2店目の経営もしてます。
2店目は、最初1日1回しかクエストに出掛けない、という制限プレイにしてみたのですが、あまり意味がない気がありませんでした。素材がないとどうやってもアイテムが作れないので、単に、プレイヤーである私のストレスが溜まるだけ(笑)。
初クエストでクマを倒せたり、5日目(クエスト5回)でレベル3「便利な道具屋さん」まで到達できたりと、初回プレイのノウハウが活きる局面はあったし、いかに無駄なく物を作って売り切るか、と考えるのは結構楽しい面もあったので、素材の代用等ができるたら、もっと遊びの幅が広げるゲームになるのかも、と思っています。

電波人間のRPG FREE!

メインシナリオ9「試練与えし光の塔」をクリア。
追加シナリオも続々配信されているというのに、どれだけ初期シナリオに時間を掛けているんだ!?と自分でもビックリしました。

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富士屋ホテル直営ベーカリー「PICOT」の「宮ノ下チーズケーキ」

私はチョコレート党ですが、割とチーズケーキも好きです。
そのため、このお店で有名なのはアップルパイだと聞きつつ、自分の好みでチーズケーキの方を買ってみました。

見た目通り、非常にオーソドックスなベイクドチーズケーキ。
ずっしり重たく濃厚なので、少しの量でもかなり満足感があります。でも後味はさっぱり。これは2種類のクリームチーズがブレンドされているための味わいなのかな。非常に控えめな甘さも、重さと合わせてのちょうどいい塩梅でした。
位置に寄って焼き具合の差異があって、濃い色の辺りはちょっと焼き過ぎのような気もしましたが、一つずつオーブンで焼いている以上、仕方ないですね。

アンディ・ウィアー著 小野田和子訳「火星の人」

【あらすじ】
火星探索チームの離陸直前、不慮の事故によりワトニーは砂嵐の中へ飛ばされ、火星1人に取り残された。4年後の火星探索船到着まで生き残るため、植物学者にしてメカニカル・エンジニアのワトニーは、限られた資材と知識を駆使して活動を始める。

映画「オデッセイ」の原作。映画予告を見て面白そうだと思った作品。
文庫の分厚さに一瞬怯みましたが、読み出したら面白くてあっという間でした。
なんといっても、ユーモアに溢れた軽い語り口が特徴。

ここ二、三日、ぼくはご機嫌で水をつくっていた。すいすいと進んでいた。(わかるかな? “すいすい”)

というソル37のログには、思わず吹き出すと同時に、原書はなんて書いてあるのだろうと思いました。
宇宙探索の専門用語も多数出てきますが、きちんと説明されているし、なんせ資材の種類は限られているので、理解できないことはありませんでした。

勿論、描かれる火星の日々が面白いのは、大問題が勃発しても、他人事のように俯瞰して分析し、冷静に対処していこうとするワトニーの精神と、彼のユーモア(たまに低俗)と反骨気質がいい味を出しているからです。
かなりお気楽に語る面もあり、火星での日々が一見楽しそうにすら見えますが、これはあくまで「ログ」という体裁なので、将来、仲間のクルー達が目にしても心を痛めないよう、ある程度道化を装っているのだと思いました。
ワトニーの生存に、地上が気付いてからがまた面白いところ。
地上側(NASA)のヴェンカトも個人的に好き。その他も、無意味な横槍をするような人間がおらず、真摯にプロジェクトに取り組んで行くので、物語の進行に集中できるのが良かったです。

現在地:運命とともに・クリア→終焉→カーテンコール
終焉の予言へ向かって突き進んで行くので、ベルベット編からそのまま一気に「終焉」エンディングまで突入しました。

ベルベット編の最終ステータス。

ベルベット

これまでの展開では、オーダインの娘たちばかりが取沙汰されていて、イングヴェイとの関わりは見えなかったのですが、ちゃんと父と息子の関係も折り込まれていて、無駄のない物語だなと感心しました。

こうもやすやすと侵入者を神殿に入れる

この台詞は、もっとも過ぎて笑っちゃったけれどね! 死の国は一度入ったら出られないと言われているのに、オーダイン筆頭に全主人公気軽に訪れるのだから、女王はもっと怒っても良いですよ。

「終焉」は、クロイツ先生の解釈通りに戦いました。でも時系列イベントツリーを見ると全員分、別のルートがあるみたいですね。あのボスラッシュを5パターンやるのかと思うと、いささか面倒ですが……。全キャラ、魔法薬を大量に作ってしまうか。

1章 6つ目の獣vsコルネリウス
この時点では、コルネリウスが縁のガロン王ではなく、イングヴェイという選択肢で本当に間違いないのか心配になりつつ戦闘へ。
イングヴェイは間違いなく引き金の一つを引いたけれど、メルセデスに対する面倒見の良さを見ているし、やることすべて裏目に出てしまっているものだから、憎み切れない可哀想な子供だと思います。

2章 冥府の王vsオズワルド
ガロン王自身が戦闘前に「血縁でないと倒せない」とフラグを建ててくれたので「あっ(察し)」という境地を実感しました。
オズワルドとガロン王の戦いで明かされた過去が外道で驚きましたが、最後にメルヴィンの株上げもあって、オズワルドとしては救われるエピソードになっていて、5戦中唯一良かったと感じました。

3章 灼熱の化身vsメルセデス
ダーコーヴァの秘術の問題や、「終焉を生き残る人間は、新しい人類の始祖となる男女2人」というクロイツ先生の解釈に従う以上、メルセデスとイングヴェイが結ばれないことは予想していたけれど、メルセデスが大地に還ってしまうとは思ってもおらず、衝撃のラストでした。
サイファースキル「ブリューナク」発動時に生える樹が世界樹ではないか?と、無駄に「ブリューナク」で戦ってみたりしたんですが、そういう事ではなかったんですね。

4章 結晶炉vsベルベット
本体へのダメージの入れかたがなかなか分からず、面倒な増援も沸くし、頼みの魔法薬も使い難い位置だから鎖で殴り倒すしかなかったりと、長期戦になりました。
そしてこの戦いの後の時点で、バッドエンド直行か!?と焦ったのですが……

5章 最後の竜vsグウェンドリン
ちょっと意外な、ボスが積極攻撃をしてこない最終戦でした。
あれほど巨大なレヴァンタンからすれば、虫が飛んでいるな、くらいの感覚なんですかね。

すべての戦いを終えて、呆然としている中、アリスが喋ったことにまず衝撃を受けました。
思わず「しゃ、しゃべったー!」と私も声を出しちゃいましたよ。

屋根裏部屋

そして、物語の続きとスタッフロール、カーテンコールへ。
青い鳥は、グリゼルダだったのですね。ずっと、グウェンドリンの心だと思っていたけれど、妹を心配して寄り添っていたのかと思うと、その姉妹愛に感動しました。オズワルドにも見えた理由に納得できました。

結局、三賢人の捨て台詞と裏腹に、サイファーにフォゾンを溜め込んでいたのが良かったんだ!と分かる展開は熱くなったし、バレンタイン王の掛けた呪いが「プーカの呪い」だったことはビックリしたけれど、そのお陰で「生き残る人間は2人」という枷から外れて、コルネリウスとベルベットも生き残った(そして未だにコインを集めている)と思うと、良かったのかもしれません。他のプーカたちが生き残った可能性も見えたし、となればミリスとブロムと再会する未来も想像できますものね。

いや、面白かった! ほろ苦い、哀しいお話だったけれど、満足しました。
前述の通りシナリオが埋まっていないし、クリア後特典も開放されたので、もう少し遊んでから総評とします。