• 2010年登録記事

久し振りに「マリア様がみてる」の続きを読みました。

  • 薔薇のミルフィーユ
  • 未来の白地図
  • くもりガラスの向こう側
  • 仮面のアクトレス

実写映画化の報と、祥子・祐巳編完結を知って、再読開始。
前に読んだのは「特別でないただの一日」なので、途中が数巻抜けていますが、後の巻で必要な情報はそれなりに補完されているため問題ありませんでした。でも、いつの間にか乃梨子・瞳子・可南子が仲良しトリオになっていたことと、祐巳が随分柏木を嫌いになっている事には驚きました。
歩みがもの凄く遅いのは相変わらずですが、それだけ主人公の心理描写を念入りにしているのだなと理解しました。
由乃の暴走っぷりはあんまり好きじゃないのですが、菜々が入って黄薔薇姉妹の関係に緊張感が入ったのは嬉しいなと思います。
瞳子が妹になるのは確定路線にしても、これだけ周囲から孤立しちゃってる彼女では、また周りから突つかれそうに思いますが……。

アップデート版が到着したのに遊んでいなかった「砂に埋もれた遺跡」へ侵入。
……の前に、アンマルチアの鍵と、階級章のディスカバリーを発見。折角発見しても、スキットがないのが寂しいです。二周目はスキット発生タイミングに気を付けたいですね。
最後の仕掛けは「3色光が1本に被ると、それまでのセット内容がリセットされる」と言う仕様がかなりきつくて、攻略本に頼ってしまいました。
その後の闘技場は、ノーマルなのにかなり激戦でした。いきなりエレスブレイクになって、3人から必殺技を叩き込まれたのがキツかったです。

と言う事で、二周目始めました。
グレードはクリア200、称号573、スキル187、ブック300、サブイベント315、コンボ119、テクニカル155、エクストラ572、大量撃破72、武具17で、計2510点でした。
クリア時点では計1144点だったので、倍以上に。ゾーオンケイジ制覇のグレードがかなり効いてますね。
あまりに点数があり過ぎて、逆に悩みましたが、下記の引き継ぎ特典を獲得しました。
称号、エレスポット、ガルド、スタンプ、使用回数、ブック、戦闘アイテム、薬草成長、経験値5倍、SP3倍、アイテム入手率2倍、エレスポット性能アップ、CC+2、性質解放、エナジー+500、HP+1000
これだけ引き継ぐと、ハードでも全然余裕ですね。青年期になったらイヴィルにしたいと思います。グミは間違って使わないように、全部売っちゃいました。

現在地は、まだスタート直後で、西ラント道から戻ってきたところまで。
取り敢えず前周で見逃した期間限定イベント(シェリアのお見舞い)をチェックしました。やっぱり病気は回復術では治らないんですね。でも痛み止め的な効果はあるのか。
アップルグミをくれる時の台詞が、典型的なツンデレで笑いました。幼年期シェリアって、容姿も言動もすべてが可愛いですよね。
一回目の戦闘で直ぐ落魂珠が入手できたのですが、これって前周の敵撃破率が引き継がれているんですかね? ブックかしら。

日誌のタイトルに悩まされます。

現在のデザインでは、「最近の記事」の表示を右側のナビゲーション内に収めているため、ちょっと長いタイトルを付けただけで二行目に至ってしまうのです(今日のグレイセス記事のタイトル参照)。
本当は日付表示もしたいのですが、文字制限がネックで二の足を踏んでいます。
勿論、対策のため、以前同様「最近の記事」を記事表示スペースに持って来ようかなぁとは考えています。しかし移転の際そのデザインを敢えて止めたことには理由があります。インデックスでは「最新の記事」がリスト表示されて良い反面、二頁目以降では「最新の記事」表示が出ないようにしたいのです。しかしどう弄ったらこれが可能になるのか、が分からず中断したままなのでした。

参考にしようと思って世のブログを見直してみると、大体9割の確率でナビゲーション内に「最新の記事」がありますね。
それなのに、タイトルが二行に渡っている方はあまりいない……。精々日付が二行目に落ちる程度です。
私、タイトルが長過ぎるんでしょうか? 小説に付けるタイトルはさほど長くないと思うのですが、日誌だとゲームタイトルや公演名を正式名称で書くのが原因かしら。
でも、後から見直した時に分かり易いので、出来る限り正式名称で書きたいのです。

せめて、二行に渡っても見苦しくないような表示にしておこうかな……連休が終わる前に、デザインを弄ってみようと思います。

青山界隈をウロウロしてきました。

お昼はキハチイタリアン・SELAN。
実は以前も利用した事があるのですが、その時はほかに話題があって日誌に書かなかったので、今回初登場ですね。
良い天気なので銀杏並木に面したオープンテラス席に陣取ってみたところ、新緑のイチョウは見物でしたが、葉などが舞い降りてくるので結構苦労しました。
料理はそれなりのお味で、量も適当なので、まぁまぁの内容かなぁと思います。
しかし今回、料理が出て来るまでかなり待たされてしまい、ちょっと店員が足りてないのかなと思いました。

お茶は、表参道まで行ってヨックモック本店で。
ヨックモックの店舗では扱っていない生ケーキが食べられます。マカロンでクリームとフルーツをサンドした「マカフル」を食べました。正直、食べ難かったです(笑)。でも意外と美味しかったです。後から気付いたのですが、アンリ・ルルーのガトーもメニューにあり、そちらも少し気になるところでした。
珈琲・紅茶にはヨックモックの代名詞的なお菓子、シガールがお茶請けとして一緒に提供されて、ちょっとお得感でした。

宝塚花組「虞美人」11:30回観劇。
東京宝塚劇場の公演開始時間が遅くなってから、初めての観劇。朝はゆっくり出来て良いですが、夕方の回だと終わりが遅くなってしまうのが悩みどころですね。

項羽@真飛聖は、ずっと熱を発する役で大変そうでしたが、さすがの熱演。
個人的に、史実上の項羽と言う人物自体は如何なものか、と思うのですが、トップの役としては一本気の曲がれない男として巧くまとめていたと思います。
虞に惚れ込んでるのが可愛くて、「がおー」のシーンは笑っちゃいました。

虞美人@桜乃彩音は、とにかく夢々しい美しさ。天女のようでした。これが退団オーラと俗に言われている輝き?
声も、いつもよりまろやかに感じました。時々キンと響くのが苦手だったので、これは嬉しい最後の変化でした。

劉邦@壮一帆は、キャラが馬鹿過ぎるのでは……と最初戸惑いましたが、威と出会って以降は苦悩があり良かったです。
威との歌で、最後のフレーズがマイク切れちゃうミスがありましたが、二階でも無事聞き取れました。あの台詞があるとないとでは、印象が違いますよね。

韓信@愛音羽麗は、久し振りに男役を見ましたが、凄く格好よかったです。骨太な役が似合いますね。
私的に、今回のビジュアル大賞です。

軍師は二人とも素晴らしい演技でした。
まず、范増@夏美ようの老軍師っぷり。最期のシーンは、メイクを変えているのでしょうか? どっと老け込んで疲れ果てた様子で、涙を誘いました。
そして、張良@未涼亜紀。軍師らしい醒めた瞳で最高でした。役としても非常に美味しいですね。史記だと、反間の計は陳平が出すようですが、舞台では張良が范増を陥れ、その策に自身も痛みを感じている様子が良かったです。もう少し(脚本が)二人の関係を深く描いてくれたら、ここは名シーンになっていたかも知れません。

呂妃@花野じゅりあは、この手の役は最早お手のものでしょうか。虞を嘲笑いながら、同時に泣いているような芝居に震撼。ただし、太王四神記での役と同じ系統過ぎて、本人的には損してるかも知れませんね。
プロローグの恨み言シーンは、丸々割愛しても良いと思います。

不安だった桃娘@望海風斗は、意外に可愛くて「アリ」だと思いました。声がしっかり娘役声になっている上、男役に合わせて身長を調整する膝折も習得済みで、凄い技術力でした。

と、上げてきましたが、結局良かった所が、これらキャストの熱演しか思い付きません……。
以下、辛口です。

全体にエピソードが継ぎ接ぎ状態だと思います。群像劇にしても散漫。話や人の繋がりが分かれば、もっと面白かったはず。
「項羽と劉邦」は読んでおくべきだったかなと反省。たぶん、予習をもう少ししていれば、脳内補完で楽しめたのでしょう。でもそれって、観客がわざわざ行うことでなく、脚本・演出で明確にすべき点ですよね?
鴻門の会や広武の戦いはちゃんと盛り上がったのですが、それでもどこか物足りないのは、幾度かある戦いのシーンが斥候の報告ばかりで、まともに戦闘描写していないからだと思います。
広武ですら、やっと戦いの踊りだと思ったら、音楽が典雅な曲調に変わってしまって、勇猛さが欠けるように感じました。
全体に深刻さが薄いのかも知れません。
例えば、項梁、懐王の死がどちらも台詞で消化されたこと。そして項羽の最期のシーン、襲いかかろうとして退いてしまう兵たちのやり取り。ここはコメディ?と思うくらい演出が軽くてがっくりしました。
演出の穴を熱演が埋めるのは常とは言え、それなら「シャングリラ」の方がキャラの見せ場はあるし、盛り上がるダンスシーンが複数あって、面白い作品だったと言えます。
役名が付いているだけ、正塚先生作品よりキャラが多いと思いましたが、衛布以下は影が薄く印象に残らないので、結果は同じことでした。
(連れのライトファンは、注目してる中堅生徒の出番の少なさに凹んでました)

あとは細かい事を思い付いただけ。
群衆のシーン、コーラス揃っていて歌としては綺麗でしたが、もっと群衆らしいごちゃごちゃ感があっても良いなぁと、欲張りな事を感じました。
宋義の稚児・紅林と、男児のふりをしている桃娘が同じような格好で、連れは同一人物だと思っていました。私が脚本を書いたら、紅林は存在ごと割愛するかも。張良の童歌の策は、紅林がいなくても示せますよね。
懐王を殺せと言う范増先生の名を騙った策、張良にはめられた事が分かりにくいのですが、そういう解釈で良かったですよね?
短いフィナーレには不足感を感じたのは、本気でショーが好きになった証拠と見て、私も一人前の宝塚ファンを名乗って良いでしょうか。
でも男役による群舞は良かったですね。チケット代分の価値を見出しました。
娘役が一人で踊り出すデュエットは初めて見ました。さよなら仕様? リフトが豪快で、迫力がありました。
パレードの羽は、写真で可笑しいと思っていましたが、実物を見ても微妙でした。雉羽の生え方がアンバランスですよね。

前述の軍師シーンや、四面楚歌で虞美人に嘘を吐く項羽とか、要素では純粋に好きな点もあるのですが。
項羽と劉邦のスペクタクルだと期待していたから、拍子抜け、が正しいかも知れません。どちらかと言うと、たおやかな作品なんですね。
「赤いけしの花」は、単体で聞いた時は良さが分かりませんでしたが、シーンと合わせて聞くと良い曲であることがよく分かりました。