• 2011年04月16日登録記事

「最終封印」戦闘描写をテーマにしたキャラ語り、いつの間にか第7弾です。

OVAだとテセアラ編4巻おまけアニメで「これからは私も戦う」と宣告したコレットですが、「最終封印」では1話(ヴィーダル戦)から秘かに戦闘参加しています。
また、38話で待っている封印開放のボス戦ではコレットの参加が必須です。それは、封印を守る魔物は神子を優先的に狙うよう設定されている、と言うことを示していると思います。そもそも封印戦とは、クルシスの輝石に神子の恐怖心を喰わせるための演出ですから、後方で隠れている訳にはいかないでしょう。
クラトスが37話で「レデュースダメージ」をまず伝授したのは、その為でもあります。
そう言う訳で、あまり戦いに向いていない彼女ですが、再生の神子として生まれた以上、否応無しに戦いの場に引き出されます。そして責任感の強い彼女は、最初は足手纏いにならないよう、その内皆を助ける為に戦闘についても努力する筈です。

と言う事で結論から語り出しましたが、原典に戻ってコレットの戦闘能力を考えてみます。
シンフォニアのゲームバランスで一番不思議だったのが「コレットが回復役でない」ことでした。多少成長すれば回復術を覚えるだろうと思っていたのに、使う機会のないメガザル技「リヴァヴィウサー」だけとは大いに驚きました。
移動が水平移動で妙な操作感な上遅いことと、間合いが取り難い独特のリーチも、正直言えばマイナス点。
それに加えて離脱期間があるため、愛がないとテセアラ編以降は固定の戦闘メンバーにし難いです。
しかし辛抱強く使ってみると、意外と良い技を持っています。ヒット&アウェイで巧くチャクラムを当てられるようになると、状況に応じた技の使い分けが楽しいです。間合いが大事なので乱戦は不向きですが、一対一の闘技場制覇はそこまで苦労しないキャラでした。

さて、ゲームであれば、投げたチャクラムは手元に戻ってきますし、ピコハンは無尽蔵に出てきますが、「最終封印」は予め用意した分を投げ切ったら終わり、と考えています。
旅の途中ですし、投擲武器にしては大きいので持ち歩く数は3本程度でしょうか。投げるのでなく手に持って戦う使い方もありますので、そう多くは持たないだろうと思います。
もし投げる場合でも、あまり器用でないコレットが動く的に命中させられるのか疑問ですので、最初のうちは慎重に狙い定めて放って貰う予定です。

コレットの肉体的な能力は極普通の少女そのままですが、天使化に従って強化されていきます。
但し、腕力の強化が行われるのは恐らく完全天使化の時だと思います。何故かと言えば、もしそれ以前に腕力が強化されていた場合、第三の封印で感覚を失ったコレットがモノに触れると悲惨な事件が起こる筈だからです。
そもそも、前述のクルシスの目的から考えると、直接戦闘に役立つ能力向上は最終段階までされないと考えられます。
視力の強化がされた時点から、チャクラムの命中率が突然上がるなどの特典はあっても良いと思いますけれどね。

天使術は、言ってみれば最強生物兵器の技なのですから、一撃必殺の技でないと納得し難いですね。それぞれ派手な使用演出をしたいものです。
ただし、完全天使化する前の段階では、肉体疲労(TP消費)が激しく連発できないとして、シルヴァラント編の戦闘バランスを抑えます。
なお、火の封印を開放すると天使術習得に加えて翼を得るのに対し、第二の封印の特典は何もないので、「エンジェルフェザー」習得を一つ後にさせようかなと考えています。

完全天使化後は、パーティ内最強キャラになってしまうのは設定上致し方ありません。
しかし幸いと言うべきか、言動を見ていると当人が肉体強化に気付いていないので、天使としての有効な戦い方をしないまま終わりそうですね。投擲の殺傷力は得物自体に影響されるので、多分直接殴った方が良いんじゃないかしら(笑)。

しかし、コレットと言うキャラクターを一番特徴付けている要素は、なにより「ドジ」だと私は思っています。
戦闘中にも要所で「幸運なドジ」を発揮させるのが、実は一番楽しみだったりします。