• 2012年06月登録記事

明日は、5年間見つめ続けた夢の存在が消える日。

1年前の今頃は、2011年12月公演「クラシコ・イタリアーノ/NICE GUY!!」で退団すると思っていました。2012年2月に中日劇場で主演公演があると公表され、まだ退団しないのだと分かっても、いざ実際に公演が始まったら退団をイメージさせる舞台内容に、ある意味でこれは退団公演なのだと思って通いました。
そして、千秋楽の翌日2011年12月26日、ずっと覚悟していた退団予定が発表されました。

それからあとの半年は、「ボーナストラック」のような凪いだ気持ちでいます。
トップスターのファンという貴重な生活を体験したし、予想外の任期に幸せな公演が幾つもあって、不満を言ったらバチが当たるくらい、物凄く幸運なファンだったと思います。

昔からのファンの方の愛情深さや思い入れには適わないし、そもそも友の会にすら入っていない私が会場に潜り込むなど出来る筈もありませんが、なんとか中継チケットは確保できました。
男役「大空祐飛」最後の日。
泣くより、笑ってお別れしたいなと思っています。

ようやく、DLC専用マップ・死者の宮殿B101階に辿り着きました。
25〜50階をショートカットしたほかは、レアアイテムの確保もある程度狙いつつ降りてきたので1戦に時間が掛かって、1周目より歩みが遅かったような気がします。
しかも、パーティの平均クラスレベルが28ということもあり、折角入手したレアアイテムが装備制限に引っ掛かってばかりで、達成感に欠けます。装備制限がないSFCオリジナル版のWTシステムはよく出来ていたなぁと改めて思うばかりです。

ところで、折角また死者の宮殿に潜るので、ファイアクレストを入手するつもりだったのですが、先にサン・ブロンサ遺跡に行く必要があったのですね。四風神器が足りないので、あと1回死者の宮殿に潜らなければなりません!
自分の計画の杜撰さにほとほと呆れます。
まぁ、取り零しているレアアイテムもあるので、どのみち死者の宮殿との付き合いは終わらないと思っていたのですが。

ちなみに、ちょうど100階を超える辺りで、プレイ時間が100時間を超えました。縁起が良いのか悪いのか……。
なんにせよ、ここから先は未知の領域です。

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「テイルズオブシンフォニア THE ANIMATION 世界統合編第2巻」を視聴しました。

OVAシリーズは、テセアラ編でいったん独自路線に舵を切りましたが、結局ゲームの展開をなぞることにしたようですね。
前巻同様、ゲーム(ファンダムvol.2含む)の台詞が多々盛り込まれていました。
すべてのキャラクターに一応の見せ場も用意されていて、各ファンにだいぶ配慮していたと思います。

好意的な感想は以上で、以下は辛口です。

正直なところ、30分視聴して、良かったと思ったシーンはコリン(ヴェリウス)登場の瞬間のみでした。
脚本と演出、そしてシリーズ構成については、世界統合編1巻先行上映会以来、良いところ探しができません。
私はOVAについて、公式ライセンスの二次創作だと思い、楽しむ方向で観ているのですが、公式ライセンスで作っている以上、監修はちゃんとして欲しいと思います。もっとも、ゲーム版スタッフでも、作品やキャラクターの本質を理解しているのは実弥島氏だけなのかも、と最近は思います。

なお、親子一騎打ちがないこと自体は、物語展開のひとつとして受け入れました。その分、3巻では親子の会話があると信じています。
最後に、これまでのネガティブな気持ちを吹き飛ばすような大団円がくることを願いつつ、視聴感想でした。

OVA「テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION」世界統合編 第3巻が発売延期決定。
http://www.ova-tos.com/news.php#120622A

当初の発売予定日:2012年7月25日
   ↓
変更後発売予定日:2012年10月24日

通販サイトの発売日も変更されていました。
なんと、3ヶ月の遅れです。おそらくアフレコは終わっている状態だったと思うのですが、今から大幅に作り直しなのでしょうか?
世界統合はそう簡単にはさせないぞ、というユグドラシル様の意志でしょうか。

宝塚宙組「華やかなりし日々/クライマックス」18:30回を観劇。
舞台上の生の大空氏、見納めです(ラストデイは中継参加)。

公演初期より、どの生徒も役や歌を自分のモノにして巧くなっているのが目に見えて分かりました。生の舞台の面白さを改めて実感です。
特にショーのワンシーン「ローズ・ラメント」は緊張感が一層張り詰め、私の笑いたくなる気持ちも消えました。総踊りになってからは長過ぎるとは思うけれど、好きな場面になってきました。
あと前回書き忘れましたが、星吹彩翔がロケットダンスの時に女性的な動きをしていたので驚きました。いつもは男っぽく直線的に踊っていましたが、ロケットは少女の雰囲気を出す為に軟らかい曲線の動きで踊るようにしているのかと思いますが、だとしたら凄い役者ですね。

黒燕尾で揃えた男役の群舞の頂点に立つ大空氏を観ながら、男役としてここまで極めたか、と思いました。
ファンゆえの特別視だ、との指摘は甘んじて受けます。
実際、オフの素顔が男らしいとは思わないし、彼女より「野郎っぽい」と感じる男役も存在します。
なにより、ミュージカル俳優としては歌唱力やダンス力など諸々のスキルが不足している人だと何度も思い、書いてきました。
けれど、あらゆる男役の系譜を飛び越えた自分だけのスタイルを作り上げたのは間違いありません。
ダンスが巧い生徒は何人もいるのに、黒燕尾の群舞で一番美しかったのは彼女でした。恐らく、男役として自分を最も美しく見せる型がある。それは、指先、視線の動きと言った細かいポイントの積み上げなのかもしれませんが、その20年かけて探求し続けた結果を、いま実際に目の当たりにしていることに感動させられたのでした。

……そう思わされるあたり、この人は観客に勝手に妄想を抱かせる「余白」作りも巧い人だったなぁと思います。