• 2011年10月26日登録記事

【2幕8場 パーティー会場】
試写会は成功。怪我をおして壇上に上がったルディは会衆に“ルドルフ・ヴァレンチノ”がジューンの創作した人物であることと、彼女への想いを告白する。ジューンもまた、どの役よりもルディ自身が好きだと応え、2人は祝福される。

まず、口々に試写の感想を語る客たちが登場しますが、星吹彩翔が言う「クラブ21でマフィアとやり合って」云々の台詞、DVDだと、彼が数分前は悪い笑顔を浮かべてリンチに加わっていた姿を観ているので、別の役と分かっていても笑ってしまいました。

このシーンを観ていると、アリスとジューンも単なる仕事上の知人ではなく、ジョージも含めて3人で友人関係にあったのではないかと想像させられます。
ジューンと、彼女の夫と、ジョージと、アリス。この4人が恐らく大学時代の友人だったのではないでしょうか。
少なくとも、ジョージはジューンの結婚と別れから知っていて、ずっと彼女を愛し続けていたのだと私は思います。女性としても、友人としても。だからこそ、このシーンで壇上のルディが彼女について話す間、斜め後ろから優しく推移を見つめているのだと思うし、そんなジョージが映り込んでいるのが嬉しいです。

そしてルディの方は、ジューンを取り戻すことで「ヴァレンチノ」である自分を受け入れられたのですね。
ジューンこそが「ルドルフ・ヴァレンチノ」という虚像を作り上げた張本人なのですが、それは青年ルディを愛するからこその二次創作なものだったのだよな、と想います。
二次創作と言うのは、オリジナルが好きだからこその妄想炸裂ですから。

あ、後ろにある食事は普通に美味しそうでした!

【2幕9場 パーティー会場のロビー】
記者会見のため、ルディはジューンを先に帰す。「チャオ」と笑顔の一言を残して。

観劇時は、大体次のシーンになってから泣かされていたのですが、DVDでは「チャオ」の瞬間に涙が込み上げてしまいました。
ルディの満面の笑みと、ジューンの瞳から零れる幸せの涙。
この一瞬だけにしか存在しない、幻の時間。その儚さに泣かされました。