• 2008年01月06日登録記事

ゼロス30題「雪」――ですが、こんな話を書くつもりはなかったのです。

冬コミの待機列に並んでいる最中に携帯で打ち始めた時点では、もっと短いエピソードになるだろうと予想していました。そもそもは、ロイドが突っ込んだところで終わりでした。
しかし書いてみたら全然オチがついていないので、着地点を目指してずるずる書いている内に小道具まで出て来てしまいまして……
何も考えずに書くとこうなる、見本みたいな作品です。
同じ長め+小道具系のゼロス題でも「好き」はちゃんとプロットを立てて書いているから、最初から最後まで一貫してるのですが、今回はふらふらと書いた後になんとか辻褄を合わせた痕がちらほら見えます。
前半部分に幾つか軽いエピソード(リーガルに窓のない酒場を教えてもらったが宿から出るのが億劫だ、等)があったのですが、余りにまとまりが悪いので消えました。
それにしても、ゼロス題に対してロイドは登場しやすくて、少し困ります。多用してしまってます。残りのお題はなるべく他のキャラを使おうと思います。

せっかく作品に出したので小道具の話を。
雪うさぎは、最初は「露店で買った」と言う形だったのですが、仲間にお守りとしてプレゼントするならロイドは作るような気がして、最後に変更。その点はキャラを汲めたかと思います。
このアイテムを使うのはコレットに悪いかなぁと思いましたが、ロイドは勿論コレットの分も心を込めて作ってくれた筈ですので、彼女なら喜ぶかと思います。当然、ロイドが持っているのは彼女が想いを込めて送った雪うさぎなわけですから。
ちなみに、ゲームでロイドがコレットから貰う雪うさぎは、観光客お土産用の樹脂製か何かだと思ってます。最終封印でもこの辺のネタを出そうと思っているのですが……。あぁ、早く雪見シーンが書きたいです。十年くらい後のことかな。