• 2010年06月16日登録記事

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写真集「I'm here」発売。

個人的には、大空祐飛の写真集と言うより、写真家蜷川実花の写真集で、モデルが大空祐飛である、と言う印象を受けました。
普通の写真集が割と素顔重視なのに対して、厚塗りメイクに派手な衣装で、雰囲気がコスプレっぽいのが要因でしょうか。同じ写真家の手による水夏希写真集も独特の雰囲気でしたが、日常を離れた非日常の光景程度でした。今回はそもそも世界が違う感じ。
過去一年に演じた役を彷彿とさせる写真の合間に、プライベートスナップ風の写真が挟まっている構成も、そんな効果を狙っているのだと感じます。
写真集が出ると聞いて想像していたものとはだいぶ違うけれど、そんな予測の付かないところに脱帽です。
また、撮影時期が広い期間に渡っているためか、シチュエーションによって別人のように感じるのが面白いですね。
特に、表紙でも使われている「銀ちゃん」イメージの写真は、一度観た役なのにまったく知らない表情をしていて、これは既に演じた花組の銀の字ではなく、これから演じる宙組の銀四郎なのだ、と思わされました。

以下は、ざっとした感想。
プライベートショットのメイクがもの凄く「女の子」で吃驚。表情が柔らかいです。
ソラ@シャングリラ風扮装。全身写真は、小物がゴチャゴチャし過ぎなのと、腰の位置に変な布巻いてるせいでスタイルが悪く見えるのが残念でしたが、寝転がってるパターンはどれもお気に入り。
リック@カサブランカ風スーツ。でも、かなり若い雰囲気です。このストライプスーツの写真のページは、全部お奨め!
続いて、ファー付き衣装。元ネタが謎です。シチュエーションはリックの続きのようですが、薔薇の花を散らしちゃったりしてセンスがゴシック調。この写真は殆ど伏目ですが、目力の強い一枚があり、ドキっとします。
ホゲ@太王四神紀風扮装。特徴的な鎧の衣装ですが、最初にこのページを開いた時は、「セフィロス@FF7!?」と仰け反りました。
なぜか鬘が銀髪混じりのストレートで、目元を完全に墨で塗り潰したもの凄いメイク。もしかすると、茨木要素を加味してるのかなぁ……。とにかくメイクが特殊過ぎて、インパクト大。私としては、このメイクだと表情が一定になってしまうので、普通のお化粧で見たかった写真です。
倉丘銀四郎@銀ちゃんの恋風扮装。やや黒塗りに見えるメイクです。最後は銀ちゃんらしい柄×柄扮装で渋谷の街を歩き回ってるところを撮影したもののため、作っていない変顔ショットが結構あります。この格好をして渋谷で撮影だなんて、私なら絶対拒否だけど、本人的には面白がってやってそうな雰囲気を写真から感じました。