• 2011年10月登録記事

「シルエットミラージュ ~リプログラムド ホープ~」を少しだけ触ったので、雑感です。
→シルエットミラージュ ソフトウェアカタログ

まず、起動するとアニメOPが始まるのですが、尺は長いし綺麗だしよく動くので驚きました(ダウンロードサイズが152MBだったので、そんなにムービーがあると思っていませんでした)。
更に、内容をまったく知らなかったので、ビルなどが立ち並ぶ意外と現代な世界観にも驚かされました。操作説明書を読んでみたら、未来世界だったのですね。パッケージの印象から、ファンシーなファンタジー物だと思い込んでいました。
キャラクターたちは独特の尖ったデザインですが、愛敬があって可愛いです。
プレイヤーキャラであるシャイナは少女型なのでしょうけれど、ドットだと少年のようにも見えて、可愛さとクールな格好良さが共存している辺りが、いまだに古びない印象を作り上げてるように思います。

ゲーム本編に関しては、操作がちょっと複雑ですね。
向きによってシャイナの属性が変わるため、敵との位置関係を変えつつ攻撃しつつ弾を避けると言う3要素を同時にこなす必要があります。そのため、1対1のボス戦より、1対多の雑魚戦が意外と厳しいです。先に進めばボスも難しくなるのでしょうけれど……

あとは、アクションが多彩すぎて覚えられません。局面に応じて、アクションを使い分けられたら楽しいのだろうなと思いつつ、ショット、バリア、ダッシュしか使えてないアクション音痴です。
特にPSPの場合は、L2・R2ボタンの操作がしにくいので、このボタンが必要な操作はなるべく行わずに済ませたくなります。

なんにせよ、アクションゲームは「慣れ」が重要なので、遊んで覚えていきたいですね。
ポケモンをクリアしたら、腰を据えて挑戦しようと思います。

現在地:Chapter 10
遠征に行って、帰って来ました。

大体1〜2ダンジョンでChapterが終わるのに、Chapter6は長くて大変でした。しかもその間、プクリンとベラップに話を聞いてもらえず、余所者のドクローズの方が信頼されてる感じが辛かったです。
ベラップは人の話をもっと聞くべきだと思います!
その分、途中でメンバーからフォローが入ったのは凄く嬉しかったです。
結局、ドクローズが悪人だったことは主人公チームとプクリンしか知らないまま終わってしまったので、悶々とした気持ちが残りました。

遠征出発の振り分けは、なぜ一番若手のメンバー3人を1グループにするのか謎ですが、ビッパは凄く良い奴だなとつくづく思いました。
グラードン戦は手持ちの「オレンの実」「ふっかつのタネ」が尽きて不安になりましたが、途中から攻撃対象が主人公に変わったので耐え切る事ができました。「ヤドリギ」の技は絶対外せませんね。

仲間は、カブトを3番目に固定して、依頼の都合等で入れ替わる4番目には新たに仲間になったムックルを置いてみました。ムックルは攻撃力はあるのですが、ちょっと打たれ弱いかな。カブトの防御力の高さと比較してはいけないと思うのですが、仲間の1人でも倒されると強制脱出なので、仲間には防御面の優秀さが欲しいところです。
仲間のAIがあまり賢くなくて、既に補助効果が掛かっているのにもう一度補助技を使われるのが気になります。補助技と攻撃技を合体させておけば無駄がなくなるかな?
あと、移動は「いっしょにいこう」にしているのですが、ときどき主人公と離れて変な動きをすることがあります。いまのところ法則性は不明です。
ボス戦は「まよわずすすめ」に変更すると、ちゃんと戦ってくれるみたいです。

同じポケモンも再度仲間になるのですね。
アノブスが連続で6匹も仲間になって、以後はさすがに断るようにしました。
その他、今回の冒険の間に仲間になったポケモンは下記の通りです。
ムックル、カラナクシ、リリーラ、ウパー、ドジョッチ、ワンリキー、キャタピー

ミュージカル「サイド・ショウ」12:00回(初日)@シアター1010。
http://www.sideshow.jp/

ブロードウェイ・ミュージカルの日本キャスト再演。昨年の初演で評判が良かったので、チケットを取ってみました。
実在した結合双生児・ヒルトン姉妹の物語です。
非常に良かったです!
見世物小屋からボードビルの世界に挑戦し、スターとして成功して、恋もして、それでも結局世間からは「見世物」としか思われていないシビアな現実が突き付けられすべて失うラストは、重苦しく残酷で発散はできなかったけれど、色々なものを投げ掛けられていると思いました。
残念ながらあまり埋まっていない客席に、ショウビズの厳しい現実を感じましたが、こういう良作を絶やさず公演し続けて欲しいものです。

あとは、ヘンリー・クリーガー氏の楽曲が素晴らしかったです。楽曲の力を強く感じました。
歌唱力のあるキャストが揃っていたので、純粋に聞き惚れることができました。四季メソッドの方も多かったですが、この舞台では殆ど気になりませんでした。
名曲揃いですが、私としてはパンチのある「バケモノを見においで」や、R&B調の「奴らは悪魔」が好きですね。メロディが良いのは「サイド・ショウにさよなら」。双子の楽曲は、ショーで歌う曲も可愛いけれど、オフの2人が歌う曲が良かったです。
ちなみに、舞台上にバンドがいて、ちゃんと生演奏だったのも嬉しかったです。6人しかいないとは思えない音の厚みでした。音量調整が悪いのか、偶に歌声よりバンド音の方が前面が出てくることがありましたが……(苦笑)。

以下、キャスト評です。

ヴァイオレット@貴城けい
デイジー@樹里咲穂
まず特筆すべきは、2人の「結合」具合。
衣装や道具で固定したりはせず、ただ並んで立っているだけなのに、見事に腰がくっ付いていました。つかみ合いの喧嘩をしたり、2人が別の意志を持って動こうとする時の自然さと言ったら、2人が赤の他人である事実に驚くほどです。
それから、声の相性も良かったです。貴城けいはビブラートが強い印象だったのですが、意外にもとても素直な歌声でヴァイオレット役に合っていました。メリハリのある樹里咲穂もまたデイジー役にピッタリ。そして2人が声を揃えると、1+1に収まらない良いハーモニーが生まれていました。
……実は、出だしは周囲のキャストに比べると少し弱いと思ったのですが、舞台が進むに連れてエンジンが掛かったようで、どんどん魅力的に見えてきました。
部屋にバディとテリーが通されて姉妹が服を脱ごうとする時の、諦めを抱いた表情と淡々とした動きに、2人の見世物小屋の生活が忍ばれました。その後の夢を語る瞳が輝いていたから、スターを目指す姿は応援したいと思える、本当に魅力的な2人でした。

ボス@大澄賢也
胡散臭くて格好良い、見世物小屋のボス。
ダンサーらしい切れ味のある動きに加え、声にパンチがあって絶妙の配役だと思いました。

バディ@吉田朋弘
優しくて軽率で野心もあって、纏めてしまうと情けない男。歌はちょっと弱いと思いましたが、説得力のある演技でした。

ジェイク@吉原光夫
見世物小屋では「人食いの王」だったジェイクですが、普通にアメリカ生まれの黒人なのですよね?
声は良いし、1幕の時からヴァイオレットを愛していることがよく分かりました。ただ、ちょっとメリハリに欠けて、どの歌も同じ調子に聞こえちゃった気がします。

テリー@下村尊則
さすがに存在感のある役者でした。線が太く顔が大きい方が舞台では目立つという点からすると、身体的な面でまず一歩抜きん出いていますね。
「心の中で」の超低音には苦戦しているようでしたが、厚みのある気持ちのいい声でした。
役としては最後の最後で格好悪いことになるけれど、カーテンコールの度にデイジーの手を取ってはける姿は、本当の気持ちだったんだろうなぁと思います。