• 2012年02月09日登録記事

「テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ」体験版2種類を遊んでみました。
http://tb.namco-ch.net/

個人的感想としては、購買意欲に結び付く内容ではありませんでした。
いわゆる「無双ゲーム」なのですが、道がほぼ一本道で、特定の敵を撃破しないと先の道に行けないので、考える要素がなく、ひたすら○ボタンを連打している感じでした。
フィールドを走り回る自由がないし、見えない壁に阻まれるのは少々興醒め。
敵の雑兵は基本的に棒立ちで、一度交戦しても距離をあけてカメラを外すと、殆ど存在しないようになります。
雑兵がなにもなかった位置に突然出現するのも気になりました。恐らく、旗マークの敵が召喚しているのだろうと思いますが、人間ならせめて遠くから駆け付けるなどの演出が欲しかったです。
ウリの共闘システムも、スパーダ操作時のパートナー・ルカなどは、足が遅いせいか殆ど攻撃に参加して来なくて、あまり実感できなかったかな。

操作性もあまり、評価し難いです。
まず私の場合、術技がLボタンと○×□の組み合わせで発動するため、ハードケースから取り出さないと遊び難いのが減点。元々アクション様子があるシリーズなのだから、基本操作は本編シリーズと揃えても良かったのでは。
十字キーのカメラ移動も不満。キャラ移動は左スティックなので、カメラ操作をするとキャラが棒立ちになってしまうのです。
ゲージやステータスが多過ぎて、画面がゴチャゴチャして視界が圧迫されているのも気になります。その割に、ゲージに目が行き届かないのですけれどね。

唯一、グラフィックは遊んでいると気にならなくなり、ポリゴン造形が意外に巧く出来てる点は好感でした。
自キャラと敵の大きさの違いは違和感がありますが、これは分かりやすさなんだと割り切れました。
会話イベント時の顔グラも、充分綺麗だと感じました。但し、スキット画面の線の太さや描き込み具合がシリーズによって異なるため、TOS-RキャラとTOVキャラの会話などは、世界観がまったく一致していないのはご愛嬌でしょうか。

体験版は、まだストーリーと言うほどの内容が確認できませんが、一応導入の雰囲気はわかります。
先行で公開された「イノセンスR発売記念特別体験版」は、エミル&マルタと戦う「ストーリー/スパーダ」編、ユーリ&フレンと戦う「スペシャル/ルカ」編を収録。
本日公開された「通常体験版」は、エミル&マルタと戦う「シリアス/ジュード」編、カイウス&ルビアと戦う「コメディ/ルーク」編を収録。
歴代キャラクターのお祭りゲームですので、掛け合いを楽しむのがメインと思えば、触り部分でとやかく言うのは野暮ですが……。正直、体験版の面子ってあんまり面白くないような気がします。
また、各1つの出来事だけでも、ジュード編でバトル後の展開に「イベントを飛ばした?」と思わされた事や、ルーク編でのガイの姿勢など気になるところがありました。予約特典アニメの時にも少し触れましたが、ガイって、ルークを良い方向に導く気がないんですね。ルークを嗜めることなく、相手に謝るだけ。長髪ルークだから、実は嫌ってる設定なのかも?

1つは販促を兼ねているとしても、2種類の体験版を配信する広報努力は評価しておきます。