• 2018年07月12日登録記事

アクションゲーム「UNRAVEL two トライアル」を遊びました。
https://www.ea.com/ja-jp/games/unravel/unravel-two

アンラベル2 トライアル

毛糸で繋がれた二人のキャラクター(ヤーニー)を操作し、ギミックを解きながら先へ進むパズル的アクションゲーム。
本体験版では、オープニングからチャプター2「隠れ場」までプレイできました。
小品ですが、大手ゲームメーカーEAの開発だけあって、大変完成度の高い名作だと思います。

台詞は一切ないため、詳しい状況はわからないものの、導入が素敵です。

オープニング

難破して、命綱的な毛糸が千切れてしまった赤いヤーニーが、同じ境遇の青いヤーニーと出会い、お互いの毛糸を繋げて一緒に歩き出します。この時点で、協力しないと先に進めないゲームであることや、2人が繋がっていることに意味があるらしいことも伝わってきます。

ゲームとしては、アクションの腕前よりパズル要素の方が強いかなと感じます。
一方のヤーニーが障害物を抑えている間に、もう一方が先に進んで道を作る。

押すヤーニー

一方がもう一方を引っ張り上げる。

引っ張るヤーニー

そんな風に、1人プレイだけれど「協力」できるのが楽しいです。
(実際にそれぞれのヤーニーを別プレイヤーが操作する2人プレイも可能なようです)

毛糸で「橋」を作り、足場を渡す場面もあり、毛糸の丈夫さにはちょっと笑いました。

橋の上で押すヤーニー

常に2人を操作するのだと、単純に操作労力が2倍で面倒になりそうですが、ヤーニーたちは毛糸なので、まとまって1キャラクターにすることも可能。ジャンプアクションで移動するときは、この状態なら一気に進めて楽でした。

合体

アクション性は、私でもついていける程度。ヤーニーたちの動きがとてもスルスルしていて、思い通り動かせた時の気持ち良さは格別です。
トライ&エラーな箇所もあるけれど、死んでもその場から即やり直しになり、足場から落ちた場合の復帰ルートも用意されているので、やり直しのストレスはありません。
さらに、必要に応じて見られるヒント機能(3段階)も搭載されていて、パズルが苦手でもなんとかなります。

グラフィックには、不思議と郷愁を感じる空気感がありました。

グラフィック

物理演算が搭載された細密な世界を走る、ファンタジックな毛糸のキャラクターというギャップから生まれるものかもしれません。
また、光と闇の強い濃淡や、レトロなカメラファインダー越しのような画面作りもうまく機能している気がします。

非常に良くできているゲームだと思いましたが、残念な点もあります。
まず、1ステージがちょっと長く感じたこと。それから、チャプター1も2も暗いステージだったこと。

子供の幻影

特にチャプター2からは微妙に怖い様子の幻影が見えたり、触れると一撃死させられる黒い生き物が登場して、恐ろしく感じました。
前作はもっと明るいステージが多そうに見えたので、私としては前作の方が良さそうかな……。

しかし良くできたゲームであることは間違いない、と確信させる素晴らしい体験版でした。

UNRAVEL two トライアル終了