• 2018年07月14日登録記事

自分はアニメを観るの向いてないな……と思ったので、夏開始アニメは3本だけ視聴。

BANANA FISH

https://bananafish.tv

原作既読組。
視聴前は、あまりに偉大な原作への思い入れと、時代設定を改変するという話に不安が募り、観ない方が良いかと思ったのですが、よかったです。
変な感想ですが、ちゃんと「BANANA FISH」だった!と安堵しました。

でも逆に、現代化する必要があったのか疑問なくらい、原作踏襲だったので、変えない方がいいのに……とも思いました。
私が比較的「原作原理主義者」だということもあるけれど、そもそも現代を舞台にした時、アッシュ・リンクスという天才がストリートギャングで収まっていることや、ドラッグ関係の知識が薄いことに違和感があります。BANANA FISH=サリンジャーくらい、検索したら目にするでしょう。
そもそも、現代NYにこんなコテコテのギャングはいません。今やアニメも輸出する時代になったのに、日本人のNY観は80年代なのかとニューヨーカーに笑われそうです。
あと、ショーターによる襲撃の知らせが電話になったのは、現代設定からすれば自然だけれど、英二がショーターの顔を見ないで進んでしまったので、後日の出会いシーンが心配になりましたが、少なくとも1話は破綻してませんでした。
もし私が原作未読者なら、「完璧な導入話だった」という感想を書いていたことでしょう。

はたらく細胞

https://hataraku-saibou.com

教育アニメっぽい雰囲気を感じる、蘊蓄付きドタバタコメディ。
字幕もあるし、のんびり見るには適してる印象ですが、1話にして早くもマンネリ感があるのも、面白いところですね。
赤血球の仕事の遅さに関しては、彼女の責任というより、役に立たない地図だけ用意して新人を出動させる職場の問題だと思います。そのため業務改善の手を入れたくなりました。

少女歌劇レビュースターライト

https://revuestarlight.com

懐かしい「少女革命ウテナ」の雰囲気を感じる作品。
ミュージカルアニメの皮を被ったバトルロワイヤル系だという話は一応知っていたので、意外と普通の導入だなと思って見ることに。Bパートで超展開に突入して安心しました。
作画は綺麗だしアクションもよく動くし、過剰演出も好きです。エレベーターの動く範囲とか、唐突なキリンとか、ちょっとハズしてくるところも今の所笑える範囲。
髪飾りが本体(笑)な主人公・華恋が、私の苦手なタイプなのが辛いけれど、当面は視聴継続かなと思っています。