• 2011年04月登録記事

段々連載になりつつありますが、PSPのDLCから始まったトラブルの件。

昨日、観劇のついでに修理済PSPを抱えてPS Spotに立ち寄って来ました。気持ちは勿論「三度目の正直」。
が、またもPlaystation Networkに接続することができませんでした。これぞ「二度ある事は三度ある」。

接続エラー(80551021)

修理から帰って来たところなのに!? と一瞬泡喰いましたが、今度はサービス自体の障害だったようです。
http://www.jp.playstation.com/psn/state.html

仕方のない状況ですが、こうも連続して問題が続くと、縁がないような気がして心が挫けます。
取り敢えず、復旧したらもう逃がさないぞと言う気持ちの現れとして、プレイステーションネットワークカードだけ購入しました。どうか無駄になりませんように……

帝国劇場にて「レ・ミゼラブル」17:00回観劇。
http://www.tohostage.com/lesmiserables/

本日のプリンシパルキャストは下記の通り。
バルジャン:別所哲也、ジャベール:石川禅、エポニーヌ:平田愛咲、ファンテーヌ:和音美桜、コゼット:稲田みづ紀、マリウス:原田優一、テナルディエ:駒田一、テナルディエの妻:阿知波悟美、アンジョルラス:阿部よしつぐ。
子役は、コゼット:斉藤、エポニーヌ:清水、ガブローシュ:加藤でした。

原作は小学生の時に既読。
ですが、まったくと言って良いほど内容を覚えていません。読んでいて面白かったと言う記憶もなく、どちらかと言うと読み終えねばという義務感で読んだ、苦い印象があります。
そんなわけで、ミュージカル好きを名乗るなら当然押さえておくべき作品だとは思いつつも、子供時代に抱いた苦手感を引きずって、今日まで未見でした。
観劇意欲が湧いたのは、テニミュ初代メンバーの阿部よしつぐがサンボ(=アンサンブル)からプリンシパル(=役付き)に昇格したと知ったところから。そこに現演出での公演はこれがラストだとか、サンボで絵里(元宝塚・嘉月絵里)が出ると言う話が追い風になり、今回のチケットを取ってみました。
結果としては、「ミュージカルを観た!」と言う満足感に溢れた舞台でした。
バルジャンの物語と、学生たち(ABCの友)の闘争運動の物語の2軸と言う印象で、その二つが合致する2幕のバリケードは熱かったです。凄い早い展開の中、バリケードはかなり尺を割いてましたので、元々ここが見所なんでしょうね。

以下、役の話。
バルジャン@別所は、分かっていたことですが少々歌に難あり。あの体格の良さから、太い声を期待してしまうので、消化不良を感じます。しかし演技は良かったです。
マリウスの無事を願うのも、感謝するのも、生かそうと尽力するのもコゼットの為=自分の為だから偽善ではあるのだけど、罪人であることを自覚しているので納得できました。
ところでバルジャンはジャベールが待ってるはずの橋に戻らなかったの?
ジャベール@石川は、まず字余りなフレーズが多くて大変そうでした。元詞でもかなりの早口言葉ですよね。
最初は思ったより凄みがないように思いましたが、老いてからのジャベールは迫力でした。しかし、行動は意外と間抜けですよね。黒服のフランス人と言う点も含めて、スカーレットピンパーネルのショーヴランを彷彿とさせられました。
投身シーンはどう演出するのかと思ったら、橋がセリ上がっていって落下を表現したので、膝を打ちました。あの落ちる演技は自分ではやりたくないなぁ。
マリウス@原田は、声が甘くて良かったです。生き残ったマリウスがカフェで一人歌うシーンは秀逸でした。
エポニーヌ@平田も素敵でした。役自体もかなり原作より膨らませているような気がします。親が小悪党で、孤独感を持っている娘と言う設定は、モーツァルト!のコンスタンツェに似ているけれど、彼女より真っ直ぐ且つ片想いなので女性ファンも多そうな役ですね。
対して、コゼット@稲田は余り良いところがないと感じました。全編歌で綴る作品で、歌声が弱いのは辛いですね。
ファンテーヌ@和音は、最初キャラが合ってないような気がしましたが、臨終シーンで仰向けに横たわったまま歌う技術には感心しました。二幕での出番は正に聖女だと思いました。透明感のある声がこの人は本当に凄いですね。
テナルディエ夫婦はナンバーで手拍子が入るほど客席に人気でしたが、御存知の通り麻生が嫌いなタイプのキャラなので、登場されると大人げなく不愉快でした。客が役に対してこれだけ嫌な奴だと思えるのは、演技として大正解……なのかな。
で、目的だったアンジョルラス@阿部は予想外に美味しい役で吃驚しました。学生たちの闘争のリーダーと言う大きい役だったんですね。
学生らしい青さに、自分の信念を貫こうとする堅さ、リーダーの自負があって素敵でした。ただ、もっと伸びやかな声のイメージだったので、ところどころ力んでるような歌い方が気になりました。

ガブローシュ@加藤は、子役の中で断トツの巧さ。小さくても素晴らしい役者でした。私は「天地人」は観ておらず子供店長と言うイメージしかなかったのですが、人気が出るのも納得ですね。
恐ろしいことに、台詞や動きが出来るだけでなく、自分の役のポイントが分かっているようで、目立つべき所はしっかり前に出て、そうでないところは登場していても目立たない程度に引いているところも、天才的なセンスを感じました。
最期、銃弾を詰めて投げた袋が今日はバリケードの上に届かなかったことにグッときました。あれは、届かない方が余計悲劇的で良いですね。ずっと眼下の袋に手を伸ばしてる学生にも哀しくなりました。
リトルコゼットは、小さくて可愛かったけれど、調子外れに聞こえる歌と、棒読みの笑い声に思わず苦笑い。子役って、こんなもんですよね。

サンボで、凄い良い役だなと思ったのが、バリケードの時に赤いバンダナを巻いている学生。役から考えるとグランテール@土屋研二でしょうか? 瀕死のエポニールに最初に気付いて、ギョッとして動きを止めた後、仲間たちに声を掛けていくところや、ガブローシュを褒めるところ、アンジョルラスに闘争の是非を問うシーンなど、目立って美味しかったですし、演技も惹き込まれました。
この作品は、男性陣サンボの方が、学生役がある分かなり美味しいですね。
で、肝心の絵里は、役に出ていた「かつら屋」と言うのがどのシーンで出てくるのか分かっておらず、一幕の間はまったく確認出来ませんでした。結局、二幕の女たちだけのシーンで発見しました。贔屓目たっぷりですが、女性陣サンボでは抜群に巧かったと思います。退団後しばらく動向が不明でしたけど、パワーアップしたのでは?

決して明るくはないお話ですが、最後はマリウスとコゼットの二人の未来を明るく感じさせてくれるので、良い気持ちで劇場を後に出来ました。
現演出では最後の公演と言う事で、今後はどうなっていくのか、ちょっと気になります。

宝塚遠征の予習のつもりで関ヶ原小説を2作読みました。
が、主な配役から考えると、全然関ヶ原じゃなさそうですね。家康がいて勝家がいないので、賤ヶ岳の戦いが中心とも思えませんが……。
とは言え、どちらも面白く満足しました。

岳宏一郎「群雲、関ヶ原へ」

徳川家康と石田三成を中心とした群像劇。
まず目次を開くと章の数に驚くのですが、これは章ごとに取り上げる人物を変え、多角的に関ヶ原を描いているためでした。あちこち視点が飛んだり時代を前後しているのに、成り行きがしっかり分かる書き方をされているので、読み易かったです。
誰しも保身があり、野心があり、戦国大名らしい苛烈や冷酷の反面、人間臭さもあったりして、どの人物も魅力的でした。
麻生はどちらかと言うと家康嫌い派閥に属するのですが(笑)、景勝に勝手に自分を投影して裏切られた気持ちになったり、小心でかなり可愛い気のある狸でした。各種の陰謀を誕生させた責を本多正信に割いたので、その分愛嬌のある人物になったのでは。
三成の方は、ほどよく悪人で仕事の出来る男で格好良かったです。彼も一人の戦国大名だったのだな、と感じる面があり、正義漢過ぎるよりもリアリティがあって好みでした。戦を怖がっていたと言う創作エピソードは少しやり過ぎかなと思いましたが、大砲を撃って武人として覚醒する下りは面白いので不満は伏せます。
その他の人物としては、福島正則がそんなに良い武将だったと認識していなかったので、色々新鮮でした。また「風の如く 水の如く」と比べると、自分の意志で多数の内応を取り付ける黒田長政の有能っぷりが際立って怖かったです。
高台院が三成の挙兵を評価する展開は、純粋に嬉しかったです。
作者の評価が高いのは描写からして上杉景勝かなと感じましたが、個人的には宇喜多秀家が良い男過ぎていきなりミーハーなファンになりました。宇喜多直家の印象ばかり強くて、息子も権謀家だと思っていた自分の不勉強を恥じました。彼を取り上げた小説があれば読みたいですね。

堺屋太一「巨いなる企て」

官僚出身の堺屋太一氏だけあって、重度の三成贔屓&家康嫌いが見られますが、その辺の好みが合致する麻生にとってはこれも非常に面白い作品でした。
「天下分け目の戦い」を計画した壮大な事業創造者として三成を描いていて、現代社会の企業の在り方を比喩する話がチラホラ盛り込まれているのが独自色。タイトル通り「企て」がメインで、戦になる前に終わってしまうと言うのも、慧眼だなと思いました。
三成と家康はある意味互いの一番の理解者のように描いている小説もある中で、商業重視と農耕重視の思想が完全に対立し、絶対相容れない性格になっていたのは、堺屋氏自身の是とする思想が影響していると思いますが、家康の性向が大地に根付いたモノだと言う分析は確かに頷けました。
三成が大阪弁なのだけ違和感がありましたが、近江言葉ってそういうものなんでしょうか。

本記事は、あくまで個人の使用感によるレポートです。商品に対する使用感や感想には個人差があるものとあらかじめご了承ください。
また、薬剤知識はないので、専門的な話も出来ません。

と言う事で、今回はロート製薬株式会社の「ロートドライエイドEX」です。
http://www.rohto.co.jp/prod/?jan=100514

ドライアイ対策シリーズと言う事で、「超・高粘度&保潤目薬」だそうです。
防腐剤(塩化ベンザルコニウム、バラベン)無添加なのが、目薬注し過ぎ人間にとっては安心材料で嬉しいですね。
ただ、ヒアルロン酸Na配合は珍しくないけれど、ゴマ油って、目に注しても大丈夫なんでしょうか?

購入する時は気付かなかったのですが、箱を開けて取り出した容器の小ささに吃驚しました。高さはキャップも含めて5cmあるのですが、横は2.5cmと言う細身で、7ml入り。お値段を容量で割って考えると、過去最高額かも知れません。
防腐剤が入っていないから、早めに使い切れるようにと言う配慮なのかも知れませんけれど、常用しようと思うとお財布に痛手かも。
あと、蓋が締め難いのが気になりました。

液の色は無色透明。味は、やや塩気を感じるものの刺激はありません。
容器を傾けた時の液の動きが、確かに他のものより粘度が高く見えるような気もします。
一番驚いたのは注した瞬間でした。なんだか「ドスッ」と言う鈍い衝撃を受けたのです。もっとも、もう一方の目に注す時は平気だったので、気にし過ぎかも知れません。
注し感としては、確かに、乾く速度が遅いように思いました。例えるならば、観劇中に涙がじわっと溜まった時の状態。
染み込むのではなく、表面に薄くオイルが広がって行くような印象があったのは、「ヒアレイン点眼薬」と似ています。
乾いた跡には白っぽい膜が出来たので、注した時点でちゃんと拭き取っておかないとNGでした。
最初は疲れ目等への効果がないかな、と思ったのですが、注してから少し時間が経つと、眼の奥の痛みが和らいだような気もしますので、使い心地を試したい一本です。

修理に出していたPSPが戻ってきました。
動作確認していませんが、修理直後に問題もなかろうと思いますので、次の休みにはPS Spotへ寄って来るつもりです。

で、今度は失敗しないよう予め手順などを確認しているのですが、PS Storeは事前入金制(1000円、3000円、5000円、2万円から指定)なのですね。
できれば使い切れる額が良いと考えて、3000円に落ち着きました。これだと基本600円のゲームアーカイブスソフトが5本買える寸法です。
で、取り敢えず5本をどれにするか考えると、遊びたいタイトルは多々ありますが下記の4本の優先順位が高いので、この辺を落とすのではないかと思います。
「高2→将軍」
「猫侍」
「Neo ATLAS II」
「elan plus」
純粋なRPGは敢えて避けてみました。
あと1本は後日のお楽しみにするか、その場で決めるか……。目移りしてなかなか決まりません。

ところで、いずれ購入する候補の一つ「Prismaticallization」の開発元アークシステムワークス公式サイトに行ってみたら、こんな説明文を自らつけていたことを知りました。

他に類を見ない実験的作品。選択肢の存在しない特異なシステムとそれに連絡した珍奇なテキストが多くの非難と僅かな賛辞を呼んだ。

……あれは自覚してやってることだったんですね(苦笑)。