• 2011年04月登録記事

「最終封印」戦闘描写をテーマにしたキャラ語り、いつの間にか第7弾です。

OVAだとテセアラ編4巻おまけアニメで「これからは私も戦う」と宣告したコレットですが、「最終封印」では1話(ヴィーダル戦)から秘かに戦闘参加しています。
また、38話で待っている封印開放のボス戦ではコレットの参加が必須です。それは、封印を守る魔物は神子を優先的に狙うよう設定されている、と言うことを示していると思います。そもそも封印戦とは、クルシスの輝石に神子の恐怖心を喰わせるための演出ですから、後方で隠れている訳にはいかないでしょう。
クラトスが37話で「レデュースダメージ」をまず伝授したのは、その為でもあります。
そう言う訳で、あまり戦いに向いていない彼女ですが、再生の神子として生まれた以上、否応無しに戦いの場に引き出されます。そして責任感の強い彼女は、最初は足手纏いにならないよう、その内皆を助ける為に戦闘についても努力する筈です。

と言う事で結論から語り出しましたが、原典に戻ってコレットの戦闘能力を考えてみます。
シンフォニアのゲームバランスで一番不思議だったのが「コレットが回復役でない」ことでした。多少成長すれば回復術を覚えるだろうと思っていたのに、使う機会のないメガザル技「リヴァヴィウサー」だけとは大いに驚きました。
移動が水平移動で妙な操作感な上遅いことと、間合いが取り難い独特のリーチも、正直言えばマイナス点。
それに加えて離脱期間があるため、愛がないとテセアラ編以降は固定の戦闘メンバーにし難いです。
しかし辛抱強く使ってみると、意外と良い技を持っています。ヒット&アウェイで巧くチャクラムを当てられるようになると、状況に応じた技の使い分けが楽しいです。間合いが大事なので乱戦は不向きですが、一対一の闘技場制覇はそこまで苦労しないキャラでした。

さて、ゲームであれば、投げたチャクラムは手元に戻ってきますし、ピコハンは無尽蔵に出てきますが、「最終封印」は予め用意した分を投げ切ったら終わり、と考えています。
旅の途中ですし、投擲武器にしては大きいので持ち歩く数は3本程度でしょうか。投げるのでなく手に持って戦う使い方もありますので、そう多くは持たないだろうと思います。
もし投げる場合でも、あまり器用でないコレットが動く的に命中させられるのか疑問ですので、最初のうちは慎重に狙い定めて放って貰う予定です。

コレットの肉体的な能力は極普通の少女そのままですが、天使化に従って強化されていきます。
但し、腕力の強化が行われるのは恐らく完全天使化の時だと思います。何故かと言えば、もしそれ以前に腕力が強化されていた場合、第三の封印で感覚を失ったコレットがモノに触れると悲惨な事件が起こる筈だからです。
そもそも、前述のクルシスの目的から考えると、直接戦闘に役立つ能力向上は最終段階までされないと考えられます。
視力の強化がされた時点から、チャクラムの命中率が突然上がるなどの特典はあっても良いと思いますけれどね。

天使術は、言ってみれば最強生物兵器の技なのですから、一撃必殺の技でないと納得し難いですね。それぞれ派手な使用演出をしたいものです。
ただし、完全天使化する前の段階では、肉体疲労(TP消費)が激しく連発できないとして、シルヴァラント編の戦闘バランスを抑えます。
なお、火の封印を開放すると天使術習得に加えて翼を得るのに対し、第二の封印の特典は何もないので、「エンジェルフェザー」習得を一つ後にさせようかなと考えています。

完全天使化後は、パーティ内最強キャラになってしまうのは設定上致し方ありません。
しかし幸いと言うべきか、言動を見ていると当人が肉体強化に気付いていないので、天使としての有効な戦い方をしないまま終わりそうですね。投擲の殺傷力は得物自体に影響されるので、多分直接殴った方が良いんじゃないかしら(笑)。

しかし、コレットと言うキャラクターを一番特徴付けている要素は、なにより「ドジ」だと私は思っています。
戦闘中にも要所で「幸運なドジ」を発揮させるのが、実は一番楽しみだったりします。

http://fanplus.jp/

「Fan+(ファンプラス)」を御存知でしょうか。
クラウドコンピューティングを活用した、新しいコンテンツ配信サービスだそうです。
私自身、事前情報では今ひとつどういう形態のサービスか理解出来ていないのですが、どうやらMacでも閲覧出来る動画ショップのようなので、モノは試しとして3月初めに事前ユーザー登録をしていました。

このサービス、当初は3月14日正午にサービスを開始すると告知されていましたが、震災があり、開始日未定へ。
その後、本日4月14日正午からの開始が改めて告知されていました。

少しコンテンツを確認してみようかな、と思いつつ帰宅してメール受信ボックスを開いたところ、下記のメールが連続で届いていました。

 12:12 【ファンプラス】ファンプラススタート!
 13:57 【ファンプラス】アクセス集中による動作遅延について
 14:56 【ファンプラス】コンテンツ配信 の一時中断について

……どうやら、サービス開始3時間弱で中断を余儀なくされたようです。
再開はまたも未定。開始初日とは言え、平日の昼のアクセスで動作遅延とは大変ですね。それとも、私が無知なだけで凄い注目されているサービスだったのでしょうか。
どういうことをやろうとしているのか?が具体的に掴めていないので、早く実物を見てみたかったのですけれど、果たして麻生が全貌を掴める日はくるのでしょうか。

10日午前に修理へ出したPSPですが、プレイステーションクリニックに到着したとの知らせを昨日13日に受け取りました。
震災以来、配達関係が遅くなっていると言うことを実感しました。普通なら翌日に届いてしまう距離なのに、これは修理から帰ってくるのも相当掛かりそうだなぁと思ったところ──

今日、修理完了の報告メールを受け取りました。

驚くべき早さですね。
通常の配達状況だったら、修理に出した週の内に手元に戻って来るのでは?

報告した不具合現象は先方でも確認し、修理できたとのことで、一安心です。
さて、手元に戻って来たら何から始めようか、楽しみです。

本日、PSPを修理に出しました。
ヴィオラート3周目の途中ですが、観たいイベントは大体発生させて満足したので、数週間手元になくても良いかな、と判断しました。
あと、以前からですがプレイ中にUMDを認識しなくなることがあって、思うように遊べないことがあり、ネットワーク障害の件も含めて早く対処しておきたかったと言う点もあります。

で、戻ってきたら早速ゲームアーカイブスを活用したいな、と思って配信ソフトの一覧をチェックしていました。
PS時代と言うと、麻生にとっては中・高校時代なので、興味はあっても財布の事情で買えないタイトルが沢山あったのですよね。
「高2→将軍」が勿論その一つなわけですが、あとは……「猫侍」とか(笑)。

秋には「俺の屍を越えてゆけ」リメイクが出ると言うことで、それも楽しみです。幻の対戦モードとか搭載されるのかしら。
ただ、PSPの存在意義がリメイク作&ゲームアーカイブス専用となるのは、やはり懐古主義と言うことになるのでしょうかね。

宝塚花組「愛のプレリュード/Le Paradis!!」11:30回観劇。
体調はあまり良くありませんでしたが、久し振りの観劇で楽しんできました。

トップスター真飛聖の退団公演。
芝居、ショー共「さよなら色」の濃い内容でした。特にショーは、単品で観て出来が良いだけでなく、随所に演出家からの退団者たちへの愛を感じられて、非常に満足しました。
構成は、「過去にもどこかで観た藤井先生作品」と言う感じで決して目新しくはないのですが、それはつまりファンが観たい物が盛り沢山と言う意味なので、正解だろうと思います。
歌詞もファン向けのメッセージなど織り込んでいたり、黒燕尾でY(真飛の愛称の頭文字)を形作るとか、花組ポーズを入れていたり、群舞でも退団者に華を持たせる配置になってるところも心憎いですよね。
どんどん色々なシーンに移って行くので楽しくて、あっという間の一時間でした。
一番のお気に入りは、美男子ギャルソン揃いのカフェかな。あれは単品で他のショーの一場面として使っても良いなと思いました。

順番が逆になりましたが、芝居の方は、期待値を下げていたのでそれなりに面白かったです。劇場の空間使いは、デビュー作にしてはなかなかの演出力じゃないかなと。
しかし、生徒の熱演が申し訳ないような脚本の酷さが気になって、最後まで数歩退いた視点でした。突然昏倒したり腕が痺れる状態なのにボディガードしてる主人公とか、鉤十字付けたままあらゆる場所へ潜入するナチスとか、設定から崩壊してますよ。
ちなみに、同行者(非オタ)が「これって、いわゆるバラの世界?」と言っていたのが印象的でした。正解は「いいえ、BLです」かな(苦笑)。
いっそのこと、ジョセフを女性(ヒロイン)にして、男装の女性みたいキャラにしても面白かったのでは。キャシーは記号みたいな役なので、比重を下げてしまうのもアリかと。
主人公が街から去って行くラストは、前花組トップスター春野寿美礼の退団公演「アデューマルセイユ」と同じですが、生徒総出演のお見送り演出がなかったのはやや意外でした。

なお、今回は雪組に引き続きチャリティ公演と言うことで、パレードで緞帳を下げず、義援金協力へのお願いの挨拶がありました。
終演後のロビーで募金箱を持つ生徒たちの姿勢の良さに、ちょっと感心。また、舞台姿なのに「有難うございました」と言う声が普通の地声なので、なんだか新鮮でした。

以下、注目した役者について。
芝居は役が少ないし、2階からの観劇だったので今回は一部だけ。

真飛聖は、個人的な好みは別としても、実力的に安心して観ていられる主演だったとつくづく思います。舞台上の姿を見てるだけの観客は本当の人柄なんて知らないけれど、心のあたたかさが伝わるような役者でした。
芝居はぶっきらぼうな感じですが、トップ就任以来あまり観なかったキャラだったので新鮮でした。

蘭乃はなは、本人比で歌が上達したように思います。「ファントム」に向けて、歌のレッスンをしてるのでしょうか。
芝居は、ずっと怒ってるような役なので少し難しかったですが、ショーの白いワンピースの少女は素朴な魅力があって良かったです。あと、足の細さに驚嘆しました。

芝居もショーも、本当に相手役だったのは壮一帆の方でした。
「陽」のキャラが続いていたので、硬質な感じがこれまた新鮮です。でもこの人に関しては、やはり笑顔全開な役の方が好きだと改めて思いました。

真夜中のオペラ座や大階段の黒燕尾で、真野すがたと華形ひかるが「ニコイチ」で使われている姿にじんとしました。
今回の退団者は誰も惜しいのですが、花組版「銀ちゃんの恋」で橘を演じていた真野には特に思い入れがあり、ラストを意識して追いました。今更な発見ですが、踊りが柔らかくて、特に娘役と組んだ時に人一倍優しくリードしているなぁと感じました。

ショーで、妖精役だったのが研2生の柚香光。抜擢ですね。あまり通し役の意義が見えない役でしたが、役者にとっては顔を売るチャンスですし、軽やかな動きも良かったです。