現在地:6章終了
「ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島」前編は4章で終わり、後編に入っています。それにしても発売当時、この状況で後編発売まで待たされたプレイヤーって大変でしたね……。
湖の底から戻ったら、女の子が消えていることに気付いたあの瞬間、親とはぐれた子供のような、非常に心細い思いに襲われました。
前編の男の子が、女の子の半分くらいしか背丈がない上に言葉も満足に喋れない幼子なのは、この一人ぼっちの寂しさを味わわせるためなのかな。その後、一人で関所を切り抜けた後は少年に成長するのも、親離れしたことを示しているのかもしれません。
非常に感慨深かった4章ですが、謎解きはひたすら難しかったです。最初から最後まで、ほとんど攻略ヒントに頼ってしまって、自力で解いたのは関所の弁慶くらい。
湖の中は詰むポイントらしいので致し方ないとしても、「かちかち山」の渡船場は悔しかった! 一度使ったのに、「たいまつ」が持ち物欄から消えていないことから、ここで火を使うと推測すべきだったのですね。全然気付きませんでした。タバコからたいまつに貰い火という発想も、泥船を炙って丈夫にするという知恵も、まったく出てきませんでした。
5・6章は適正難易度で、普通に楽しめました。あ、でも仏像のノーヒント具合はやっぱり許さない(笑)。
お話としては全体的に、子供向けと言えないダークさが露わになってきました。
そういえば任天堂って微妙にホラー気味な作品作りがうまかったような……と思い出し、ちょっとお話を進めるのが怖くなっている今日この頃です。