• 2008年07月03日登録記事

だいぶ遅くなりましたが、ドルアーガの塔最終話。
完全ネタバレですが、既に全地域で放映が終わってますので、隠さず書きます。

まさかのZAPエンディングでした。
元々、伏線を消化するには話数不足と思っていましたし、Bパートでニーバが豹変した瞬間から「これは終わらない!」と確信していましたけれど、やはりヤラレタ感を味わいました。
OPが削られていた事には、やっぱり尺が足りなかったんだとニヤリ。本編で30分使いたいと雑誌記事で言ってましたものね。過去の作品だと、「ハーメルンのバイオリン弾き」最終話ではOPEDなしだったので、EDもないかなと思っていたのですが、EDはありました。

ドルアーガ戦は、ジルがちゃんと指揮をしていてビックリしました。とは言え、実際の戦闘指揮は流石にケルブでしたので、主人公補正はあくまで自分の分野に限られていて良い感じでした。
落とした矢がすんなりニーバの所に戻ってきた事には、なんとなく拍子抜け。しかし前話の伏線は全部回収してくれて良かったです。

「空気を読む事を覚えて下さいませ」には大ウケしました。やっぱりメルトは空気読めてないって皆が思ってるんですね。
「来世でも御遣えするつもりでございます」も好き。0番ロッドの威力に自分で吃驚しているメルトは最後まで良い味でした。最終話でだいぶ成長したので、2クール目には登場しないかもなぁ。寂しいけれど、それでも良いと思います。
ファティナは可愛いかったです。この局面でそんなこと言い出すなと突っ込んだけれど、ああいう率直さは個人的に好ましいです。そしてウトゥがファティナに絡んだところで、この流れだとまさかの告白と思わせておいて、もっとまさかの怖い話。最高でした。
ちなみに、至高は素でボケてるケルブ隊長です。

ドルアーガの魔法は壁を通り抜ける。原作準拠で良いですね。戦いはさすがに白熱していました。
最高潮は、もちろんアーメイの槍!
前回の戦いが生きた! と凄い感動してしまいました。最終封印じゃこんなデカブツと延々戦うような事はないから、こういうフラグは難しいけれど、是非今後のロイド達の戦いにもこんな戦闘を盛り込んでいきたいなぁ。

で、特別な望みなく此処まで到達して犠牲を払った人間がロッドを前にしたら、やはり蘇りを望みますよね。分かりやすい心理で、最終話に至ってジルにだいぶ感情移入できました。
ちなみに、今回分かったシナリオ上の最大の裏切りは、ブルーロッドが横取りできるという事だと思います。パズズも、横取り方向で策を立てれば良かったのに。

それにしても、イシター様の出番がないまま「次回へ続く」ENDだとは思いませんでした。分割2クールアニメって初めて視聴したのですが、こういうものなのでしょうか。
サキュバスはニーバのセコンドを止めそうな雰囲気でしたけれど、次回からのパーティ構成はどうなるのかな。もちろん物語の行方も含めて、the Sword of URUK、間が空き過ぎて忘れそうだけど楽しみにしてます。
タイトルからすると、ジルはタンクを止めてアタッカーに転職するのか?