• 2015年12月登録記事

司馬遼太郎著「新選組血風録」

有名な隊士も多数登場しますが、基本的には、隊の末席にぶら下がっているような無名の隊士たちにスポットを当てた十五の短編集。
新撰組に詳しくないので、こんなに色々な隊士がいて、それぞれの人生があったということを知り、面白く感じました。
文庫は本編628ページという厚さですが、一編が読みやすい長さですし、司馬先生らしい平易でスルスルと読める文章のお陰で、読んでいる最中は分厚さがまったく気になりませんでした。
ただ、話ごとに時代が行ったり来たりするので、各話がある程度年代順に並んでいると、もう少し読みやすかったのでは、と思います。

個人的には、本物を贋作、贋作を本物と信じて霊験を与えてしまう「虎徹」が面白かったです。

クリアしました(バッドED)。

地図は出来てしまったし、ピラミッド型の謎の遺跡は入口が崩れてしまって調査不能になって、モチベーションが下がったので「帰国」コマンドを選んで終了。
箕田くんからはこう言ってもらえたんですが……

帰国

結果は、お偉方からの叱責でした。

日本国バッドED

ガッカリです。地図を埋めた程度では評価されないのですね。あんな島に22日も滞在したのに、逃げ帰ったとか言われちゃうのか。
遺跡を調査するには、なにか条件があるのだと思うけれど、こんなマイナーゲーム、攻略本もないし攻略サイトだってないし……と思ったら、あった! もの凄い充実度の攻略サイトが2つもありました!
http://dclab.web.fc2.com
http://dario.gloomy.jp/tt/d.i-top.html

今回の最終的な全発見率は61%だったのですが、7割を超えないとグッドEDに辿り着けない模様。
その上、完全なEDを見るにはグッドEDを見たあとそのまま2周目に突入する必要がある(クリアデータの記録がEDの条件なのに、EDを迎えた段階でシステムデータがセーブされない)とか、プログラムのツメが甘過ぎて面白い(笑)。

カーグランが「監視者」よろしく各地に現れたことや、警告を発した謎の球体など、超文明が存在することは序盤から明らかでしたが、それにしても遺跡の内部には驚かされました。

遺跡

KSSの無人島ものって、結局「無人島ではない」のがお約束なんでしょうか。