また二年以上後に最終刊と2巻同時発売とかだろうと思い込んでいたため、発売されていた事に気付かず入手が遅れました。二件目の本屋で確保。
表紙はここで表紙にならないと出番がないので納得のリヴィオ。妥当なので、10巻・12巻ほどのインパクトはありませんが、本誌連載を追っていない麻生としては、リヴィオって白髪キャラだったのか、とそこに吃驚しました。
内藤泰弘氏の描く戦闘シーンは、動きが分かり難いと思います。10巻は何度も読み返してようやく大体のコマの意味が理解できた気がしたけれど、他の巻はそこまで読み込んでいないのでお手上げ。
そんな私なので、今回のようにほぼ全編バトルシーンだと、ページ数の割に話が動いていないのと状況が理解出来ないのとで頭がぽーっとなってきます。
というわけで、リヴィオのエレンディラ戦はほとんど理解不能でした。もうここまでくると最終刊への繋ぎ戦闘の印象なので、ちょっと惜しかったかも。
一方、ヴァッシュのレガート戦は、レガートの絶望を内包した狂気や、銃身を銜えるアクション、そして真っ黒になったヴァッシュと言う感じでツボを外さず、白熱。次巻早々に決着は提示されるのでしょうが……。
あ、ジュライの時のレガートの若さには戦きました。
それにしても、レガートの能力は、糸より念動力であって欲しかったなぁと今も思います。
地球船団からの使者が、直接地表に降りてきた事には、素直に意表を突かれました。
やはりナイヴズが取り込んだ他のプラントたちの存在が、彼との決着の手段になるんですね。
第一期アニメの方で、既に終焉を描いている物語を、後から原作が追い掛けているトライガン。
レガートとの決着とそれが引き起こす物は、アニメをなぞる事になるのでしょうか?
物語自体のラストは連載確認済の方々から色々聞いてますが、コミックスでの結末を期待しています。勿論カラーで。
- 2007年11月28日登録記事