• 2009年12月登録記事

ドリトル先生月へゆく

今では、現実の月の世界がどんなものか分かってしまっていて、こんな光景は広がっていないと分かっていても、不思議と説得力がある異世界だと感じます。
謎に満ちた世界で、周囲には姿を現さない監視者、招かれた目的も不明、と言うミステリー的な雰囲気が漂っていて、先が気になって一日の読む予定量を超して読み進めてしまいました。
巨人の正体が分かった時は、だからオーソの話をおさらいしたんだ、とやっと気付くくらい鈍いので、推理力は全然ありませんでしたけれど。

ドリトル先生月から帰る

この巻前後はかなり直接的な反戦メッセージが盛り込まれていますね。ロフティング自身の戦争体験からか、平和への想いが深く込められていたのだなぁと気付きました。
バンポ王子には以降出番がないんでしたっけ。なんだか寂しいですね。月のことで、あんなに怯えていたくらいだから、先生とトミーが突然いなくなった事に責任を感じていないと良いのですが。
それに、動物園にいっぱいいた動物達は、どこへ行ってしまったんでしょう。
月三部作は、先生の研究意欲や姿勢が分かって面白く読めたのですが、帰って来た先生が、執筆時間捻出の為に牢屋に入る件は、少々ムッとしました。児童文学なのに主人公が意図的に犯罪を犯して良いのか、なんて事より、囚人の食事も警察署の窓代も税金だぞ!と言う憤りですが(苦笑)。

ドリトル先生と秘密の湖

これまた「月から帰る」から直接続くお話である事を忘れていましたが、読み始めると段々展開を思い出せました。
楽しい旅路もあるけれど、メインはやはりドロンコの語る大洪水ですよね。
「郵便局」再読時は夢にも思わなかったココ王の再登場が凄く嬉しかったです。それに、先生を無理に引き留めることもせず頼みを聞くなど、実に大人の対応で、改めて好きになりました。

まさかのホロウバスティオン攻略続行中。
何故か予約してしまったグレイセス発売(10日)までにクリアすると言う目標は、達成出来そうにありません。

野獣と分断された瞬間は冷や汗をかきましたが、グーフィーとドナルドが思ったよりあっさり戻ってきて一安心。
対リクは動きが速くて最初はどう動きを見切ったら良いのかと思いましたが、一度殴ったら後は怯んだところを叩き続けることで、意外と簡単に倒せました。あんな風に変形するのは、リクが貰った力が良くない性質の力であることの証明だと思うのですが、本人はどう思っているのでしょう。

その後、書庫は割と楽しく攻略出来たのですが、エントランスで4つのエンブレムを集めるのに苦労しました。
最大の敗因は凄く簡単な「像を押す」ことに気付かなくて、事前に解決した赤トリニティ発動で手に入れる分のヒントだと思い込んだことですが、また計ったように書庫の仕掛けをクリアするとトロッコの抜け道とか言う、謎の道が繋がるので、そっちに何かあるのだと延々行ったり来たりしてしまったのです。
あ、書庫は楽しかった気がしたけれど、回転する柱の宝箱は一つも取れなくて諦めました。あれ、回す以外に何かしないと取れないのかしら。

そんなこんなで20分くらい無駄に浪費してから、何とかエントランスを通過。
と思ったら、リク側の「一方その頃」イベントが挿入。この局面に来て新たな黒幕っぽい人が来たことに驚きました。
で、操作権が戻った時は当然エントランス通過後と思ったら、通り抜けていない状態だったので、ここでも右往左往。
更にやっと通り抜けた先がまた何処に行ったら良いのかわからず、時間切れ。進んで行ったら地下水路に出たので、ここで何かあるのかな〜と頑張ったけれど、単に繋がるだけみたいでした……。
まぁ、前回の時に気付かなかった宝箱などを回収は出来たけれど、シップは一度も強化・改造してないから、グミはいらないなぁ。
もう少し頑張れば違う道を見つけられたのかも知れないけれど、久々のプレイだと3D酔いが激しくて、駄目でした。

博多座DVDを購入した当初は、いつも通りの構成で御芝居感想をがっつり書く予定でしたが、心は既に現公演「カサブランカ」に飛び立ってしまっているので、ショーの方だけDVDでの所感を書きたいと思います。

【前夜 静寂】
同じ演出家による花組「EXCITER!!」観劇後に見直すと、構成が似ていて比較したくなりますが、幕開け前の群舞は「Apasionado!!」の方が独特で私は好きだなと思います。
娘役だけ(専科さんもいますが)の方が、より神秘的な雰囲気なのかも。
若手スター中心の「EXCITER!!」は、もっと明るく伸び伸びとした雰囲気だったかなと。

【第1夜 情熱】
まず、基本的にずっと大空がカメラの中心にいて、なんだか心臓に悪いです。舞台袖に捌ける瞬間まで映っているなんて、トップスターがいかにアングルを独占してるか分かりますね。
野々のソロは、観劇時以上にブレスが目立ちました。販売物として長く残るのだから、少しくらい調整しても良いと思うのですが、相変わらずの“ライブ”DVDでした。
このオープニングは凄くテンションが上がって大好きですが、男役も娘役も皆同じ色合いの衣装なので、DVDだとちょっと色が少なくて寂しい気がしました。

【第2夜 熱毒】
まず、幕前の薔薇を追うダンスでは、馴染みのない娘役の名前が続いて、余りの知らなさ加減に愕然としました。カサブランカ東京公演までに、このシーンで勉強しようと思います。ところで娘役の皆さん、顔芸が結構凄いですね。
続くバンピロ伯爵は、観劇2日目に群舞を延々観ていたのですが、これが大正解でした。
DVD、群舞が映ってない! ほとんど北翔アングルです。伯爵の向こう側を「あ、蒼羽!」と思っても直ぐカメラから外れてしまって、探してる内に終わってしまうと言う忙しなさ。
しかし、伯爵がダンスの途中でマントを脱ぎ捨てている事などを知らなかった自分は、1日目にどこを観てたのでしょうか。
綾瀬あきな演じるチカの役は、月組版では羽桜しずくだったんですよね。綾瀬は「無垢な少女」と言う感があって良い配役だったと思いますが、より儚さが強そうなしずくでの演技も観てみたかったなぁと思います。

【第3夜 熱視線】
私は踊りの善し悪しは分からない人間なのですが、十輝のダンスは、要所がビッと止まるところが良いなぁと思います。
大空のルドルフ・ヴァレンチノ3役は、個人的には「カルメン」の時が一番格好良いなぁと思います。飢えた雰囲気と、上目遣いで三白眼が目立つからかな。
娘役の方は、踊り子役が着ている、スカートの下に履いた少し膨らんだ裾のズボンが好きなので、「熱砂の舞」に一票です。
ソロ踊りとなる死のシーンは、ダンサーじゃなくても、表現力で魅せられるんだなぁと深く感心したところです。

同僚が「パフェが食べたい」と言い出したので、池袋の「パフェテラス ミルキーウェイ」へ連れて行きました。
http://www10.ocn.ne.jp/~milky91f/

池袋サンシャイン通り界隈に行き慣れている方なら、「ロッテリア向かいの白青の店」とか「星座のパフェ」と言うと、ピン!と来るのではないでしょうか。
メルヘンチックなカフェで、内装から料理、調味料入れ、砂糖までもが星のモチーフで統一されています。
13星座の名前を冠した13種類のパフェを提供している事が有名です。
大きさは多少大きいかもしれませんが、普通サイズ。お味は値段相応かなと言う所ですが、女の子を連れて行くと「可愛い!」とはしゃいでくれるので嬉しいですね。

今回は「射手座」を選択。
メニューにバニラアイスを求肥クレープで包んだ「星見大福パフェ」と書かれていたので、雪見大福みたいなものかな〜と思ったら、予想通り大きめ雪見大福が鎮座する周辺に、苺、キウイ、桃、ミカン、ナタデココ(星形)、クッキー(星形)等が沢山盛り込まれているパフェでした。
フルーツが大量で、割と当たりだったかなと。難は、食べ進めても味が変わらないこと。飽きる手前くらいで間食できたのは幸いでした。

ところで、13星座にすると私は御羊座になるのですね。ずっと牡牛座で通して来たので、凄く変な気分でした。

ドリトル先生のキャラバン

初読時に「サーカス」と並んで凄く好きだった一冊です。
舞台とか物作りと言う要素が自分の好みだと言う点はありますが、ピピネラの一生自体が凄くドラマチックで面白いですよね。
でもこのお話、今回読み直しで気付いたけれど、もし「緑のカナリア」が発行されていなかったら、ピピネラの飼い主探索に至らず、ちょっと消化不良気味ですね。

ドリトル先生と月からの使い

私は、読んだ本の内容を良く記憶している自信があるのですが、「月からの使い」を読み始めたところまったく展開の記憶がなくて「……あれ?」と思いました。
事前に思い出せたのは、使いが大きな蛾であることと、トミーが密航することだけでした。
「月」タイトルの巻は3冊もあるのに、残る2冊も覚えてませんよ!
つまり、それだけ熱心に読まなかった=面白いと思わなかったと言う事だと思いますが、今読み直すと、どう展開するか分からない上に、全体に不思議な空気感が漂っていて、なんとも言えない味わいがありました。
先生の主義も、最近段々と無意味な反感を持たずに飲み込めるようになって来た気がします。
ただ、虫語の研究だけは勘弁して欲しいですね。毎度の事ですがダブダブに心から同情します。