葉鳥ビスコ作「桜蘭高校ホスト部 17」
最後のページを捲るまで、「これは最終刊なのだろうか?」と考えながら読みました。
後書きであと1巻続く事が分かりましたが、あと1巻分は環先輩とハルヒの決着だけですか?
道路を走り抜ける展開は、どことなくアニメと似ているけれど、ホスト部員だけが必死だったアニメに対し、お得意様やライバルキャラも総出でホスト部をバックアップしてくれた原作は、大団円感を凄く強く感じさせたため、これが最終エピソードでなくてどんな終わり方をするのか、残り1巻が楽しみです。
会長は、まぁホスト部らしい落としどころかなと。環先輩の祖母であると言うのが良く分かりました(笑)。
逆に、譲氏は残念と言うよりもっと「黒い」背景なのかと思っていたので、拍子抜けした感じです。結局このお話って、悪い人は誰もいないんですよね。その辺が、深刻にならずあっさり読めて良い分、ここ数巻分のような展開だとシリアスなのに軽くて、ちょっと物足りない感があるのですが、両方を求めるのは都合が良過ぎでしょうか。