• 2011年07月30日登録記事

宝塚宙組「美しき生涯/ルナロッサ」15時半回(VISA貸切)を観劇。
幕間の抽選会お手伝いは、瀬戸花まり。関ヶ原の兵士装束だったので、司会から娘役である旨の紹介がありました。

千秋楽には一週間早いですが、これで私の手持ちチケットは終了です。
残念ながら、天羽は復帰していませんでした。休演理由が分からないので、何とも言えませんが、心配です。このあと直ぐ始まる東京特別公演の出演キャストはどうなるのでしょうか?

芝居は、これ以上ないほど深化していました。
七本槍の面々が、いかに握り飯を喰う芝居を魅せるか、を研究し尽くしてきた……とかそういうことではなくて(笑)。いや、そこも手の平に付いた米粒を食む仕草などが余りにリアルで凄かったですけれどね。
各役の情感がぐっと増して、細かい台詞の言い回しがかなり変わっていました。
脚本が変わったわけではないので、筋の粗はあるのですけれど、ここまで各シーンで良い芝居を見せられると気にせず没頭できますね。
4週間前に観た芝居より、断然好きです。こうした公演期間中の変化を見ると、公演DVDは東京千秋楽近くを収録して欲しいな、と改めて思います。
今日は一幕も二幕もアクシデントがあり、芝居では11場A北の丸で三成分のスポットがつかず、彼の位置が薄暗いまま芝居が始まってしまったのでハラハラしました。隣に座っている増田長盛のライトを広げて、本人用のライトが付くまで凌いでいましたが、照明の不備に遭遇するのは初めての体験でした。
細かいことでは、おねが茶々を平手打ちするシーンで効果音が入りませんでしたね。音がないパターンを観たことで、あった方が空気が高まると、よく分かりました。

ショーの帽子は、鳳翔大がリリーフ。立ち位置は凪七瑠海の方が近いかと思ったのですが、真っ正面を向いて帽子に眼もくれない凪七と、真っ直ぐに帽子を拾いに行く鳳翔の対比に秘かにウケました。
ショーのアクシデントは、パレードで凰稀かなめのマイクが入らないと言うものでした。ここでは、マイクが入るまで地声で頑張る凰稀に感心しました。
今日は数年ぶりに宝塚を見る友人と一緒だったのですが、雪組下級生時代の凰稀と比べての成長ぶりに驚いていました。私も、立場が人を育てるという言葉は真実だな、とつくづく感じます。
前任の蘭寿とむとは持ち味が違うので、今後大空・野々等と組んでどんな芝居をみせてくれるのか楽しみです。