• 2013年04月登録記事

三谷幸喜著「清洲会議」

【あらすじ】
信長と信忠が亡くなり、織田家の後継者を決めるべく織田家家臣は清洲に集まり会議を開く。宿老筆頭の勝家と光秀を討った秀吉は、それぞれの思惑通り会議を運ぼうと駆け引きを始める。

時代小説や歴史小説というより「娯楽小説」。もしくは、「三谷幸喜作品」と呼ぶべき一冊。
勝家と秀吉を両軸に、織田家兄弟や宿老などの癖のあるキャラクターが、独り言のような態で心境を語り、それがそのまま小説となって物語が進んでいきます。
読んでいてクスリと笑う要素があるのは勿論、イノシシ狩りのシーンなどは完璧に喜劇の世界で、悪ふざけが過ぎると思う読者もいそうですが、面白かったです。
また、後継者候補に信雄を推していた秀吉が三法師に切り替える下りは、状況や心境の変化など手に取るように見えて、膝を打ちました。しかも、最後の種明かしでまた唸らされると言う二段構え。三法師の母親は松姫でない可能性もあるようですが、このお話の流れは非常に気に入りました。
キャラクターとしては、丹羽長秀の苦労人っぷりが好きですね。もしこの段階で、彼が秀吉の野心に気付いていれば、会議の流れは変わっていたのかな。
そしてお市は、「女だから」という言い方は失礼ですが、秀吉憎しの気持ちが強過ぎて、自分と勝家の婚礼が秀吉個人の心理には打撃になっても、秀吉を利すると気付かない辺りに、女性の視野の狭さを感じました。
但し残念ながら、主題である清洲会議終了までトントンと進む分、ラストは少し呆気なく、締まっていない感じがしました。

チャレンジミッション中。
STORY MISSIONを行っても、特別なイベントはないけれど、クリア特典として物語上離脱したNPCの使用が解禁されるみたいですね。

ということで、まず前回のクリア時点の記録から。
装備品は、下記の通りです。
・銃 ビューグル砲 極
・剣 獣剣 老陽 改
・盾 剛汎用シールド 真
・プラーナ
・応急キット1
・体力強化2
武器防具のランクに反して強化キットが貧弱ですが、素材がないので仕方ありません。

NPC同行数順位

1位サクヤ(119) 2位アリサ(116) 3位レン(84)
回復弾持ち優遇です。難易度7以降の後半戦にしか参戦しないのに、レンの回数が多いのは、銃撃中心の為か、回復弾を2発撃ってくれることがあるため。同じ新型タイプでも、アリサは剣攻撃の割合が多いんですよね。

リンクバースト回数順位

与 1位サクヤ(613) 2位アリサ(450) 3位コウタ(331)
被 1位アリサ(1001) 2位レン(212) 3位シオ(61)
旧型銃使いがいる時はそちらに渡すようにしていた為、コウタが上位に来ています。
アリサは連射で渡してくるので、被回数が群を抜いてますね。

リンクエイド回数順位

与 1位カノン(10) 2位アリサ(9) 3位サクヤ(8)
被 1位アリサ(29) 2位ソーマ(27) 3位サクヤ(19)
ソーマはよくリンクエイドしにきてくれるイメージがありましたが、数値上でも証明されていました(同行回数は76回)。アリサとサクヤが与・被共に多いのは、同行回数上位なので当然ですね。逆に、カノンは衛生兵&銃使いなのに倒れ過ぎです。

主人公自身のトータル戦績は捕喰回数3698、リンクバースト回数3159、リンクエイド回数77でした。
最も多く倒したアラガミは、オウガテイル123体でした。この手の小型アラガミは、討伐対象MISSION以外でも、お供として出て来ますからね。体験版の頃に、最初のMISSIONを繰り返してハーブを採集していたせいかも知れませんが。

クリア後はMISSIONへ行く度にアナグラの様子が変わるため、一通りループするまでMISSION受注を続けてしまいました。
そのせいで、タツミさんは皆に飯を奢り過ぎ。班長って給金良いのかな?

単体討伐MISSIONの場合は、リンドウ、タツミの極東支部隊長トリオで、「回復禁止(回復錠を使った人が負け)」プレイをするのが最近の私の流行です。
リンドウは回避下手なのかな? 意外と被弾します。でも装甲が良いのか、悲鳴は良く聞く割に、回復錠は使っていないようなのでMVP。
タツミさんは「装甲兵」なのに、どう見てもバックラー装備という軽装で思考回路がわかりません。こちらは「当たらなければどうと言うことはない」タイプなのか、回避しまくってます。でも当たると割とひ弱なのか、時々回復錠を使いますね。装甲兵って一体……。
あ、勿論、最下位は私です。
でも、バーストすると自動回復の「プラーナ」があるので、最近は安定した戦いが出来ています。まぁ、体力が減った時に回復錠をケチってバーストを狙い、戦闘不能になることはありますが……。
制御ユニットは「ゴッドイーター」に乗り換えようかと思ったけれど、同じようなバースト中回復効果タイプでも、「ゴッドイーター」は剣攻撃した分だけ体力回復なんですね。バーストしたら銃撃する私のプレイ方法に合わないので封印しました。

難易度10終了(ストーリークリア)まで。

難易度9では、リンドウさんを探していた筈が、未帰還者になった第二部隊の2人を探すことにシフト。
この期間はレン、カノン、ブレンダンと日頃使うメンバーがおらず、久々に緊張しました。
カノンもブレンダンも復帰対象MISSION後にイベントがなく、アナグラで会話できるだけだったのが、ちょっと消化不良でした。
で、入れ替わりで2人の捜索に出ていたタツミさんから、まさかの撤退支援要請。
ヒバリちゃんに頼まれるまでもなく、早く任務を果たして駆け付けたい!と逸りつつ挑んだMISSION「王の密会」は、久し振りに評価SSSを叩き出しました。
しかも、タツミさん支援シーンはちゃんとイベントが発生。アラガミと化したリンドウは、タツミさんを助ける為に出て来たのか、と考えさせられて、少し可哀想になりました。タツミさんの方も、攻撃を避けた後に一瞬変な間を見せたので、あのハンニバル侵食種にはなにか感じるモノがあったのではないか?と思いましたが、あの人ニブそうだから夢見過ぎかな(笑)。
それにしても、彼方を見つめる主人公を覗き込んで、目の前で手を振るタツミさんは可愛かったです。

余談ですが、後でFREE MISSIONのハンニバル侵食種戦にタツミさんを連れて行ったら、異常に強くて驚きました。彼の立ち回りを見ていると、基本的に常時「走り」なのか、高速スピードで動いてますね。ダウンしたアラガミに近寄る時などは、ちょっと異常な速度。あれはなんでしょう?
で、タツミさんが、後ろ足を狙っているのを見て、私も同じように対処したところ、以後かなり被弾率が下がりました。
タツミさんのAIは、ショートソード使いとして本当に勉強になります。
イベントだから回避し損ねたけれど、ハンニバル侵食種と一対一なら、タツミさんはもっと巧く立ち回れそうな気がします。

レンに迫られて、初めての三択選択肢が出現。このゲームの選択肢はなんの意味も持たないと分かっているのですが、この時ばかりはどれを選ぶか悩まされました。
で、悩んだ末に一番中途半端な「…会ってから決める」を選択。なんの当てもない現段階では助けると断言できないし、かといって殺す覚悟もある訳がなく。土壇場の判断力に期待しましょう。

というわけで、レンと2人で秘密裏に出撃。
でも第一部隊の面々は追い付いて来ちゃうんですね。そりゃ、アラガミ反応があればフェンリルで気付くか……。
ハンニバル侵食種をダウンさせると、胴体部分にリンドウさんが露出。これは第一部隊の面々が攻撃をするには厳しい演出ですね。
すると、遂に主人公がリンドウの神機に手を出し――!
アリサが「リーダー!?」と声を上げたのは、「リーダーが喋った!?」という驚きのようにも見えました(笑)。

精神世界へ来てしまったレンは、予定外過ぎて投げやりになっているのが笑いました。
自室が新人部屋で、リンドウの部屋がある状態はなんだか懐かしいですね。精神世界といっても、普通にNPCを連れてMISSION受注もできるようなので、有難く強化素材を集めてから先へ。
もう破れ被れという感じだったレンから、遂に「リンドウを助けてください!」という一言を引き出せました。
最終戦は、なんと参加メンバーが主人公とリンドウの2人。体験版以来のリンドウ参戦です!
回復弾を期待できないのが恐くて、体力を大回復する虎の子「回復錠S」を初めて持ち出しました。
結果として、タツミさんに倣った後ろ足狙いの効果なのか、「回復錠改」だけで足りてSは使わずに済みました。MISSION CLEAR後の演出通り、連戦だったら確実に使っていましたけどね。

EDで、リンドウの神機が穴だらけになっていたのが感慨深かったです。
結婚したのは吃驚だったけれど、その後も普通にサクヤが任務に就いていることから、赤紙召集であるゴッドイーターは寿退職できないことに気付いてもっと吃驚しました。
でも一番のサプライズは、リンドウからのメールで、作中初めて名前で呼んでもらえたことですね。

さて、全STORYが終わったと思ったら、難易度「チャレンジ」でSTORYマークが……? 同行者はシオ……!?
というわけで、もう少し続きます。

明日と言いつつ一日遅れましたが、五十音順キャラクター・ショートショート企画、すべて終了です!
秘かに狙っていた通り、一作も出典作品が被らずに書き上がったので自分的には満足です。
ちなみに、ルールにない隠し縛り条件2点目は「冒頭をキャラ名で始めない」でした。企画を始めてから、名前から書き始めれば悩む事なく全クリアじゃないか、と気付いたので縛っておきました。

作品の男女比は、およそ2:1でした。
自分自身では、もっと大差で男性キャラの方が多くなると思っていました。それなりに女性も織り交ぜられて、良かったです。
また、なるべく普段書かない作品を選ぶようにしたので、色々な引き出しが刺激されたように思います。
御陰で少しお話を書くモードになれたので、この勢いを殺さず、またなにか書いていきたいです。実は、濁音・半濁音を混ぜずにちゃんと指定の音で始まるキャラ名に限定したので、引き続き濁音編、半濁音編もやろうと思えばできるのですが、半濁音(ぱぴぷぺぽ)で行き詰まりそうな気がするので、パスさせてください(苦笑)。

五十音順キャラクター・ショートショート【わ】
→ルールは2012年12月17日記事参照


 悪い男とはつまり、イイ男ということだ。
「そういうわけですから、世間のご期待に添えるよう、悪事に勤しむとしましょう」
 ――と、薔薇の騎士連隊第十三代連隊長は語った。
 この不良中年は、イゼルローン要塞赴任以来、教育関係団体の奥方たちから公序良俗を乱す「悪い男」の代名詞として語られている。しかしそれに堪えるどころか、名誉の勲章にしてしまうのが彼らしいところだった。

悪い男
……ワルター・フォン・シェーンコップ(小説「銀河英雄伝説」)


銀英伝キャラが書けるような大人になりたいです……。
まとめは、また明日。