• 2008年02月登録記事

なんとTRY放映から11年の時を経て、「スレイヤーズ」再TVアニメ化(4作目)!

正直、現実味のない報だったのですが、神坂一氏公認FC「めが・ぶらんど企画」でも確認できましたので、本当のようです。
今のアニメを観る層にウケるのだろうか、改変されて別物になってしまうのでないか、等と心配はボロボロ湧くものの、麻生壱埜のオタク原点と言うべき作品ですので、しっかり応援していきたいです。自分としては、賛否両論激しいTRY、原作2部も楽しめたわけですし、制作会社は変わっても渡部監督が続投するなら問題なかろうと見ている面もあります。そもそも、あの4人組がいつものやり取りを見せてくれるだけで、満足できそうです。
しかし、TOAでガイの声を散々「ガウリイっぽい」と言ったわけですが、今度はガウリイを聞いて「ガイっぽい」と思うのでしょうか……。

遂に、完結!
表紙の絵を知らなくて、本屋の平積みから探すのに時間がかかりました。ヴァッシュの顔ドアップだとは思わなかったし、見ても、笑顔が久し振り過ぎて、彼の顔だと思わなかったのです。
コミックス刊行スピードが遅く、何度も前巻の内容を忘れたり、何度も挫折しようと思いましたが、一応無印の「トライガン」から追い続け、10年の歳月を経て終わりを迎えたことになんとも言えず感無量です。
思えば、全巻揃えてある好きな長編作品は数あれど、「銀河英雄伝説」等は当然完結後に読み始めたし、「ロトの紋章」は知った時には連載終盤だったので、リアルタイムで最初から最後まで追ったのは「パトレイバー」と本作くらい。ゆえに感慨もひとしおです。

最後なので、告白。
趣味が悪いのであまり公言していませんでしたが、レガートの狂気っぷりが好きでした。
「これは愚弄だ。僕の命に対する愚弄だぞ。撃て!」
彼にとっては、それが事実だったのだと思います。

そんなわけで、最終刊で一番重かったのがこの話でした。まったく別のシーンを持ってきて出だしに据え、締めで繋げる展開は、これまで何話かくり返された手法ですが、とても好きです。
銃で撃てば人は死ぬ、と分かっていて引金を引く重み。ウルフウッドと同じ立場に立って、ヴァッシュは涙する。でも、決断を悔いはしなかった事に救いを感じます。突然脳裏に浮かんだのだろうウルフウッドの笑顔は、かつてモネブを殺そうとした瞬間浮かんだレムの姿との対比でしょうか。状況と、結果と、すべて逆と言うのが面白いです。
もっとも、レガートに限っては、ヴァッシュによってもたらされる死こそ望んでいた以上、アニメも漫画も、この結末以外有り得ないと思います。
ちなみに、レガートの能力は念動力であって欲しいと心から思っていたので、13巻では本当に拍子抜けたのですが(逆に風魔の小次郎では「サイキックソルジャー」とか言い出されて吹きました。あれこそ糸操縦能力にすべき)、今回、再度レガートの糸は念動力だと勝手に確信しました。糸で操作できる範囲を超えてますもの。
後半のヴァッシュはずっと追いつめられていた感があるので、レガート戦の最後の決断で振り切れてしまったのは納得です。
ところで、レガート戦のナレーションは、ちょっとトライガンとしては浮いていた気がします。モノローグは頻繁にあったけれど、ナレーションは初めてでは?

レガートで随分気持ちを持っていかれたので、ヴァッシュとナイブズの直接対決は、プラントの分離シーンを含めても意外に短くて驚きました。
その前のヴァッシュVSレガート、リヴィオVSエレンディラが長かったから、戦闘能力を最大限に駆使した戦いの描写はやり尽くしたと言う事でしょうか。
それでも、最終話を前に決着がついていたとは、驚きました。

そして最終話。
賞金首ポスターに、ナイブズ版が増えていておかしいことこの上無し。写真なのか、絵なのか。あんな写真を撮ってあるとは思えないから、やはり絵でしょうか。誰が描いたのか知りませんが、巧くヴァッシュとナイブズを描き分けてますよね。
ナイブズは結局どうなったのか、明確には示されませんでしたが、輪郭がぼやけ、マントだけを残して消えた描写からは、死を暗示しているように思います。融合体を失った時点で既に黒色化が進んでいたので、仕方のないことかと。しかし結果として、ナイブズは独りにならなかったけれど、ヴァッシュは独りにされてしまったと言う事実が残るんですね。転じて、そんなヴァッシュを独りにさせない為の「ふりだしに戻る」大団円エンディングなのかも知れません。
13巻の時点では、ヴァッシュに残るものは死しかないと思っていましたが、ドタバタな日常への回帰と、その笑顔に、日々は続くけれど、戦いは終わったんだなと感じました。

最後に頑張ったで賞。
地球連邦のパンセさんは、終盤に登場したサブキャラなのに偉い人だなぁと感心しました。自分の命を賭けることに対して、焦燥や不安は見せても「その為に私はここにいるんですよ」と答え最後まで逃げなかった言動は、19年度麻生的尊敬する等身大の人ベスト3に入ります(たった今思い付いたランキングであり、何の権威もありません)。

今更ですが、何となく気恥ずかしくて見ていなかった「TVドラマ 風魔の小次郎」を視聴。
原作を読んだ事がないので、こんなギャグ要素がある話とは知らなかったです。
監督が同じ為か、「超星艦隊セイザーX」と空気感が似ています。縁側とちゃぶ台での朝ご飯シーンがある特撮と言う点も、セイザーXと一緒ですね。演出に安っぽい面があるけれど、ドラマ自体は意外と骨太で楽しめる&キャラ付けが分かりやすい、と言うのも同様。

セイザーXにはアド役、風魔の小次郎には竜魔役で出演している進藤学が、落ち着いたお兄さんぷりを見せていて驚きました。アドの時は結局「冷静さを装っている熱血(+微妙に間抜け)」だったし、バネ@テニミュは本来のキャラ付けに自分の個性を上書きしてお茶目になっていました。そんな彼が、このドラマでは終始真面目な顔をしているので、最初は不思議な印象を受けました。次第に慣れたけれど、慣れてからブログを見にいくと、今度は中の人の緩さのギャップに再び変な印象を抱いて、と忙しいです。
霧風@古川雄大は、テニミュ四代目青学の不二ですね。黒獅子@城田純がうっかりすると弟の城田優に見えて「テニミュキャストが多い」と思ってしまいました。ご免なさい。

で、うっかり「ミュージカル 風魔の小次郎」のチケット販売状況を見に行ってしまった本日です。いやはや、土日が売り切れていてくれて助かりました。

リオン編クリア。
以下、ネタバレ且つ辛口です。

前回のプレイ日記でも書きましたが、DCのシャルティエは子犬のようです。絵は変わっていないし、そもそもソーディアンに目はないけれど、絶対「捨てられそうな子犬の目」をしているに違いないと思う演技でした。PS版の頃に思い描いたシャルティエ像と相当違い、言いたい事があるけれど、愛犬家には否定できない可愛さです!

マリアンとのデートイベントで、「エミリオと呼ばれない」ことを喜ぶリオンに、どうしても納得できませんでした。PS2リメイク版リオンは、「リオン」の名を自分で付けた、即ち「エミリオ」から「リオン」になりたかった、と考えられるので筋は通っているけれど、PS版のリオンとは真逆。結局、別人なんですね。
その後は悪夢の展開へ直行。まさか一度も本物のマリアンと会わずに海底洞窟へ行き着くとは思いませんでした。人質を取ったと言いつつ一度も会わせてもらえない時点で、自分なら狂言を疑います。視野が極端に狭くなってしまったリオンを残念に思う反面、年相応とも感じました。よくよく考えれば、PS版の頃から、リオンは自分から崖に突き進んでしまう破滅型だったんですよね。
幻想のマリアンに会うシーンは、もう少しイベントに入る前に間を作ったり、D2の夢イベント風セピア調にするなどした方が分かりやすかった気がします。

最終戦で、スタン一行に勝てるとは思ってもみませんでした。負け戦闘と思っていたら勝ててしまい驚愕。スタンが「殺劇舞荒剣」を使ってきた瞬間、ハーメンツのリオン戦と同じようにこれで確実にトドメを刺される仕様に違いないと思いきや、大してHPが削られなかったので、もしやと思って真面目に戦ったのが功を奏しました。負けたらゲームオーバーだったのでしょうか? 逆に気になります。

スタッフロールはリオン祭りでした。新規書き下ろしのようなモノクロ絵が2点ほどあり、見入りました。もしかすると小説の挿絵かも知れませんが、最近のテイルズ公式小説は買ってないので不明です。
ちなみに、ウイル役は「ラタトスクの騎士」のデクス役で出演が決まっている陶山章央氏でした。

本編クリア後の世界も少しだけ触ってみました。
「秘密の施設」はオベロン秘密工場の流用。
「ソーディアン研究所」は敵が強過ぎて必死なので、ホーリーボトルの使用を解禁。DC版ホーリーボトルは出現率が0になるので快適ですね。無事「デモンスランス・ゼロ」を習得いたしました。
「アルカナルイン」はPS2リメイク版当時から好きじゃなかったので、わざわざリオン編でまで遊びたくないです。しかし闘技場ディフィニットモードをクリアするなら、現レベルだと技数が足りないため、アルカナルインでのレベル上げが必須ですね。
独りでサイグローグ(とねこにん)しかいない箱庭に閉じ込められている窮屈感は、このクリア後の世界こそ悪夢の続きだと感じる嫌な気配がします。それを計算でやっているのだとすれば、凄いソフトですよ。

結局、“思い出補正”だと分かっていても、自分はPSオリジナル版が好きです。
PS2リメイク版のリオンは、PS版でリオンに味わわせてあげられなかった「いい思い」を色々させてあげる事ができて、その点は嬉しかったけれど、彼自身にはPS版リオンに抱くような愛しさを感じません。
一般的にはリオンは「悲劇のキャラクター」として認識されているようですが、中盤で死亡という同じ結末を迎えるキャラクターなのに、PS2版とPS版には隔たりを感じます。そのことから、自分がPS版リオンに感じていたのは、悪役・ダークサイドの魅力だったのかなと最近思い始めています。

クロスワードパズルにハマっています。
この手のパズルに熱中する周期があり、先日までは数独にハマっていたのですが、久し振りにクロスワードをしたいと思ったので雑誌を購入。以後、延々と解いています。

クロスワードと言えば銀英伝ファンにはお馴染み、イワン・コーネフの趣味でもあります。
はて、宇宙に進出した人類が遊ぶクロスワードパズルとは、一体どんなものなんでしょうね。案外、私が解いているのと同じオーソドックスなクロスワードパズルではと言う気がして、未来でも人は変わらないなぁと何だか繋がってるような面白味を勝手に感じています。
ちなみに、原作ではクロスワードとしか記載がなく、道原かつみさんの漫画版では携帯端末で遊んでいた記憶があります。銀英伝二次創作サイトさんでは、3Dクロスワード等の描写を拝見した事もありますが、構成が平面でも3Dでも、クロスワードの難易度は出題部分で決まるから、解法に変化はなさそうです。原作に実際に登場する「三次元チェス」は、現在のチェスと戦法が違いそうなのですけどね。