• 2015年01月04日登録記事

1周目終了しました。
バッドエンド、だったようです。あやめさんが消滅するだけでなく、主人公の記憶が希薄になっているようで、反応し難い終わりかたでした。
放課後の移動でキャラクターと会えないことが多く、好感度不足は心配していました。が、DISC2に入ったら武術大会・海水浴・横浜デートと、葉月といい感じで進んだので、葉月ルートに入ったものと一旦安心したため、余計にガッカリ。選択肢を大きく外した意識はなかったし、そもそも中盤以降は選択肢発生が非常に少なかったので、やはり、DISC1での遭遇回数が影響しているのかと思われます。

DISC交換のイラストがとても可愛かったので、ここで掲載。

ディスク交換1ディスク交換2

宙に浮いているキャラクターがいますが……。隠しキャラクターかな。

基本的には葉月かあさみ寄りで、選択肢は八方美人にしていました。
あさみは小学生(主人公は高校生)ということで、少々犯罪っぽい組み合わせですが、非常にしっかりした少女だし、性格は生意気なのに主人公のことは本気で慕ってくれるので可愛いです。
葉月は、幼馴染みの男前キャラクターということで、波多野@TLS2のようなイメージでいたら、思っていたより深刻な過去を抱えた女の子だったので驚きました。なお、葉月は女子生徒から異様に人気がある設定ですが、実際は彼女のような姉御肌で気さくな女性より、少しクールビューティな方が、女子生徒から絶大な人気を誇るものだと思います。

取り敢えず一周はしたので、現段階での総評を。

私はノベル形式のゲームはあまり遊ばないため、地の文が表示されるゲームというと「プリズマティカリゼーション」「BASTARD!」「奏(騒)楽都市OSAKA」「猫侍」くらいしか経験がありません。
で、それらの作品と比べると、率直に言って文章に魅力がありません。
あくまでギャルゲーであり、ノベル形式を取っているだけ。地の文で笑わせようとか、伏線を貼ろうとか、純粋に読み物として読ませようと言う意図は感じませんでした。
そのため、普通のADV形式の方が読み易さ&テンポ的に良かったかな、と思っています。なんせ、共通シナリオ部分が長いですから……。

世界観は一昔前という感じ。
発売当時ですら、あんな絵に描いたような不良はいなかったと思うなあ(苦笑)。
基本的には、ほのぼのした雰囲気です。

女の子たちはいい子揃い。
でも、最終的には「メインヒロイン(あやめさん)を好きになれるか」にすべてが掛かっているゲームだと思いました。
大正生まれの幽霊・天然・大和撫子という人物。彼女を核として物語が出来上がっていて、すべてのヒロインに関わるので、好きになれないとプレイ自体に飽きます。私は、前回の感想で既に気付かれているかもしれませんが、嫌いとは言わないけれど好きでもない、というところでした。
盛り塩で近寄れなくなっちゃう朝のイベントは面白かったですね。最初、この時点で強制バッドエンドかと思って慌てましたが。

私が一番微妙だと思ったのは、主人公です。
女の子たちは、結局のところ全員主人公に気があるのですが、この男が奥歯に物が挟まったような奴で、どうも好きになれませんでした。あやめさんのことを好きになれなかったのも、この主人公に幻滅せず尽くす神経が理解できなかったからだと言えます。
でも、バッドエンドのまま終わるのも悔しいので、せめて1人は攻略したいと思います。