• 2015年07月19日登録記事

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TVアニメ「アルスラーン戦記」15話「シンドゥラの黒豹」
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エンドカードは、まさかの西尾維新先生ショートショート2本「絵心の心得」(笑)。
いや、驚きました。当然、放送では署名を確認するのが精一杯で、後から録画で内容を確認しました。
田中芳樹先生も文字だけのエンドカードではあったけれど、あれは色紙みたいなものと考えれば許容範囲。でも会話文のエンドカードなんて空前絶後では?

戦闘では主要メンバーが力を発揮し、最近出番のなかったギーヴがキラキラ付きで(笑)大活躍、更にCパートに名場面と、順当に楽しめる話でした。
ラジェンドラが、敢えてジャスワントを押し付けて来たことも解説して欲しかったけれど、ナルサスが見破っていることを視聴者に隠して緊張させるための変更なのでしょう。
捕らえられたジャスワントも、なぜ不用心に自分の氏素性を明かすのかと思ったら、アルスラーンの境遇と重ね合わさせるためですね。ただ、アルスラーンはまだ自分の出生について「アンドラゴラスの子ではないらしい」という程度の情報しか握っていないので、親の顔を知らないという寂しさに共感できるものなのか疑問です。
まぁ、ジャスワントが仲間になることはOP・EDでバラされてしまっているから、サクサク展開するのは良いと思います。個人的には、OP・EDでバラさず、どちらに転ぶか分からない演出にしておけば、ギーヴやナルサスの台詞が生きたと思うのですが。
今回の話を観ていて、ダリューンは台詞に緩急があって良いなと思いました。戦場で気合いが入っているとき、悪友とリラックスしているとき、殿下を慰めたいと思っているときと声音に自然な変化があり、その台詞をダリューンがどういう気持ちで言っているのかよく分かります。

新年の儀式は、こういう文化表現が入るのは面白いなと思いながら眺めました。
神官であるファランギースがたまたま従軍していて、王太子がいる軍だからこそ行えた儀式みたいに見えるなぁ。

次週はついに戦象部隊出動。
アニメで馬をたくさん描くのは大変だと聞いたことがありますが、象はどうなのかな。四つ足だからこれも大変そうだけれど、期待しています。

それにしても、公式のラーメン店各社とのコラボはなんなんですか……。
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