3DSのダンジョンRPG「世界樹の迷宮V 長き神話の果て」体験版を遊びました。
http://sq-atlus.jp/sq5/
製品版に引き継げるタイプの体験版。体験版特有の制限として、探索は樹海3階まで、レベル10まで、セーブデータは1つまで。また、3DSの体験版なので起動30回制限もあります。
「世界樹シリーズ」「新・世界樹シリーズ」共に初プレイ。
元々、コツコツ進めるDRPGが好きということもあり、好感触です。戦闘難易度は厳しめですが、理不尽さは感じません。
また、このシリーズは状態異常(毒)の効果が強いという話を聞いたことがありましたが、実際に毒効果でHPの半分以上を一気に削られて、「これか!」と思い知りました。
ちなみに、攻略知識なく最初に作ったパーティは「フェンサー」「リーパー」「セスタス」「ウォーロック」「シャーマン」で、回復職「ハーバリスト」なしだったので苦労しました。作成時の説明でシャーマンも回復職だと思ったのですが、バフがメインの職でした。そんな偏ったパーティでも、F.O.E.這い回る毒蟲は倒せたので、基本的にはプレイヤーの好きなように構成できそうです。
後から全職を作って育てた感覚では、「ハーバリスト」の回復技はやはり有能です。タンク役の「ドラグーン」、手数が増える「ハウンド」もいい感じ。ただ、これらの職が揃っていると探索中の安心感がぐっと上がって、今度は物足りなくなりました。安定しないギリギリの探索をする方が、本作の正しい楽しみ方のようにも感じます。
3DSの二画面構成&下画面のタッチパネル対応を生かし、画面上がプレイ画面、画面下が自分で描くマップという作りになっているのが面白いですね。
ただ、歩いた道が色付くのでオートマッピングだと思い込みました。1階を踏破したのに評議会に地図を提出できなかったことで、デフォルト設定だと自分で線を引かないといけないと気付きました。
アイコンを自分で配置したりして、「自分だけの地図」を作るのは楽しい反面、完璧主義には面倒さを与える
ダンジョン探索中等、プレイヤーに提示されるテキストがゲームブック調で、思わずニヤリとさせられます。時々、クドいですが。
メンバーの入れ替えのために、わざわざギルドに立ち寄らないといけないとか、パーティに呼び出しているメンバーの装備しか付け替えできず、控えのメンバーと入れ替えるときは、必要な装備を外しておく必要があるとか、微妙に面倒を感じる部分もあります。人気シリーズの割にUIが熟れていない感じです。
でも延々とパーティを作り直してはやり込んでしまう面白さを感じました。
触れた時点では、FF15までに遊びつくせない、と思って購入には至りませんでしたが、結局発売日がズレたから、再検討の余地が出てきた一本です。