• 2017年05月登録記事

現在地:Chapter08終了(強くてニューゲーム)
シリーズ記事「FF15 物語を見直す旅」の趣旨は、2017年2月1日記事参照。

アンブラ

注意:ゲーム本編・映画・アニメネタバレ満載です。
現在FF15プレイ中でネタバレを気にされる方は、進行状況を確認の上、ご自身の判断でお読みください。

スクリーンショットを撮ったら、ちょうどアンブラが目を瞑って、笑っているようなタイミングになりました。
ルーナが貼って来たステッカーは、オルティシエのバディーリ噴水ですね。
1回目のテネブラエを発つ連絡は、神凪就任記念コインと同じ横顔の意匠にジールの花があしらわれたステッカー、2回目の無事を祈る連絡はイチネリス鉱業の工場ステッカーでしたので、返事を書いた時にいた場所を示しているのかな、と思われます。

記念撮影

あっという間に出航です。
集合写真は、一周目だとカーバンクルが写り込んだので、必ずそうなるのかと思っていました。二周目の写真に写らなかったということは、あれは奇跡の全員集合だったのですね。ゲンティアナを入れて撮ることができるのかも気になるところです。

出航の前には、コル将軍から、国王の死の責任について謝罪があります。

すまなかった

その後のやりとりも含めて重要なシーンですが、ゲーム内時間としてもプレイ時間としても、調印式からだいぶ経っているので、「いまさら?」と思ってしまいます。
出航直前まで謝罪をとっておいた理由は、重要な伏線となるシドの台詞を引き出すためでしょう。でもそれは創作上の都合なので、責任感の強そうなコルがChapter02の時点で謝罪しなかったのはなぜか、個人的にはなんらかの理由を付けて補強して欲しいところです。
これまでの行動を見守って、ノクティスを王として認めた、というのが一番簡単でわかりやすい理屈です。しかしコルはChapter02の時点で「新王」と呼んでいたので、ここで「認めた」と言い出すと「認めていないのに王と呼んでいたのか」と新たなツッコミ材料ができてしまうのが難点ですね。

見送りで心温まったところで、今回は短いですが次回へ続きます。


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参考記事

宮下奈都著「よろこびの歌」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
志望の音大付属高校に落ちて新設校に進んだ御木元玲は、著名な音楽家である母へのコンプレックスや挫折感を抱えていたが、二年生の秋、校内合唱コンクールの指揮者に選ばれ、再び音楽に向き合った。熱の入った指導にクラスの生徒はついて来れず、伴奏の失敗もあってコンクールは散々な結果に終わる。だが後日、マラソン大会で最終走者になった玲を応援しようと、クラスから自然発生した合唱を聞き、「歌わせよう」としていた自分の失敗と、音楽の喜びに気付く。

あらすじを記載した表題作を含めて、複数人の視点で綴る、7話の連作短編構成。
女子高生たちのお話ですが、割と静かに淡々と進みます。

あらすじを極限まで圧縮すると、「好きだった音楽を封印して孤立していた少女とバラバラのクラスメイトが、校内合唱コンクールでの指揮を切っ掛けにまとまる」という話になったはずですが、コンクールは切っ掛けでしかなく、それからの日々の方が長く重要な構造。
でも最後は、迷いや諦めを抱えていた少女たちが、再びの合唱でそれぞれの思いに区切りをつけていく、爽やかな成長物語になっています。

なお、4話目の「サンダーロード」で同級生の牧野史香は幽霊が見えるという設定が明らかになり、急なファンタジー要素に驚きました。彼女が気づく「玲を見守っているお爺さん」の存在が、最終的な玲の物語に大きく影響を与えたとも思えず、この点だけ、ちょっと引いてしまいました。
それ以外は、挫折と再生という普遍的なテーマでありながら、諦めずにがむしゃらに頑張るだけが正解ではないリアリティと、それでも一生懸命に頑張った時に放たれる青春の輝きが美しいお話でした。

3DS版FCバーチャルコンソールにて「ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島(前後編)」をプレイ中です。

ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島

現在地:3章終了
https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000014632

本作は、1987年に発売されたファミコン・ディスクシステムのADV。
時折、読み込み中を示すメッセージが表示されるのがディスクシステムならではの要素ですね。

タイトル通り、日本の昔話から引用されたキャラクターたちによる「昔話」風の物語が展開されています。
主人公の二人は「桃太郎」と「かぐや姫」がモチーフですが、そのほかにも序盤から「かさ地蔵」「金太郎」「鶴の恩返し」「おむすびころりん」と様々な物語由来のキャラクターたちが現れる、ハチャメチャなオールスター風の愉快さがあります。それでいて、川から桃が流れてくると思いきや、蓋付きのお椀(カップ麺)が流れてきて、お湯をかけて3分経つと男の子が誕生する(笑)とか、ちょっとした「ハズシ」の要素もあっておかしいです。
現在は、桃太郎の鬼退治をなぞる展開で進んでいますが、かぐや姫要素がどこで関わってくるのか楽しみです。

ADVとしては、調べられるもの、話せるもの、使えるものを当てていく、古典的なコマンド総当たり形式。不要になったアイテムは、理由をつけて消失するようになっているのが、なかなか親切かつ上手い作りだと思いました。
「ひとかえる」のコマンドで、男の子と女の子を切り替えるというシステムがいいスパイスになっています。特に、入手できた側が必ずしもそのアイテムを使うとは限らない点が肝だと思いました。

3章になって難易度が上がり、「せんじんだに」で谷底を覗いて墜落死と、「おにのとりで」で銅鐸を持って逃げようとして殺されるという2度のゲームオーバーを体験しました。試行錯誤は許されるけれど、警告されているのに不適切な行動をとった場合は容赦なく死ぬシビアな部分にギョっとしました。しかも、説明書を流し読みしたせいで、途中セーブの存在を知らず、2度も3章を「はじめから」でやり直す羽目になりました。
三度目の正直で、「隠れ蓑の灰」までは自力でたどり着いたものの、銅鐸を持った状態で鬼から逃げる方法がわからず、任天堂公式Q&Aに頼ってしまったのが悔しいです。

せんじんだに

まあ、さすがに「硫黄玉」はノーヒント過ぎだと思います。一度余計なことをして死んだ地点で探索しようと思わないし、温泉が吹き出したエリアならまだしも、谷に硫黄玉が落ちている理由も納得できないし……。

そんな難しさも含めて、楽しんでいきたいと思います。