• 2017年11月登録記事

PSゲームアーカイブス「ファイナルファンタジータクティクス」を始めました。
ファイナルファンタジータクティクス ソフトウェアカタログ

FINAL FANTASY TACTICS

松野信者なのに、初めてのプレイです。
発売当時は「タクティクスオウガ」との関係性が分からず、潔癖症の嫌悪感で避けていました。避ける必要がないと分かった後も、「FFT」を遊んだら未プレイの松野ゲームはなくなってしまうと言う理由で置いてありました。しかし、後生大事に取っておいても仕方ないですし、古代イヴァリースの旅(FF12)も終盤というタイミングで、大崩壊後のイヴァリース(FFT)を歩んでみることにしました。

現在地は、Chapter1終了まで。

SRPGは一戦闘が長くなりがちなゲームですが、FFTは出撃メンバーが5人と少なく、マップも狭いのでサクサク進めます。
そのため、Chapter1のクリアも意外と早かったです。
勿論、話の引きが非常に上手くて、先が気になって進めてしまうという要素も大きいです。

CHAPTER1終了

最も厳しい戦いだったのは、「風車小屋」のウィーグラフ戦です。
編成と戦術を練り、3回目の挑戦で勝てました。瀕死に追い込んでイベントが進んだ瞬間は、本当に嬉しかったです!
確定ヒットの黒魔法を使うことにしたのと、ゲスト参戦のディリータに防具を揃えてやり、戦力(囮)として活用したのが功を奏しました。

ここで死ぬわけにはいかないッ!

しかし即死効果付きの剣技が非常に恐ろしく、ラムザとシーフが「北斗骨砕打」の即死効果で一撃死した時は唖然としました。きっとあるのだろう再戦も、苦戦する予感があります。

ウィーグラフ自身については、理想家肌で、ラムザがもう一人いる印象を受けました。革命家らしいといえば、そうなのかな。しかし彼を補佐すべき妹はテロリスト思想だし、それ以外の部下は「生きること」が最重要であり、一人で空回りしている感があります。

一人でも多くの貴族を道連れに!

そもそも妹の仇討ちに走る時点で、リーダーとしては評価できません。
兄妹関係が多く、且つ全員シスコン(笑)なので、FFTは兄妹の物語なんだなと思いました。「タクティクスオウガ」は姉弟の物語で、「FF12」は兄弟の物語だから、敢えて偏った家族関係にしているのかしら。
ちなみに「ベイグラントストーリー」も登場人物の数に対して兄弟のみ3組と多いけれど、それぞれの関係が特に対比されたりはしていないから、この系譜とはズレますね。

ゲストキャラは基本放置で床ペロさせている状態だったので、アルガスの名台詞「家畜に神はいない!」を聞けませんでした。
確かに彼は暴言が多いし、捕虜への尋問の仕方などは目に余るけれど、言ってることは貴族常識から考えれば真っ当に思います。

アルガス

貴族の中で蔑まれている身であり、かといって貴族である以上平民とも交われず、孤立していたアルガスだからこそ貴族と平民の差に拘るのは理解できるし、基本的に彼の発言には嘘がなかったと思うのです。
対するラムザはある意味甘ちゃんの常識外れで、まともに言い返せていないのが印象的でした。

ちなみに、碌に説明書を読まずに始めて、よく分からなかったところだけチュートリアルを確認するという方法で遊んでいます。既に育成を失敗している気もしますが、初回プレイゆえの試行錯誤と思って、それも楽しみます。

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荒川弘版 漫画「アルスラーン戦記」8巻

表紙は双刀将軍。今巻の範囲だと出番がないのでは?と思っていたら、少しだけ名前が登場しました。カバー下の後ろ姿が格好いいです。

8巻は、原作小説三巻の第三章「落日悲歌」部分に当たる47〜52章を収録。
戦象部隊VS騎兵部隊と、神前決闘の一騎打ちという2つの戦いが劇的に描かれています。

本筋は原作小説の通りですが、オリジナル要素の盛り込みが的確で、原作ではあまり語っていなかった痒いところに手が行き届いています。
ラジェンドラとガーデーヴィの舌戦も拡張されていたけれど、非常に自然でしたし、バフマンの死にかた改変は原作に入れ込み直しても良いくらいだと思います。
また、サリーマとジャスワントの気安い雰囲気が見られる会話は、一族内でのジャスワンとの立ち位置も見えて、マヘーンドラだけと繋がった仲では無かったんだなと、少し安心もしました。

  • ダリューンの槍に房が付いていた理由が判明する、微笑ましい1コマ
  • 猛虎将軍マント(笑)

など、漫画向けギャグ要素も光っていました。
特に猛虎将軍マントに関しては本編でも笑ったけれど、カバー下にて、まさかの兜も用意されていたので不意打ちを喰らいました。

原作小説に関しては、帯にて16巻(最終巻)が12月15日発売である旨が告知されています。
リアルタイムで追っていた読者には、出来はどうであれ感無量といったところでしょうか。
でも私は第二部を読んでいないこともあって、広告が挿入されていた「七都市物語」コミカライズ(ヤングジャンプ連載中)の方が気になりました。コミカライズのお陰で原作新版が出ているし、こちらを読もうかな。

唐突に、リハビリ新作!

昨夜寝入り端にふと思いつき、朝になっても覚えていたら書こう、と誓ったところ、無事に書けました。
ここ数年、「小説らしい文章」が書けなくて苦しんでいたのですが、書けるときは書けるものですね。同時に、こういうストーリーのないお話を書くのが好きだ、と改めて思いました。


 しいなは小さく息を吐くと、右手で左胸の襟を掴んだ。
 迷いを訴える心臓の辺りを擦る内に、ふと、硬い感触に触れる。懐中に忍ばせていた「それ」の存在を思い出したしいなは、二度、親指で縁をなぞった。翼を広げたその意匠に触れていると、落ち着くというより、研ぎ澄まされていくような感覚がある。
 心を決まるのに必要な時間は、それで終わった。
「戒めか?」
「うん」
 おろちの問いにしいなは一度頷き、しかし、かぶりを振った。
 それーーくちなわに渡された鶴のお守りを持ち歩くようにしたのは、確かに、自分の力不足を忘れず戒めるためだった。
 けれど今となっては。
「むしろ、支えかもしれないね」
 くちなわとは一騎打ち以来会っていない。兄のおろちも密かに探していたが、見付かっていないらしい。だが生きている筈だ。生きてさえいれば、あの男はしいなの生きる姿を見ている筈だ。ならば、恥じるところのない姿を見せねばならない。その義務感をしいなに与え、支えてくれているのがこのお守りだった。
 お守りの中にくちなわの式神が残っているのかどうか、しいなには分からない。もし残っているならば、くちなわのお陰でしいなは自分の理想を守り続けられているのだと、感謝の気持ちも伝わっていれば良いと思う。
 しいなはもう一度お守りに触れ、幼馴染みを強く想った。


オチはないまま寝落ちたので、最後は尻すぼみ(苦笑)。

このSSの出発点は「ED後も、しいなはくちなわのお守りを持ち続けているのだろうか」という疑問でした。それに対して、お守りはしいなにとって「支え」に変わっていくのでないかと解した形です。そもそも「戒め」は「支え」と近いと思います。
FF12のアーシェの台詞「危険な力だろうと、支えにはなるのよ」の影響を受けたかもしれません。当てはめたのが、本日のタイトル「発信機だろうと、支えにはなるのサ」ということですね。

ちなみに、「くちなわのお守り」の形は覚えていませんでした。さすがに15年近く経ちますからね。
くちなわだから蛇かな?と失礼なことを思ったのですが、攻略本を見たら鶴でした。なかなか凝ったお守りで驚きました。

現在地:Hランクモブ狩り中

皆がそれぞれ「自分の仕事」を見出し、バハムートへ向かおう!と一致団結したところで世界巡りを再開しちゃうのは、FF12の「あるある」ネタですよね。

ワールドマップ

まず、リドルアナ大灯台に戻って地下層に挑みましたが……。

地下層 冥暗たる源域

地下層は、仮にLv.99でも漫然と戦っていると物量で押し負ける恐ろしいところなので、B2まで進んで「イクシオン」(Sランク)を倒したところで退散しました。
最下層の闇神に会えるのは、だいぶ先になりそうです。

それから、あえて残していたHランクモブの討伐依頼を受注しました。

まず、飛空艇を乗り継いで「デスゲイズ」(Hランク)を討伐。
デスゲイズが出現した時限定の「お客様の中に、冒険者の方はいませんか!?」というベタなアナウンスが良かったです。ただ、アルケイディア行きの飛空艇で遭遇したので乗客に守り甲斐がなかったのは残念でした。一旦退散して、別の航路に行っても良かったかな、と思います。

デスゲイズ討伐

それから、他のモブ依頼でも分かるけれど、帝国軍人も個人レベルではまともな人が多いのですよね。

ビュエルバで「ディアボロス」(Hランク)を討伐。
依頼者が見付からなくて、通りをウロウロしてしまいました。このイベント、実は依頼人のミクリオ少年は亡霊であり、「死者は動かない」というメインの物語テーマと反しています。世界観を作り込んでいる作品だけに、これはちょっと惜しいと思いました。

ミクリオ

ディアボロス自体は、Hランクとは思えないくらい楽勝でした。インターナショナル版で強化された筈なのですが、TZA版では元に戻っているのかしら。

狩りだけでは殺伐とするので、ネブラ湖の釣りも始めました。
これはオリジナル版当時は気付かなかった要素です。そもそも、どこで釣竿を手に入れるのか、攻略本を見ないと分からなかったです。

太公望ルクセラ

譲って貰うのではなく、釣り人を立ち去らせた後、置いていった釣竿を失敬するという手順なのは心底驚きました。ヴァンは確かに手癖が悪い子だし、そういう生活をしてきたから今更罪悪感もないだろうし、プレイヤーにしたって戦闘では初手「盗む」をしているわけですが、これで良かったのでしょうか……。戻ってきた釣り人が釣竿がないと気付いた瞬間を考えると、心が痛みます。

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LES PATISSERIES LA MAREE DE CHAYA(日影茶屋)の催事限定シュークリーム「プワモワ」を頂きました。
http://patisseries.chaya.co.jp

カスタードクリームはバニラビーンズたっぷりで、味が濃く硬め。食感はもったりした感じだけれど、決してしつこい味ではなく、後味は意外とさっぱりしています。このクセのなさは、相模原市で生産されている「昔の味たまご」が貢献しているのかもしれません。
生地は見た目に反して柔らかめでした。ただし、これは保存状態のせいかもしれません。香ばしさはありますが、そこまで主張は強くなかったです。

それゆえ、率直な食感は「山盛りのカスタードを食べている」というものでした。

満足感はあるけれど、お値段も結構するので、贅沢品!という感じでした。