• 2011年10月登録記事

GC版「テイルズオブシンフォニア」発売(2003年8月29日)から、もう8年経っているのですね。
ということは、再来年の2013年には10周年です。
10周年というと一区切りの感があります。
自分でもなにか企画したい気はしますが、再来年に向けて出来ることと言ったら、更新ネタを書き溜めておくくらいですかね。
……1つくらい(苦笑)。

ナオミ・ノヴィク「テメレア戦記」から「2 翡翠の玉座」及び「3 黒雲の彼方へ」

1巻が面白かったので、2・3巻を一気読み。
1巻が割と冒険活劇でスカっとしたのに比べると、2巻は人権問題、3巻は第四次対仏大同盟と、だんだん重苦しくなってきました。この調子だと、4巻は大陸封鎖令の時代かな。イギリスの苦難が続きますね。
2巻以降テメレアが嵌まってしまったドラゴンの人権問題は、単なるファンタジー戦争史に収まらない、難しいテーマですね。もう少し軽く楽しく読めた方が、個人的には嬉しかったのですが、作品としては非常に重厚感が出て来ました。

一方で、次々と魅力的なキャラクターが投入され、また1巻から引き続き登場している面々もどんどんキャラ立ちして、人物たちのやりとりは増々面白くなって来ました。
私としては、副キャプテン・グランビーの成長ぶりがとても嬉しかったです。1巻初期の反抗的な厭な奴から、本当に気持ちのいい男になりました。
突っ走りがちなタイプではありますが、彼の場合は軍人として自分の立場等を把握し、状況判断した上での言動なので、自分の思うがままに迷惑発言をするテメレアや、完全なる戦闘狂のイスキエルカと違い、自己責任において言動してるところが好きです。竜を得てテメレアのクルーから外れたのは残念ですが、ローレンスとは違う種類の良いキャプテンになると思います。

他の面々では、ドラゴン医のケインズ、万能タイプの諜報員サルカイの今後の活躍に期待したいです。
アルカディたち野生ドラゴンは、オスマン帝国での失敬な退場で出番は終わりかと思いきや、思いも寄らぬ局面で再登場してアッと驚かされました。折角だからこのまま英国に住み着いたら面白いけれど、野生の彼等にハーネスを付けるのは無理かな?

そして、今後も大きな障害となって立ちはだかるだろう、ライバル竜リエン。
執念と憎悪で泥々した感じにゾッとしつつ、敵=ローレンスたちと対峙していない時の穏和な彼女は凄い良い感じなので、非常に複雑です。
ヨンシン皇子はローレンスにとっては敵だったけれど、リエンとの交流を考えるとかなり懐が深く興味深い人物だったと思います。彼の死は、テメレアの今後にとって大きなマイナスだったと思います。

ほんの僅かな瞬間でしたが、ナポレオン・ボナパルト本人が登場したのも見逃せないポイントですね。
何というべきか……私の場合、宙組公演「トラファルガー」のイメージが強く、ナポレオンの台詞がすべて蘭寿とむの声で再生されるため、登場シーンを読んでいる間中、笑いが止まりませんでした。
「わかった、わかった、乳母殿」なんて蘭寿声で脳裏に再生されると、一気にナポレオンへの好感度が上がってしまいます。

逆に、1巻では「立派な士官」だったローレンスが、テメレアへの愛情過多になりすぎて、個人的にはひいてます(笑)。
テメレアを失望させたくないと言う気持ちは理解できるけれど、ちゃんと指導しておかないと、英国に戻った時に社会を混乱させてしまうのではないでしょうか。

少し勢いは落ちましたが、4巻も読みたいと思います。

最後に少しだけ苦言。
2・3巻とも、訳者のあとがきでネタバレされたのが残念でした。少なくとも、イスキエルカの存在は知らずに3巻を読みたかったです。
「読まなければ良い」と言われればそうですけれど、そこに活字があれば読むのは読書人の習性。ましてや、ネタバレがあるとは警告されていなかったのですから。
次の巻へも興味を惹き付けたいという意欲はわかるのですが、少し直接的すぎるのではないでしょうか。

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富士菓匠 金多留満のゼリー菓子「富士山の実 はまなし」
http://www.kindaruma.co.jp/

中に入っている赤い木の実が「はまなし」です。
透明なピンク色が美しい天皇陛下献上菓。白い菓子皿を持っていないため、柄物の上で撮ってしまいましたが、写真の撮り方に非常に気を遣いました。
凍らせるとゼリー部分が白く濁る変化も含めて、上品な美の世界でした。
ちなみに、凍らせても、固さは変わらずぷるぷるしているのが不思議でした。

味自体は、正直に言ってしまうと「どうと言うことはない」かなぁ。とりあえず、麻生の好みではなかったです。
洋酒が非常に効いている、大人の味でした。

東京公演までに書き終わると言う希望的観測が、少し現実になりました。

【2幕3場C クラブ21】
もぐり酒場で再会するルディとジョージ。ルディは過去の裏切りを謝罪し、もう一度3人で映画を作りたいと言う。その時、酒場のショーでルディを中傷する新聞記事が紹介され、ルディは激しいショックを受ける。

クラブの歌手が百千糸であることに、DVDで初めて気付きました。「誰がために鐘は鳴る」での軽やかな歌手の印象が鮮やかだった分、こんなムーディな雰囲気も出せるとは意外で、驚きました。
ルディは映画作りの夢を語りますが、公演が進んでいくごとに、彼が映画監督に転身して成功するとはとても思えなくて、どんどん空虚な希望だけが広がっているように感じたのが面白かったです。
大空祐飛という役者自身は、コツコツと積み上げていくクレバーな印象で、実際に演出的なセンスがあると言う話も聞きます。故に役者本人とダブらせると、映画監督になると言う夢に現実味があったのですが……。公演が進んでルディという役が深まるほどに、彼には他の道を歩む術がなくなっていったのかもしれません。

【2幕4場 記者会見場】
本心を曝け出しても記者からは取り合われず、ファンからは映画の登場人物であることを求められる。本名のロドルフォを愛してくれる者はいない──

天羽珠紀が「ヴァレンチノ」でなにを演じていたか思い出そうとすると、私の場合、1幕の占師メロソープではなく、この記者会見場の名もなき記者がまず脳裏に蘇ります。
たった一言の台詞なのに伝わってくる、独特の厭らしさ。取材対象をどう思っているかよく分かるし、彼が書くだろう記事の内容まで想像させます。
続くヘレン・ローズも、こちらは悪意なくルディを傷付け、一層の孤独感を与えてきます。
虚構の「ルドルフ・ヴァレンチノ」としてしか存在を許されない事実を畳み掛ける脚本に、震撼します。
それでも──ルディは絶望していないのですよね。

余談ですが。
ルディとジョージが同じような衣装を着て並ぶと、ジョージの身長の高さと、ルディの頭の小ささに改めて吃驚します。後者は髪型も影響しているかな。

【2幕5場 S&G出版社受付】
ジューンを探し出したジョージは、ルディが会いたがっていることを伝え、新作「シークの息子」の試写会に招待する。

フランソワーズ・スコット(ジューン)を訪ねるジョージですが、受付嬢の応対には疑問が残ります。作者の個人情報を探る相手には、もっと慎重に対処すべきですし、そもそもいつ出社するかなどの情報を漏らしてはいけないと思うのですよ。それとも、個人情報保護法などがなかった時代は、こんなものだったのかしら。
相手を思い遣りながらも本音で話せているジューンとジョージは、男と女であっても本当に良い友人同士だったのだと想います。
ところで、何度も見返している内に突然気付きましたが、ここでジョージに電話番号を教えたことが、10場の展開に繋がるのですね。実に無駄のない脚本です。

現在地:Chapter 11(流砂の洞窟に挑戦中)

前回の遠征でドクローズとの話は終わったのかと思いきや、まだ続いていたのですね。
彼等は悪意ある集団だったとベラップが知り、主人公とパートナーに謝ってくれる展開を期待します。

さて、新キャラ・ヨノワールは助言者的なポジションの人物ですが、ディグダが足形で種族を判定できなかったことから、主人公と同じく後天性ポケモンなのでは、と勝手に推測しました。
でも、主人公の事情をすべて話したときに反応したのは「時空の叫び」の能力の方だったので、違うのかしら。

時の歯車を盗む犯人ジュプトルは、もう少し引っ張るのかと思っていましたが、早くも追跡を始めることになりました。
時の歯車を見付ける手口からすると、ジュプトルも「時空の叫び」の能力者な気がします。
ん? とすると、ジュプトルの方が後天性ポケモンという可能性も否定できませんね。街のポケモンが「聞いた事がない」と語っていたのも気になります。深読みし過ぎでしょうか。

さて、冒険の方について。
今回からAランクの依頼も受け始めました。しかし、探索は問題なくても、尋ね者はさすがに強かったです。「ふっかつのタネ」が連続で消えていきました。
強敵と戦う時は、仲間がどう戦うかは指定できない点がマイナスになりますね。プレイヤーが指示を出せれば、もっと巧い戦い方ができるのですが。せめて全力攻撃してもらえるよう、作戦は近くの敵を攻撃する「まよわずすすめ」に固定化してみることに。
で、その状態でエレキ平原に向かったところ、最深部のレントラー戦で、この作戦が裏目に出てしまいました。
複数の敵に囲まれた状態でスタートしたため、仲間が個々に対処しようと散開して、各自が1対3くらいの状況になってしまったのです。主人公は一角に加勢することもできないまま、仲間に「オレンの実」を投げ与える回復係と化すことに。
危ういところでクリアはできましたが、袋に残った「ただのタネ」の数に愕然としました。

「ふっかつのタネ」の利用頻度が高くなったのはレベルが低いためかと考え、北の砂漠へ行く前に、また依頼漬けの日々を繰り返すことに。
未開のダンジョンへ足を広げて仲間も増やしつつ、ポケたんの冒険者ランクが「ゴールドランク」になったところで、シナリオに戻ることにしました。

北の砂漠は、食料が不足した以外は問題なく突破したものの、続く流砂の洞窟でモンスターハウスに初遭遇!
必死にモンスターを一掃してみれば、有効なアイテムをすべて使い切った状態。全滅の危険と此処に来るまでの苦労を天秤に掛け、苦渋の決断で脱出しました。
このダンジョン、どのモンスターも強い上に連続攻撃を仕掛けてくるので、HPが満タンでも気が抜けません。

後輩に教えて貰った「ふしぎなメール」で、下記の2匹を仲間にしました。
ガルーラ、フワンテ
カブトとリリーラに代えて、育てているところです。フワンテは防御面がやや不安ながら、常時2回攻撃がお得で、このまま1軍に据えようかなと思っています。
沢山種類がいるし、様々な特性もあるので、仲間は行き先に合わせて入れ替えるべきなのでしょうが、レベルを上げようと思うと、固定しておく必要があるのがジレンマです。
とりあえず、仲間のレベルを24まで上げることを流砂の洞窟再挑戦の目安にしようかな。

その他、今回の冒険の間に仲間になったポケモンは下記の通りです。
バタフリー、スボミー、キャモメ、ハネッコ、ムクバード、ケムッソ、ナゾノクサ、ニョロモ、タマタマ、ミツハニー、プテラ、トリトドン、チェリンボ、シェルダー、ベトベター、メリープ、ココドラ、サイホーン、キリンリキ