• 2010年07月登録記事

舞台の情報は、自分からアンテナを広げてキャッチしに行かないと、なかなか手に入りませんね。
ブログなどで取り上げられるのは、殆どの場合上演が始まってからなので、そこで興味を持ってもチケットや公演期間の問題で行けないことが多々あります。
と言うわけで、自分の覚え書きも兼ねた最近気になった舞台情報です。

空白に落ちた男
http://www.parco-play.com/web/page/information/kuhaku/
再演を今頃知って、見に行きたいと思っているのですが、宙組公演と日程が被ってしまっているので平日夜に行く選択肢しかありません。
開演時間が遅いので、行く事は可能なのですが、上演時間が分からず二の足を踏んでます。

ラストゲーム
http://www.d-boys.com/d-boysstage2010/trial-2/index.html
これも再演。
初演はBSHiで放送されていたのを途中から観て、なかなか面白かったので実物を観たいと思いましたが、今作のD-BOYSの出演メンバーが全然分からず。この手の舞台は、出演者の顔が判別付かないと面白さが激減すると思っているので、残念ながら一人で観にいくほどの熱意は出ませんでした。

銀河英雄伝説
http://www.gineiden.jp/
双璧の後、キャストが発表されないのでジリジリしています。今週はキャストページに動きがあると煽っておきながら、更新はもしかして土曜日?
ロイエンタール役(東山義久氏)で初めて「グッドキャスティング!」と叫んだ私ですが、ラインハルト役の松坂桃李くんファンで原作読者の知人も、「主演はミスキャスト」と評していたので、原作の内容は一旦忘れて観にいくつもりです。

 ジャネットは心地良い拍手の中にいた。
 上流階級の出でもない自分の成功を、単純に才能の結果だ、とは思わない。弾くことは純粋に楽しかったが、力不足に泣いた覚えは両手に余る。学ぶべき事も未だ多い。
 だが、女神に与えられた機会がこの場に彼女を導いた。
 折しも世界は有り様を根底から揺さ振られ、お伽話でしかなかったもう一つの世界が彼らの目の前に広がっていた。その文化的交流を担う為、演奏家としてジャネットはシルヴァラントへ赴いた。無論彼女の独断ではない。新世界には心の安らぎが必要だと説き、この機会を設けたのはレザレノ・カンパニーだ。
 正直な話、著名な演奏家には断られたのだ、と聞いている。
 それは当然だろう。ジャネット自身も初めは躊躇した。未開の地への恐れは勿論、彼女の元へ現れた担当者がまだ幼い少女であった事もその原因だった。


と言う、サブキャラSSシリーズのネタを書き出してあったのですが、なんせ6年近く放置してるので、どういう展開にするつもりだったのか記憶がありません。
ジャネットのサブイベント自体、1回しか見てないので、どういう話だったか覚えてないなぁ。

ED後のプレセアは、リーガルが身元保証人になって、レザレノカンパニーで働いてると言う想像をしていました。「ラタトスクの騎士」では直接レザレノに就職していなかったけれど、レザレノ傘下の企業に協力していたりしたので、まぁそんなに大外しした予想ではなかったですね。

藤本ひとみ著「皇后ジョゼフィーヌのおいしい人生」

タイトルに偽りのないお話でした。

宙組公演「トラファルガー」繋がりで手に取ってみました。
著者名を見て「知ってる名前だな…」と少し引っ掛かり、30秒くらい考えてから気付きました。と言う事で、「ハプスブルグの宝剣」に引き続き2作目の藤本ひとみ。
今回は女性主人公だからなのか、「宝剣」と違うかなり軽いタッチ。パパッと一気読みしてしまいました。
ジョゼフィーヌが悪女と言われるのも無理ないなぁと思いつつ、前向きで強引なキャラクターが妙に憎めない感じで、面白かったです。
バラスやタレーランなどとの繋がりも良く分かったので、次回観劇の際はフランスチームに注目してしまいそうです。

起きた瞬間、仕事に行く気分になってました。
土曜だと気付いた瞬間、脱力。急ぎの仕事を抱えている強迫観念でしょうか。
でも、実際に職場に行かないで済むだけ、良かったかな。

ちなみに起きた瞬間脱力した一番の経験は、一日仕事をし終えて帰宅したところで夢から醒めた平日の朝です。
もう丸一日働いて来たよ!と言うショックで突っ伏して、しばし動けませんでした。

「誰がために鐘は鳴る」下巻も読みました。

上巻よりも物語に動きがあるので、読み易かったです。文章自体にも、上巻の時のように引っ掛かる印象がありませんでしたが、単に読み慣れたのか、それとも訳が良くなってたのか、どちらでしょうか。
下巻になってから、ロバートが任務を受けた段階で死を覚悟していたことが分かり、少しホッとしました。その時から「何を考えているのか分からない」度が薄れ、お話自体にも入り込めた気がします。
全体に、スペイン内戦の情勢が分かっていた方が面白いのでしょうね。その辺りはまったくと言って良いほど知識がないので、あまり語られていない部分は想像で補うしかないのが難しかったです。

パブロはちょっと面白い役ですね。難しいし、匙加減を間違えると悪役になるけれど、人間的だと思います。
やはり恋愛よりも、極限状態での集団を描いた作品としての価値の方が高いのではないでしょうか。

最後、死ぬところの明確な描写はないんですね。
「武器よさらば」同様、一人孤独な終わりなのに、虚しさだけがあった「武器よさらば」よりも、ある種の充足感があったように思います。