• 2010年07月登録記事

最近観たもので色々後から思い付いた事など。

花組「虞美人」の項羽。
真飛聖は熱演していたし、脚本上も「高潔過ぎて他人が付いて来られないタイプ」に変えられていて、主人公として成り立っていたと思います。そんな信念ある男が、その信念故に自滅すると言う筋書きは、私好みでもある筈。
その上で、でも項羽が格好良いとは思えなかったとつくづく感じます。
その原因を考えるに、恐らく、戦場で鬼神の如く強いと言う項羽の姿が、舞台上で示されなかったからではないでしょうか。何度も言葉では言われていたけれど、直接剣を抜いて人を斬るシーンは2回とも不意打ちだったし、後は見得を切る程度で、剣舞ダンスがあるわけでもなく、本当に強いと言う印象を受けなかったように思います。
このことは、「強いと何度書いても、描写でそれを見せないと本当に強くは感じてもらえない」と言う教訓として自作に生かしていきたいです。

「スカーレットピンパーネル」の役替わり。
龍真咲のショーヴランも、明日海りおのショーヴランも、それぞれの面白さがあったけれど、千秋楽を迎えた今思うのは、柚希礼音ショーヴラン(初演)と龍真咲アルマンの組み合わせが観てみたい、と言うことだったりします。
面白い取り合わせになるんじゃないでしょうか。

明日は宙組「トラファルガー/ファンキーサンシャイン」東京公演の初日。
残念ながら今仕事が忙しくなってしまい、観劇数は手持ちの土日チケット分以上増やせそうにありません。当然、初日も行けず。My初日はなんと10日後の19日です。
初見の時はショーに「通えないかも」と思ったけれど、しばらく離れて、公演写真などを観ていたらもの凄くリピートしたい気がしてきました。早く見にいける日がきて欲しい!
ライブ感を大切に、これから1ヶ月の公演を楽しみたいと思います。

以前書いたクラブニンテンドー扇子(ゲッソー)が届きました。
ちなみに、クロネコメール便でした。
特にメッセージなどは何もなく、中身だけぽんと納入されている状態。

広げてみると、22cmって思ったより大きいですね。見本より深い蒼の色合いがなかなか綺麗です。ただし、深過ぎて見た目の涼やかさはあまり感じません。
MADE IN CHINAなのは想定の範囲内。
扇子の紙部分が少しよれてましたが、使っていれば気にならない程度でした。

で、今度はクラブニンテンドーグッズにTシャツが限定登場だそうです。
http://club.nintendo.jp/present/P109/index.html
600ポイントなんて持っておりませんので今回は交換は出来ませんが、また期間が過ぎたら別の限定グッズが出るかもしれないので、引き続きチェックしておきたいと思います。

院のキャラクターは、各世界の時間軸が異なる都合上、作中の年齢を明確にしていませんが、麻生の中では大体の設定があります。
初期のAKCに訪問されていた方は、QAで公開していたのでご存知かも知れませんね。
大体は皆さまのイメージと一致している筈です。が、一つだけ、意外かもしれない設定があります。
それは、詩乃が20歳、ラメセスが19歳以下で、詩乃の方が年上だと言うこと。
しかも最近では、ラメセスは実年齢17歳くらいの気がしてきました。双子(18歳)より年下と言うことになりますが、その方がしっくりくるような気がして来たので、その内これは新・公式設定になりそうです。
書き手の方が歳を重ねていますので、一緒にキャラの年齢も引き上げたくなる面がありますが、若さ=成長の余地と言う考えで、成長幅が大きいキャラほど年齢が下がる傾向にあるようです。
逆に、院の登場時点で人間性が比較的完成しているメンバーは、学生でもイクス(25歳前後)やエファ(23歳)と言った設定になっています。

なお、以前の設定から変わりそうなもう一つの要素として、フォウルの身長が脳内設定でどんどん低くなってます。ごめんね、フォウル(笑)。
刹は成長速度が遅いので当面問題ないでしょうが、成長期且つ将来背丈が伸びそうなリートには、直ぐ抜かされることでしょう。

珍しい事に、だいぶ間が開いてしまいました。
仕事が忙しい事もあって、日誌に書くべき話が思い付かず放置してしまいましたが、ネタはなくとも物を書く力を失わない為に、好きなキャラの話でもなんでも良いから書こうと戻って参りました。
何か活動再開するか次の観劇日まで、思い付き語りになるかと思いますが、よろしくお願い致します。

読書と言うほどのものでないので「読んだメモ」にしませんでしたが、先日数年ぶりにルナルサーガ・リプレイを読みました。
未読だった「ルナルサーガリプレイ天空の蹄篇」。この後の「月に至る子」でシリーズ完結してるそうですが、今から入手できるものかしら。

ルナルサーガは小説とリプレイを一通り、続編扱いのカルシファード(小説版)も途中まで読んでました。元々、友野詳氏はコクーンワールドで知って、導入の巧さや会話の軽快さなど好きだったのですが、中編以上になると中弛みさせてしまうようで、シリーズの途中で飽きてしまう傾向が続いたので、遠離っていました。
それなのに今回手に取ったのは、――表紙にアードがいた為。
従来ゲームマスターの扱うNPCとして登場していたアードがPCとして参加していることが嬉しくて、読んでみました。

巻末のキャラクターシートは、アードってこういうキャラだったのか、と新鮮な気持ちで眺めました。
知力13と言うのは、初登場時のリプレイで言われていたので覚えていたけれど、ほかの数値は初めて見た気がします。
PCと一緒に成長させてもらっているのか、175CPもあるので、相当自由に成長できそうな気がしましたが、魔法持ちキャラはスキルに多くのCPを消費するせいか、ニートやタッタなど一芸に特化したキャラほどは強くない印象ですね。何より、戦闘キャラなのに「我慢強さ」を持ってないのが意外でした。
あんなに不利な特徴一杯持ってるくせに、どこに消えてるんでしょう……。あ、基礎ステータスか。

リプレイの内容は、アードの言動がPCに委ねられた為かいまいち納得いかなかったので、少し不満が残っています。
キャラクターシートだけ見てロールすると、こうなってしまうんでしょうか。でも有能な密偵であると言う気持ちは、ロールのどこかに残しておいて欲しかったです。
ガープスは、他のTRPGルールと違い、プレイヤーの素でなく作ったキャラを演じることが大きな要素だと思っているので、そのキャラを巧く演じて貰えないなら、今回もNPC参加で良かったのかも。
そう言う意味では、セッションの間があいても、常にキャラが崩れないエフィは凄いですね。

進行自体も、今回のゲストPC2人の物語への関わり方が弱かったのと、説得や作戦も行き当たりばったりな面が多く感じました。
1部のプレイヤーたちは、なかなか面白いロールプレイや戦術を出していたし、2部のプレイヤーたちは、巧いルールの活用などを見せてくれたように記憶していますが、今回はてんでバラバラのプレイヤーたちを、マスターが纏めてなんとか進めてるような感じを受けました。
これより前に読んだリプレイ物と言えばソードワールドの「デーモンアゲイン」ですが、あれもバブリーズ以外は初プレイみたいなリプレイでしたよね。同様にグループSNEも、TRPGに詳しくない人が増えてるんでしょうか?

ところでこのリプレイ、過去の(ブログ化前)日誌を探したところ「アードファンは回避で可と言う話を伺ったので読まない」と言ってた本でした(笑)。10年経って、忘れてしまってました。
実際、アードファンとしてもルナルファンとしても納得のいかない一冊でしたが、久し振りにリプレイ物が楽しめましたし、リプレイの展開しか覚えてないので、もう一度ルナル小説版を読み直そうかな?などと思いました。