• 2010年09月登録記事

e+ムービーにて、舞台「銀河英雄伝説」の松坂桃李(ラインハルト役)、白羽ゆり(アンネローゼ役)の扮装動画メッセージ公開。
http://mv-theatrix.eplus2.jp/article/161903294.html

カツラはまぁ割と良い出来だと思うのですが、帝国軍の軍服はあの色で統一されてしまうのでしょうか?
黒は舞台映えしないと言う定説もありますが、実際は生地を吟味して良い照明を当てれば黒でも素敵に映えるので、是非黒服にして欲しいですね。
松坂は滑舌がやや不安。まぁ、昨日の川口公演の音響では銀ちゃんや専務の台詞は殆ど聞き取れなかったけれど、花組版の台詞を脳内で当てて補完できたから、今回は原作の台詞で補完すれば良いのかも知れませんけれどね。
一方、白羽は久し振りに顔を見ましたが、頬がふっくらしましたね。現役時代と同等の細さは望まないけれど、華奢な雰囲気は損なわれていないように願います。

早くもアフタートーク予定されているんですね。平日は集客が難しいから、これも営業努力。私は土日のどちらかしか予定していませんが、田中芳樹氏登場の回はちょっと気になります。

宝塚宙組全国ツアー公演「銀ちゃんの恋」@川口の14:00回を観劇。

ちなみに、2年前の花組公演「銀ちゃんの恋」の感想およびDVD感想はタグをご利用ください。
前回の公演時の印象が強く残っているため、比較は出てしまうと思いますが、あしからずご了承ください。

全国ツアー公演は初めての観劇。
平日昼の部なのに、開場すると入場口に長蛇の列が出来る人の多さに吃驚しました。お手洗いも凄く混んで、二幕に間に合わない人が続出して大変でした。
座席も含めて、ホールは結構広いんですね。こんな大きな舞台で「銀ちゃん」をやるなんて大丈夫か、と幕が開くまでは心配になりました。実際に開幕したらあまり気になりませんでしたが、やはり濃密な関係のお話だけに、狭い劇場で演じる方が合ってると思います。
音響は、とにかく難しい事が判明。1幕はマイクなしかと思うくらい効いておらず、初見では聞き取れなかったのでは。余程クレームがあったのか、逆に2幕はマイクが入り過ぎでエコーが掛かっているレベルでした。どちらにせよ聞き辛いけれど、明日はまた別の会場だから、調整とか出来ないんでしょうね。
お客さんは、全体にホットでした。笑いがもの凄く色々な場所で発生して、例えば人吉のヤス母との会話シーンなど、そこで笑うのか?と思うような場面もかなりウケていました。手拍子も熱く、パレードでは表打と裏打が入り乱れてもの凄いテンポになってました。
正直なところ、全国ツアーで「銀ちゃん」を演じることへの不安・不満もありましたが、客席の反応を見ている限りは“アリ”でした。

銀ちゃんこと倉丘銀四郎@大空祐飛は、台詞トチりや腕時計と思われる小道具を落とすなどのトラブルもありましたが、どこまでも「大空祐飛」ではなく「銀ちゃん」で、今見ているのは誰なのだろうと真剣に思いました。
ところで、羽根を背負って登場した瞬間、客席から大笑いされたトップスターってこれまでにいたでしょうか(笑)。電飾衣装のウケが凄く良くて、最後の大爆笑ポイントになっていました。

小夏@野々すみ花は、本当に当たり役。
前半は花組版よりぐっと大人っぽい小夏で、お腹が大きくなってからの方が少し若く感じました。
強いて苦言を呈すと、いつもこの身体の細さと美しさを保って欲しいのですが……。

実質的な主人公・ヤスこと平岡安次@北翔海莉。
「お前に才能があるのか!?」と怒鳴られたヤスが「ありません」と答えるシーン、前述通りマイクの調子が悪かったためか、何故か「あります」に聞こえました。
ただの空耳ですが、その空耳によって、なぜヤスは家庭内暴力に及ぶのか分かったように思います。
華形ヤスは、銀ちゃんとの依存関係を壊すことを考えていない。銀ちゃんが最優先で、純粋に階段落ちが巧くいかないかもしれない焦りと恐怖で、弱者たる小夏に八つ当たりをしていたと思います。つまり、ヤスも子供だった。
けれど北翔ヤスは、「銀ちゃんがなんだ」「俺はスターになりたい」と言う気持ちが根底にあるような感で、より原作のヤスに近いのではないかと思いました。
ところで、相当背中を丸めているのか、ヒールの差なのか、銀ちゃんより小さく視えて吃驚しました。

数少ない花組公演からの変更点である専務@悠未ひろのキャラ付けは、失敗してしまった気がします。ソロも追加されたので目立ちはするけれど、ラストで見せる思い切った行動の格好良さは減少して、結果、本作に沢山居るただの変人になってしまった気がします。
悠未ひろの使い方としても、勿体なかったですね。
逆に、朋子@すみれ乃麗と、女秘書@愛花ちさきは、二人の正しい使い方を見たように思います。女秘書は、ししとうのスナックから銀ちゃんがソロを歌い始めたとき、後ろでバタバタ動くのを控えて貰えれば、後は文句ありません。

橘@春風弥里は、ちょっと期待値を高くし過ぎていたでしょうか……。
花組版で演じていた真野すがたについて率直な感想を述べると、これと言って何が出来るわけでもない役者だと思うのですが、本人の「キャラ」で良い味を出していたことがよくわかりました。

監督@寿つかさは、過不足ない仕事ぶり。それより、バイトでこなしている人吉の会長が凄い良い味を出していました。立ち去る姿に、拍手が発生したくらいです。
トメ@風莉じんは、「ジャンピング土下座」を魅せてくれたので大満足。全体の雰囲気も壊さない、流石の芝居巧者でした。
残る子分のジミー@愛月ひかるは、空気が読めなくてちょっと美味しい奴だと判明。マコト@七海ひろきは、べったりした七三みたいな髪の毛でかなり挑戦していましたが、あまり印象に残りませんでした。保険屋との眼鏡対決くらいかな。
玉美@妃宮さくらは吃驚しました。オペラグラスを忘れたので顔をちゃんと確認できなかったけれど、かなり思い切ったメイクですね。感服します。
チーママ@花露すみかは、花組版の月野姫花の浮き世離れ感に対して、普通にいそうな地に足着いたママさん。どちらもアリだと思います。

階段落ちの演出は、少しずつヤスが階段を落ちてポーズを取ったところを、照明が当てて行くと言う形に変わっていました。前回のは眼がチカチカしたし、充分落ちている事が分かるので良いと思います。
今回新たに付けられたフィナーレへの繋ぎのため、ヤスの葬式で棺桶から出て来る銀ちゃんはカット。ちょっとオチが分かり難くなっちゃった気がします。
でも黒燕尾の男役によるダンスと、ちょっと吃驚するような接触があるデュエットダンスは良かったので、まぁフィナーレなしよりは良いでしょう。
ちなみに、男役ダンスで最初に悠未と春風がツートップで踊っていた際、長身の春風ですら小さく見える悠未の存在感に戦きました。あと、春風は凄く指先まで真剣に気合を入れて格好よく踊っているのに対し、悠未は経験値分余裕があるように見えたのも、面白かったです。

結局のところ、現時点では思い出補正もあって花組版の方が面白かったように思いますが、宙組版はまだ深化の余地があるとも思いましたので、全国でどう熟成されるか楽しみにしています。
と言いつつ、全国回った後の月末(相模大野公演)まで、残念ながらお預けです。

カレーとインド料理の店「デリー」に行ってみました。
http://www.delhi.co.jp/

学生時代、喉の負担軽減の為に辛い物はあまり食べない生活をしていたので、今でも辛そうなメニューは敬遠しがちな私ですが、誘われたので行ってみました。
辛味に慣れていないため、「マイルド」とされているカレーでも、正直辛い!
取り敢えず試したのは……

  • デリーカレー
    スタンダードカレーとの事でしたが、スープのようにサラサラ。味は確かに普通。
  • バターチキン
    とろみがあり、口当たりは大変マイルド。でも後味が辛くて悶絶。タンドリーチキンが美味しかったです。
  • カラヒ
    見た目などは一番日本のカレーに近いものでした。とにかく辛い。
  • ベンガルカレー
    トマトベースと言うだけあって、口に含んだ瞬間は微かな酸味があり爽やかな感じ。でもやっぱり後味が辛い。ブツ切りの野菜ががっつり入っていました。

サラダやスープも味付けが濃くて、ヒーハー言いながら食べました。ヨーグルトシャーベットにマンゴーが乗ってるようなデザートと、ラッシーで凌いだ感じ。
一旦辛くなると、味のない白米を食べても辛いと思うのが舌の面白いところですね。逆に、少し冷めると辛さを感じなくなるので、やはり熱いと辛いは知覚上近しいものなのだなと思いました。
初めて食べた素焼きパン・チャパティは、そのまま食べても美味しかったです。なんとなく見た目が茶色っぽいのは、小麦粉が精製されていないからなんでしょうかね?

ゲームレポの前に……PSPについて。
本体に指紋がつかないと書きましたが、少し間違いがありました。透明なL/Rボタンに触れると、指紋が残りますね。
再プレイ時にショートカットキーを使うようになって初めて、このボタンの問題点に気付きました。

さて、今回の攻略対象ですが、天ちゃんはメインシナリオのようなので勿体ないかな?と思い、GTRの加賀美先生の方から進めてみる事にしました。
千聖シナリオ後半で桐丘先生が意外と変人だと分かり、逆に加賀美先生が苦労人体質なのかなと思ってましたが、こちらはこちらでゲーオタだったんですね。

主人公の突っ込みは、加賀美先生相手だと切れ味が凄く良いような気がします。同年代の同僚だから、遠慮がないのかな。
屋上に暮らしているらしいことは、千聖シナリオで何となく察していたけれど、実はクマ小屋だったんですね。良い所に暮らしてるなあ、クマ。

4章立てだという事もあり、さくさくとエンディングへ。1回目は、やっぱり突っ込み過多のLOVE390、STUDY576で通常結末でした。
なぜか、加賀美先生ルートは凄い「逆ハーレム」状態ですね。人々をなぎ倒す真奈美の怪音波にめげない理事長が、可愛く見えてきました。
P2も面白い人だと分かったので、この後はP2攻略に進んでみようかな?

やり直しによる完璧結末(LOVE578、STUDY441)は加賀美先生が成長した!と思ったのに、結婚式は相変わらずのグタグタでしたね。ハジメは式を何の参考にするの?
夢結末(LOVE828、STUDY191)は、なんだかゲーオタと理解ある一般人による理想のカップル像ってこうなのかな、と身に詰まされる内容でした。勿論、この場合自分が加賀美先生のポジションなわけですけれど。
加賀美先生ルートは、章と選択肢が少なくて調整が簡単な分、やり直しも楽でした。
ちなみに「好みは気が強くてやり手のお姉様か、わがままなツインテール」と言う加賀美先生の好みが現実に巧く反映されないのは、本人がツンデレ属性だからだと思います(笑)。

なお、章タイトルや突っ込み、用語解説まで音声が入るのがちょっと煩わしくて、千聖攻略中は全員のシステム音声をOFFにしていたのですが、すると今度は試験の時がちょっと寂しいので、加賀美先生攻略からシステム音声をONに戻してみました。
途端に煩く……否、賑やかになりますね。まぁ、しばらくこれでプレイして、また耐えられなくなったら戻します。

葉鳥ビスコ作「桜蘭高校ホスト部 17」

最後のページを捲るまで、「これは最終刊なのだろうか?」と考えながら読みました。
後書きであと1巻続く事が分かりましたが、あと1巻分は環先輩とハルヒの決着だけですか?
道路を走り抜ける展開は、どことなくアニメと似ているけれど、ホスト部員だけが必死だったアニメに対し、お得意様やライバルキャラも総出でホスト部をバックアップしてくれた原作は、大団円感を凄く強く感じさせたため、これが最終エピソードでなくてどんな終わり方をするのか、残り1巻が楽しみです。

会長は、まぁホスト部らしい落としどころかなと。環先輩の祖母であると言うのが良く分かりました(笑)。
逆に、譲氏は残念と言うよりもっと「黒い」背景なのかと思っていたので、拍子抜けした感じです。結局このお話って、悪い人は誰もいないんですよね。その辺が、深刻にならずあっさり読めて良い分、ここ数巻分のような展開だとシリアスなのに軽くて、ちょっと物足りない感があるのですが、両方を求めるのは都合が良過ぎでしょうか。