• 2011年01月登録記事

プレミアムプリン

極上プリンの専門店スイーツマジックから、ザ・プレミアム バニラ(右)とドゥーブルフロマージュ(左)。
http://www.sweetsmagic.com/

パステルの「極」同様、陶器製の器に入ったプリン。「極」も525円と高くて器代だと感じましたが、こちらの商品はなんと630円。
確かに形は綺麗ですし、陶器のひんやり感はプリン向き。また、備え付けのスプーンも非常に使い易いです。紙袋まで同形等で凝っているし、グッドデザイン賞を態々受賞する拘りがあるのも分かります。
器の口は楕円で、内側で計測して5cm×3.5cm。高さは8cmでした。
「極」の器は丸型だったので、自宅で蒸しプリン等を作る時に器として使えましたが、こちらは狭くて洗い難そうなので、二次使用は要検討かも知れません。

肝心の味を批評したいので、まず基本のザ・プレミアム バニラを食べてみました。
掬ってみると、随分色が薄めでした。しかも意外に口当たりがあっさりしていて、口の中に味が残りません。容器の底にはキャラメルが入っていますが、これも軽め。プリンの味と合致していて食べ易かったです。
大体、高額なプリンは卵に拘っているためか味が濃い事が多いと感じるのですが、このプリンはアイスクリームのように溶けて爽やかな後味を残すところが実に不思議でした。

一方のドゥーブルフロマージュは、クリームチーズとカマンベールが入っていると言うだけあって確かに濃さがあるのですが、チーズのクドさは感じません。やはり、さらっとした口当たりです。
色もプリンと変わらないので、もし容器の色が一緒だったら、どちらを食べているのか次第に分からなくなったかも知れません(笑)。

なめらか系のプリンが好きなので。価格には一応納得しました。「極」より好みですね。
流石に即リピートしようと思う価格ではありませんが、その内、ロールケーキも試してみたいです。

宝塚宙組「誰がために鐘は鳴る」VISA貸切11:30回観劇。

まだ3回目なのですが、これで手持ちチケットは最後です。
約2週間前に初めて観た時は、正直「これをリピートするのは辛い……」と思ったのですが、二度三度と観る程に深まって面白くなって行きました。あと1回観ても良かったかな。
敵役が登場しない(回想以外)お芝居なので、メリハリに欠ける感はあるけれど、その分宙組と言うカンパニー全体が仲間になって一つの事業――作中は爆破工作であり、現実には公演――を成し遂げると言うまとまりがあったのが良い作用を生んだのかな、と思いました。
あと今日は、いつもだとマイクに入るか入らないかの声が割と聞こえて、細かい芝居まで見えて面白かったです。

とにかく一幕からガンガン泣いてしまいました。エル・ソルドがパコへ歌う「何故戦うのか」と言う歌で既に泣いてしまったのは、自分でも驚き。
それだけ揺さぶられたのは、役者の熱気の影響も大きく、一幕ラストのエル・ソルド隊全滅シーンでは、アグスティン@蘭寿とむの頬が、男泣きでがっつり濡れて光っていたし、二幕の別れのシーンでは、マリア@野々すみ花が泣きじゃくるあまり鼻水垂らしながらの熱演でした。ロバート@大空祐飛は、裏切り時に思わず激昂するシーンの芝居が、前回までは決定的な瞬間までも苛々し始めてるのがわかりましたが、今日は振り切れるまでは凄く抑制した感じに変わってましたね。前の演技の方が分かり易いけれど、今日の演技の方が「極めて冷静なインテリ」ではあるかな。
そのタフで冷静な男が、爆破成功後、マリアと再会した瞬間に顔がぱっと輝いたのが劇的でした。
先日まで控え目過ぎて歯痒かったアンドレス@北翔海莉が、ショー的なシーンでは役を捨ててスター性を表に出してきたように感じました。彼が本気で踊り出すと、下級生スターではやはり太刀打ちできませんね。
前回原作の雰囲気を纏いつつあると感じたラファエル@悠未ひろは、「殺しておけば良かったんだ」の台詞などに男の色気やエロスがあって、昼の情けない顔とまったく違う表情があって格好良かったです。さり気なく2度もマリアの肩を抱いてるのも、役得と言うか、美味しいですね。

以下は、前回までに触れなかったキャストを中心にざっと。
パコ@星吹彩翔は、12歳にしては成長し過ぎと思っていたのですが、やはり演技派だと思い知りました。やりすぎることはなく、でもキャラとして必要な印象付けをきちんとしてると思います。
ベソをかいたり頬を引っ張られるファニータ@藤咲えりが可愛過ぎて、毎回悶絶。「べちゃくちゃ喋ったりしない」と言う台詞回しが、実に「べちゃくちゃ」した感じで(笑)、上手いな〜と思いました。
ゲイロードホテルは、女性陣の衣装が気取っていて目の保養ですが、ドロレス@愛花ちさきはその中でも「高そうな女」感があって、それでいてロバートへの想いも伝わる情感があり、とても好きです。彼女は、短期間で随分美人になりましたね。
ルチア@すみれ乃麗は、ホアキンを嗜めるお姉さんぷりと、パブロ隊に駆け込んできたときの芝居が良かったです。特に、後者のシーンで私の涙腺を決壊させるのは、彼女の「早く行って!どうしたの、みんな!弟もいるのよ!」と言う下りだったりしました。
いつも二人がごっちゃになる歩兵@蒼羽りく&愛月ひかるも、最後なのでちゃんと確認しました。美形なのに役立たず感が漂う兵士っぷりが良かったです(笑)。

ゲリラ隊の面々は「俺たちは命を捨てている」だとか「失う物はなにもない」と言いますが、多分パブロは、この山の中で財産(馬)と家族(隊のメンバー)を得てしまったから、それを捨てられなくて、爆破工作に乗れなくなってしまったんだろうな、としみじみ感じました。
パブロ視点の小説を1回書いてみたいかも知れません。難易度は高いけれど……

シャーンドル・マーライ「灼熱」

【あらすじ】
閑居する老貴族・ヘンリクの元へ、逐電していた親友コンラードが41年ぶりに戻ってきた。ヘンリクは亡妻とコンラードと自分の間で起きた「事実」を語り、友が知る筈の「真実」を問う。

このお話に関しては、粗筋はまったく意味がありません。
老ヘンリクが蝋燭の下で語る話がこのお話のすべてであり、まるで一人芝居を見ているような感じ。
41年前の出来事に対する答えは一切与えられず、ヘンリクが推察したように読者もひたすら推察するしかないのですね。

先日の「バルザックと小さな中国のお針子」同様、翻訳小説であることが全く気にならないのは訳者の功績ですね。
表現や言葉はとても考えさせられるものがあり、これが「文学の香り」なのか、と感じる上品な雰囲気があります。ページを捲ると、直ぐ石造りの古い城館の中に誘われていく素敵な浮遊感がありました。
麻生が一番衝撃を受けたのは、下記の台詞です。

友に裏切られたからといってその友の性格や弱点を非難することが許されるだろうか?
相手をその人徳や誠実さゆえに愛する、そんな友情にいったい何の価値がある?
相手の誠実さをあてにする、そんな愛にいったいなんの価値がある?
不誠実な友も、誠実で犠牲を払ってくれる友と同じように受け入れるのが我々の務めではないのか?

「灼熱」第13章より引用

普通、自分が嫌なことをされたら、それが友人であっても不快は覚えるし、度重なれば友情にも亀裂が入ると思うのですが……こんな究極的な友情って、有り得るんだろうかと思いました。ヘンリクの語る友情は、ある意味家族愛に近いものなのかも。

「ヴィオラートのアトリエ」を予約しました。新春はアトリエにお籠りすることに決定です。

PSP「ヴィーナス&ブレイブス」
http://www.venus-web.net/
は、本編シナリオに追加イベントがあれば予約購入していたと思うのですが、残念ながらないそうなので、他に遊ぶ物が出ていない頃に購入するタイトルへ移行しました。
体験版で遊んでいても戦闘前後の読み込みが気になるので、DLC版の方が快適そうかな。その辺は評判を聞きたいですね。
電撃オンラインの特集は毎週楽しく読んでました。明日で終わってしまうのが残念です。

PSP「最後の約束の物語」
http://fps.jrpg.jp/
詳細が全然分からないのですが、あのFEでもユニットが復活するモードを付けた今の時代に、キャラクターロストを前提としたゲームを作ると言うのは勇気があるなと思っています。
正直、訴求力を感じないタイトル名なのですが、最後まで遊ぶと膝を打つタイトルなのかしら。

PSP「つくものがたり」
http://www.cs.furyu.jp/tsukumono/
プロモを観て勝手にADVだと思っていたら、なんとRPGでした。
公式サイトを見ているだけでも、ギャルゲー的な雰囲気を感じたりBLゲーの香りを感じたりと、どの層を狙ってるのかよく分からないところが面白いです。

Wii「ラストストーリー」
http://www.nintendo.co.jp/wii/slsj/
発売まで長いと思っていたらもう今月でした。しかも本体同梱版が出るんですね。ゼノブレイドより力を入れて売る気と言う事でしょうか。
個人的には、数年前のFFっぽい能面キャラの芝居がちょっと気になります。雑踏の作り込み具合は好きです。

「アイドルマスター2」
http://www.bandainamcogames.co.jp/cs/list/idolmaster/
アニメ化ですよ、プロデューサーさん!
って、「ゼノグラシア」の存在は闇に葬り去られてしまったのでしょうか……。

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パティスリーKIHACHIから、今シーズンの苺スイーツ「苺とみかんのロール」が登場。

前回KIHACHIのケーキを食べた時(2010年11月7日記事参照)も思いましたが、やはりスポンジ生地の作り方が匠の技ですね。
通常のロールケーキより色濃く、味わいも異なるのでスポンジ生地にも蜜柑が入っている模様。
カスタードクリームも程よいコクと甘みでした。
苺もみかんも意外と酸味が利いていて、甘くはありません。さっぱり食べられる印象です。
なお、みかんは皮付きのため、ふわふわの生地や滑らかなクリームに対して少し食感が損なわれる気がしました。でも、皮を取ると水気が出てしまうので仕方ないですね。

なお、今回はピースでなくロール一本を購入。長さは約14cm。上に乗っている4つの苺を1つずつ食べられるよう、4ピースに切り分けたところ、端の2ピースが凄く厚くなってしまいました。デコレーションを崩さず切り分けるのは難しそうです。