• 2012年01月登録記事

過去の宝塚遠征時に行ったニュージーランドレストラン「キウィハウス」。
http://www.kiwihouse.jp/

ニュージーランド料理というのは日常に食べないので、事前にイメージしていたのはラムと蜂蜜程度でした。
思ったほど見知らぬメニューはなく、フィッシュ&チップスがあったりするので、イギリス料理が植民地で独自のアレンジをされた形なのでしょう。
もっとも、食材が豊富な御陰か、味はイギリスと異なり、充分味わえるものでした。
デザートは「パブロバ」という伝統菓子を初めて頂きました。大きなメレンゲに生クリームを乗せ、周りに柑橘類を飾った甘い御菓子。甘さと酸味がマッチしていて、結構私は気に入りました。
また、ニュージーランドのビールが多数揃えられていました。味わい、喉越しなどが日本のビールと違い、これも新鮮でした。

男ナオで何度かプレイしています。
完全クリアはヨウ、アマネ、リコ、サライの4キャラ。
隠しキャラは殆どイベントが進められません。レイは最後の方になると出現せず、管理者はナルサワの1回目イベントだけ見ることが出来ましたが、絶対的にイベント発生率が低過ぎて難しいです。
1プレイ中でも同じ会話が出てくる程度のボリュームなので、再プレイしていると当然どう答えるのが無難かも分かってきて、多少ダレるのでプレイ間隔は空けた方が新鮮に楽しめますね。いっそ「嫌われプレイ」とかしてみると、キャラの新しい一面が観られて面白いかも知れません。

サライのイベント4回目で、サライが感情を手に入れる下りから、このゲームが感情入力を採用していることの意味を感じたような気がします。

1回だけ、試験は2位通過したのに、ナルサワに特訓を受けさせられると言う謎の出来事がありました。
「加重力の訓練を怠ってる」ということで叱られたのですが、一度も航空の訓練をやらなかった1周目の女ナオは叱られなかったのに、満遍なく上げていた男ナオは叱られるなんて、贔屓?(笑)

以前アーデリカについて語っていたキャラトークを、過去日記からサルベージして加筆修正しました。

 決して裏切らない奇跡を、彼女は愛した。
 ――未発表作「陽の娘」より

強いようで弱かったり、人懐こい性質でありながら協調性はなく、明るく振る舞うけれど思考回路は暗いなど、アーデリカもまた、院に通う者たちらしく矛盾と欺瞞に満ちた人物であることは間違いありません。
もっとも、一本気で明朗な性質の彼女が複雑な内面を抱えるようになったのは院に来てからのことです。
その理由は、院の姫候補として選ばれたという点にあります。
逆に言えば「騎士を志す姫候補」となったその日から、院での彼女の物語が始まったと言えます。
抱えていた問題が院で問題が氷解していく他のキャラの物語と違い、院で初めて課題を突き付けられた彼女が、どのように変質し、最終的にその思考の連鎖から脱出するのか、院に別の側面からスポットを当てることでしょう。

以下、作り手側の事情としては……
もともと、ヒロインポジションの女性キャラが不在だった初期稿に、脇役から繰り上がる形で抜擢されたのがアーデリカでした。その為か、メインキャラの中では一番設定作りの甘いキャラクターのまま、今日まで来ています。
設定的には「勝ち気ヒロイン」の基本を押さえているつもりなのですが、可愛い女の子として描写できない苦しみが常につきまとっています。
もう少し性格が丸くなるだけで、もう少し言葉の端々が柔らかくなるだけで、ぐっとヒロイン度を増すと思うのですが……
そうなったらリカではないかな、と思わせるのが奇妙なキャラクターであります。

22年目(1039年)2月の麻生一族。

幻灯

上記の一族で、本編をクリアしました。

討伐

昨年11月の敗退後、1月、2月と2ヶ月続けて地獄で特訓を重ね、1039年3月に阿修羅を撃破しました。
出撃隊は、1戦目のメンバーの隊長・宙を実子・桜に変更したのみ。
再戦の場合でも、お輪による体力回復は行われるんですね。あれは連戦対策だと思っていたので、ちょっと驚きました。お輪は神だから、何度でも命を託せるんでしょうかね。
手数は気にせず、補助術を掛けてじっくり挑んだので、勝利を確信して戦えました。

クリア後、余韻をぶち壊す(笑)スタッフロールまではオリジナル版と同様の展開。
歴代のキャラクターが流れる中、これまで歩んだ道程を思い返すのが世代交代ゲームの醍醐味ですよね。かなり多くの人数を排出しましたが、顔と名前を見ると直ぐに「こういう子だった」と思い出せます。キャラが立つイベントがあるわけでなく、プレイヤー側が勝手に行間を読んで感じ取った個性だからこそ、逆に思い入れができるのかもしれません。

で、PSP版新要素である「裏京都」に案内してもらいました。
黄川人から「こんな幕切れで納得できるの?」と嗾けられましたが、正直、私は従来の幕切れで十分納得しています。昼子の言う通り「安らかな日常に戻る」方が、一族の為なのではないかと思います。
なお、私は昼子について、自分の目的成就のためならば人を道具にすることを厭わず、けれども同時にイツ花として間近でその道具の日々を見守り涙を流すこともある、神らしく人間らしい人だと思っています。
しかし裏京都の存在を加味すると、PSP版は小説同様「イツ花と昼子は同一人物でない」設定と考えるべきみたいですね。残念でした。

裏京都は、迷宮も反転するのだと思い込んでいましたが、全体マップとイラストが反転するだけでした。
勿論、それだけでも印象は変わるのですが、大江山に行かない限り、クリア前との違いは感じられません。

と言う事で、実際に大江山で昼子と戦ってみました。
結果は、200手耐えたところで隊長が倒され敗北。
「劇的に強い」という印象ではなく、最初の内は「勝てるかも?」と思ったのですが、途中から昼子の行動パターンが2回行動に変わり、最終的には回復が間に合わなくなって負けました。
専用BGMが状況に応じて変わるなど、結構熱い戦いなのですが、どうせならもっと「どうやって勝つの?」という感じの強さを持っていた方がインパクトがあったかも知れません。

一族史

理世が産んだ子供は、なんと理世の母親・雪と同じ顔の女の子でした。

美海

本編中の一族の動きは上記のみ。
なお、阿修羅討伐1回目隊長にしてその敗走直後に当主を継いだ宙は、クリア直後の4月に健康を損ねたと思ったら、翌5月に静かに逝去しました。きっと、気合が抜けたのだろうな……と思わされる最期でした。
功を称え、本編世代最期の氏神・伏竜麻生(46861点)として天界に昇ってもらいました。

裏京都に関しては、プレイ意欲が薄いので特に記録は取らず、また印象が変わったところが出てくればそのとき語りたいと思います。
ゲームとしては、多少バグなども散見されましたし、変更・追加点で気になることもありましたが、全体的にはオリジナル版ユーザーの持つ「俺屍はこういうゲームだ」というイメージを損なわずにリメイクした、良い作品だったと思います。

2012年になりました。
今年1年、皆さまに多くの幸がありますようお祈り申し上げます。
当サイトは昨年同様、ネットの海の辺境で細々と生存していきます。どうぞよろしくお願い致します。

とりあえず今年は、シンフォニアOVAがどうエンドマークを付けるつもりなのか、「お手並み拝見」という気持ちで楽しみにしています。
鑑賞会の開催は、時期等に応じて検討いたします。