• 2014年07月登録記事

新宿のヘルシーダイニング「美人粥」で昼食を頂きました。
http://www.gentosha-fs.com/shop_kayu/

健康志向の中華粥と香港麺のお店。
お店は少しカフェバー風で、静かな雰囲気が良いです。
最も、地上からだとちょっと分かり難い場所で、完全に隠れ家状態。地下道からだと直結の道があって来やすいようでした。

頂いた粥は、上湯で炊き込んだとても優しい味。粥自体の味付けは薄くて、確かにヘルシー志向です。
お粥の上にはメイントッピング、レタス、ネギ、油条が乗っていて、薬味として別更にザーサイやクコの実が付いてくるので、粥だけで飽きるということはありません。
実は、お粥というと、私はポリッジのようにドロっとしていたり、冷めて糊のようになっている嫌な状態の方が直ぐ思い浮かぶのですが、そういう嫌な印象を払拭してくれる美味しさでした。

デザートは、仙草のゼリーを乗せた杏仁豆腐を頂きました。
ゼリーは若干草っぽい味がする程度で無味ですが、濃厚な杏仁豆腐と合わせて食べると丁度いい具合でした。

お茶は少し小さめの器でしたが、足し湯を頂けるので食後にも楽しめました。
まぁ、欲を言えばもう少し欲しかったけれど……。

三浦しをんのエッセイに「漫画の名言で日めくりを作る」という話がありました。その際、誰もが直ぐ思い当たるような有名台詞は避けるルールになっていたのが粋だと思いました。
ということで、テイルズオブシンフォニアの台詞から、あまり有名でない名台詞をチョイスして毎週語ってみようと思います。
……行き詰まったら、最初からなかったように、こっそり止める予定です(笑)。

【除外ルール】

  • 公式サイトでキャラクターの紹介に使われている台詞は除外。
  • 小説版、漫画版、OVA等の台詞は除外。
  • その他、そのキャラクターを代表すると思われる台詞は除外。

初回は、主人公ロイド・アーヴィングから。

まず、除外される台詞を確認しましょう。
公式サイトに掲載されているのは、下記2点でした。
「コレットが…神子が世界を救ってくれる!」(GC)
「ふざけろ! 正義なんて言葉、チャラチャラ口にすんな!」(PS2)
TOS-U(PS3)には台詞記載はありませんでした。
GC版の台詞選択がとても意外。PS2版は、ロイドを代表する台詞の1つですね。が、実は公式サイトは「、」抜けと語尾が「するな」になっていて、ゲーム中と微妙に違うので勝手に直して記載。

他に、ロイドの代表的な台詞と言えば下記2点が直ぐ思い当たりますので、これも除外します。
「目の前の人間も救えなくて、世界再生なんてやれるかよ」
「どこでもいいさ」

以上を除いた上で、私が選ぶのはこの台詞です。

でも俺…みんなが仲良くしなきゃいけないとは思わない。
嫌いな奴は嫌いでいい。むかつく奴もいる。でも…そこにいることをお互いに許し合えればいいんだって思うんだ

イセリア人間牧場攻略後、ダイクの家で、去ろうとするクラトスへの台詞(クラトス好感度1位の場合のみ)。
クラトスルート狙いでないと聞けない台詞なので、あまり知られていないかも知れません。

嫌いな相手を相手を排除するのでなく、そこにいることをお互いに許し合うのは、現実の世界においても大事ですよね。
例えるならば、シンフォニアファンも、シンフォニアアンチも、興味ない人も、みんな存在するのが自然なのですから。
この結論を自然と導き出せるのが、人間(差別側)であり、ドワーフの養子で余所者(被差別側)であり、多様な仲間を持つロイドならだと思います。

ロイドは名言の宝庫みたいなキャラクターなので、有名な台詞を除いても、割と選びやすかったです。
来週はコレットで選んでいきたいと思います。

PSP「パタポン」体験版を遊んでみました。
http://www.jp.playstation.com/scej/title/patapon/

以前、「パタポン3」体験版を遊んでいます(感想は2012年10月23日記事参照)。
「3」はとても面白く良くできていると思いましたが、初代「パタポン」および「2」はゲーム性が違うという話を聞きつけて、元祖を体験してみました。

体験版に収録されているのは、説明ステージと、MISSION2まで。
今回遊べる範囲では、太鼓が○と□しか使えません。つまり、パタポンたちに出せる指示は「前進」と「攻撃」のみ。少し物足りない気持ちはありましたが、逆に言えばあまり難しいことは考えず遊べました。
パタポンのレベルアップ要素はないみたいですね。よりアクション&音ゲーム寄り。ヒーローに当たる存在もおらず、烏合の衆であるパタポンを神様(プレイヤー)が導くという構図が分かりやすかったように思います。

「3」では分からなかった世界背景も知ることができて、意外と神様への要求が図々しいパタポンたちにウケました。
今にして思えば、「3」は初めて遊ぶユーザーに対する配慮が薄い作りだったかな。それでもゲームシステムの良さは伝わったということが、シンプルなゲームの「強さ」を物語っている気がします。

今年10月、「銀河英雄伝説」の服飾グッズが発売されるそうです。
http://www.ginei.jp/goods.htm

自由惑星同盟軍の制服(ブルゾンとスカーフ、ベレー帽)、各隊章ワッペン、階級章ピンズというラインナップ。
なぜかワッペンに肝心の自由惑星同盟軍第十三艦隊章がないので、ヤン提督の麾下になるなら「エル・ファシル革命予備軍」を選ぶことになるのかな。
階級章ピンズは1,200円というお値打ち価格なので、貴方も私も、自由惑星同盟に1,200円積むだけで元帥になれるというわけですね!

で、帝国派は元帥マント発売でも待てばいいのでしょうか。

中野京子著「怖い絵」

全22作品の絵画の読み解き本。
絵画は、絵そのものだけでなく、描かれた背景や時代を知った方が格段に面白いので、こういう解説本は良いですね。
むしろ、ボッティチェリ「ナスタジオ・デリ・オネスティの物語」などは、解説されないと、なにを描いた絵なのか分かりませんでした。

個人的には、解釈で「怖い絵」になる作品の方が面白かったです。
その例は、ブリューゲル「絞首台の上のかささぎ」。
生活と死が隣り合わせになっている光景と思っていたのが、ヨーロッパではかささぎが好まれないという事実から、密告を意味しているという見方に至る下りはゾクっとしました。

また、怖いとまでは思わなかったけれど、ドガ「エトワール、または舞台の踊り子」は、時代背景を知って勉強になりました。現代人からすればバレエは芸術として認められているし、踊る少女は裕福に見えてしまうけれど、作品が作られた当時の認識を持ってくると、成程と膝を打ちます。

タイトル通り、見るからに恐ろしい「怖い絵」もあります。
ゴヤ「我が子を喰らうサトゥルヌス」
ベーコン「ベラスケス〈教皇インノケンティウス十世像〉による習作」
アルテミジア・ジェンティレスキ「ホロフェルネスの首を斬るユーディト」
この辺は分かりやすく「怖い絵」だったので、怖がりの私は少し手早くページをめくったのでした。