「コスプレ専用美容室【FLAMBER】フランベル」は、2008年AKC用エイプリルフール企画で一定期間公開した作品名。未完。
ストーリーは1話完結型。第二話を除き、時系列に展開する。
裏コンセプトは連載漫画。実際に画力があれば漫画で描くところを、なるべく軽い文体で漫画風に読めるお話とすることで表現。
内容は、いわゆる「オタク文化」題材物だが、それ自体の善悪は決して論じない。
タイトルの「FLAMBER」は架空の美容室名。コスプレ専門を謳い、なりきりを完全にコーディネート。イベント用の崩れないセットから、撮影用の細やかなセットまで、ニーズに合わせて提供する。
店内には撮影用スペースがあり、予約制でプロカメラマンによる撮影コースも用意。
以下、スタッフ紹介。
▼ヒロ
主人公。FLAMBERの美容師。
真っ当な美容院で働く至って普通の青年だったが、オーナーにスカウトされ、FLAMBER立ち上げから道を共にする。
FLAMBERで働くようになった後も、必要以上のオタク知識を持たず、それゆえの天然ボケでお客さんやスタッフに愛されたり、偶にダメージを与えたりする。
▼レイ
FLAMBERのオーナーにして美容師。
元々自身がコスプレイヤーであり、趣味が高じて脱サラ後、FLAMBERを経営。但し、スタッフ側がコスプレをする美容室と間違えられる事を嫌っている為、FLAMBERを立ち上げた後はコスプレを止めている。
多趣味でサブカル全般に詳しい。
オタク趣味を隠さず生きていて、且つ非オタクから見てその姿勢が格好良くも見える、と言う夢設定のキャラクター。主人公とは別の意味で「ヒーロー」役。性別は作中では触れず、確定できる書き方をしない。但し2話から推測出来る通り、設定上は女性。
▼ハル
FLAMBERのマネージャー。受付、洗濯、スケジュール管理等の雑務を一手に引き受ける。
オーナーとは大学で知り合ったオタク友達で、留年や卒業の危機を助けてもらって以来、頭が上がらない。
現在は美容師を目指し、養成施設の通信教育を受けている。
▼ミキ
4話以降登場のFLAMBERのメイクアップアーティスト。
人手不足のFLAMBERを救う即戦力として採用された新人。
元々オタク文化とは縁のない生活をしていたが、ヒロと異なり、FLAMBERに勤務し始めてあっという間に染まってしまった後天的オタク。
物語ではトラブルメイカーとしての役割も持つ。
▼リオ
FLAMBERの非常勤スタッフ。
オーナーの実兄。商業写真のカメラマンが本業で、FLAMBERには予約が入った時だけ写真を撮りに来る。
冷めた性格で、オタクに対する偏見はないが、興味もない。