• 2009年08月29日登録記事

47年164日に堂々到達。
書き方変えて、時系列通りダラダラ書くのでなく同じ要素はまとめる感じにして、SSも挟んで……としていたら余計に長くなりました。


「僕は魔法使いだけどね、剣とかを馬鹿にしたりはしないから、安心してよ」
 クラナは隊長就任式で聞いたその言葉を反芻し、肉の薄い肩を竦めた。
 義弟は、決して悪意を持ってそう言ったのではない。同じ騎士団に在りながら、一隊員として剣のみで暮らす異父兄を慮って言ったのだ。
 ただ、気遣いの方法が完全に誤っている。
 兄弟と血の繋がらない関係を持つ彼女の目からすれば、弟の不用意な発言の真意も、夫がその言葉を受けて感じた思いも、硝子張りの瓶を覗くより簡単に見て取れる。
 寡黙な夫は、背を向けたまま次の遠征に向け刀を磨いている。クラナは背を合わせて座り、それに従った。
 妻としてより、不器用な剣の道を進む同志として。


と言うわけで、隊長の兄夫婦・侍アオイ&忍者クラナが揃って絶好調で剣の力を見せつけてくれました。
この遠征により、安全値マイナスから驚きの99まで回復。更に下記2組の夫婦が誕生しました。
・剣闘士(ビルガル・ミルラナス)と忍者(ヤナ・ミゼーリン)
・幻術師(ダッポル・ソウジン)と巫女(ジェリカ・キンディス)
成立するカップルがあれば、終わるカップルもあり。ヴァルアを新人アーチャーと入れ替えました。弓手同士の結婚で期待していたのですが、子供のないまま終わってしまいました。夫アルヴィレクは、まだピークまで間があるのでもう少し隊に貢献してもらいます。

隊の入れ替わりも順調で、40年にセリア(26-30)、41年にメレ(30-30)が入団。
それぞれメロとサニミと入れ替え、第三世代が主力になる年代になってきたようです。

そんな中、遅れて来た「第二世代」なアルト隊長は、少しずつ魔女ハルカに近付き、自分からは全く動いてくれない彼女にそっと寄り添う形で結婚しました。
更にヴァルキリーのセリアが、妻と別れたアルヴィレクに告白し、無事結婚。なんと私のこれまでのプレイで最多となる、6組カップルが成立しました。

モルガロンを倒しに行ったついでに、祈祷師のピークが近いのでナグゾルサールを討伐。なんと、祈祷師テンペを前衛1人で置き、後ろに弓隊を三人、と言うとんでもない作戦でしたが、生命力奪取の後に一度ローテして先頭に戻ったところで〆。アイテムなしの素早さ25.3と言う、第二世代祈祷師としては非常に優秀な彼の御陰で、列回復や補助防御が数える程しかなくてもナグゾ様に勝てるのだとちゃんと証明出来ました。
これ以降、魔物の湧き方もだいぶ落ち着いて、一度は魔物がまったくいない時も。

平穏な41年以降は、短期遠征を行ったため出産ラッシュになり、全部で下記の通り子供が産まれました。
41年
 侍ツルギ・ゼンメイ(アオイとクラナの第一子)
 幻術師ノロップ・ソウジン(ダッポルとジェリカの第一子)
42年
 魔術師アロン・シャンルン(アルトとハルカの第一子)
 忍者カタナ・シャルジュ(アオイとクラナの第2子)
 幻術師ポロン・ソウジン(ダッポルとジェリカの第2子)
 忍者ラクシュ・シゼーリン(ビルガルムとヤナの第一子)
44年
 剣闘士ライオット・ミルラナス(ビルガルムとヤナの第2子)
45年
 魔女アイ・セキグチ(アルトとハルカの第2子)
46年
 ヴァルキリーローズ・ウェンガッタ(アルヴィレクとセリアの第1子)
47年
 アーチャーステファーノ・ヒジャ(アルヴィレクとセリアの第2子)
このまま巫女の娘が産まれず幻術師だけだったらショック……。

産まれれば入団してくるわけで、引き続き第三世代が入団希望で登場。
44年はエスコバル(24-31)、ユフィ(20-28)をアオイ&クラナ夫婦と入れ替え。
クラナは先にピークに達し、アオイはあと一年猶予があったため、本来ならば既にピークを迎えたテンペと入れ替えるつもりだったのですが、老いたとは言え石化の術さえ渡るテンペは、今新人教育の為に隊に必要と考え、夫婦で隊を抜けて頂きました。


「えええ! 兄さん、本気なの?」
 老祈祷師の代わりに騎士団を抜ける、と言うその言葉が本心であったと知り、アルトは慌てた。年の離れた異父兄は、確かに老いの兆しが見え最近は遠征後に疲労で寝込むことがあったが、まだ剣の技は冴え続けている時期でないか。
「確かに年の順からいけばテンペ殿が先だが、あの御人の術の鋭さは失せておらん。まだ騎士団の力となろう」
 肉体に依存する剣の力と異なり、魔術の力は、老いても直ぐに失せるものでない。特に今年採用した新人たちに経験を積ませようとすると、石化の術は大いに役立つだろうことはアルトも分かっていた。
 しかし、呪の類を嫌う兄が同じ意見だとは想像出来ないことだった。
「もしかして、あのこと、まだ気にしてる?」
 アルトは、両手の指を組み合わせたと思えば外し、忙しなく視線を左右に走らせた。
 落ち着きのない弟を、鷹のような眼差しがじっと見据えている。
「ほら、ぼくの就任式の……義姉さんから聞いたんだけど」
「そんな昔のことは忘れた」
 思わぬ言葉で遮られ、アルトは口の開いた間抜けた顔で兄を見上げた。
 この兄には、忘れたなど精神の弛みと断じて認めないようなところがあった。それがこんな風に認めて言うものだろうか。それに、あれほど気にしていたことを忘れてしまえるものだろうか。
 ──不意に、アルトは気付いた。たぶん彼は、許すと言っているのだ。もう覚えていないのだから、気にしないで良いと。
「お主は隊長だ。情に流されずよりよき道を選べ!」
 それは同じ母から継いだ言葉である。
 だから、アルトは緩んだ視界を閉じ、頭を下げた。
「今まで、有難うございました!」


その後45年入団希望のメノア(26-33)とテンペをようやく入れ替え。同日にやってきたミレイ(17-25)は、ピーク期の微妙さが、志願者で採用した魔術師より劣るので入団はさせませんでした。
新人たちも順調に人間関係を築き、騎士同士話が弾むのかメレがエスコバルに告白、47年には無事結婚。
さらに、この47年に若返りの噂が発生!
さて、これは大至急回収するとして。誰を対象にすべきかと悩みつつ本日はここまでです。