• 2009年08月30日登録記事

52年302日まで。
今回は、衰退期の隊員を抱えつつ、少しずつやってくる子供たちと入れ替えて行く運営期間でした。
まだ一人、ジェリカが残ってるのかな。

まず、前回最後に湧いた若返りの泉へ直行。
衰退期に入ってしまったハルカ含め、候補を5人ほど上げて泉を前に長考。
アルトとしては、ハルカを若返らせたいだろうし、実際ピークを過ぎたとは言えまだ若手に負けない彼女の能力値を考えれば、もう一度15歳にする価値はあったのですが、結局全体の事を考えて、まだ若返ると言う程年取ってませんけど、現在騎士団最強であるメレを選択しました。
妻を選ばない方がドラマ性があるよね、とSSに生かすつもりもあったので(笑)。

子供たちの入団は以下の通りです。
48年 魔女イシス(25-29)が入団。ヤナと入替。
50年 騎士ネロ(23-32)が入団。ビルガルと入替。
51年 祈祷師レイクバナ(22-25)が入団。ダッポルと入替。
他に志願者からヴァルキリーを入団させ、アルヴィレクと入れ替えました。

イシスは奥手。志願者魔術師のサラサリムと少しずつデートを重ねますが、思い切ってプロポーズした後からはギクシャクしてしまい、二度も喧嘩をする羽目に。そんな3年越しのお付き合いの末、52年302日に結婚。
ネロは、入団すると直ぐメノアに告白、52年46日に結婚。ネロの兄エスコバルがメノアの姉メレと結婚しているので、兄弟姉妹が揃って結婚と言うのも面白いですね。違いとしては、兄姉の時はメレから告白した点でしょうか。
入団以来人間関係から取り残されたまま、一人前衛の主力を勤めたユフィは、レイクバナが現れると急速接近。ユフィから告白し、52年302日に無事結婚。この日のカップル2組ではイシスとレイクバナが姉弟。今回のプレイ期間に出来たカップルは色々関係性が面白いですね。
アルヴィレクと別れたセリアは、弓手仲間のエルヴィルドといい雰囲気ですが、何故か人間関係は発展せず。前夫を想うセリアに遠慮しているのでしょうか。

そんなこんなで出来た人間関係の末、出産は下記の通り。
49年 聖騎士マリア・メルヴァイク(エスコバルとメレの第1子)
52年 騎士マール・ウェンガッタ(ネロとメノアの第1子)
いつも家系で名付け方を決めてるのですが、間違って、二家系ともマ行で付けちゃいましたよ! ああ、失敗した。
カップルは多いのですが、前回の出産ラッシュがあるため、子供が産まれ難くなってるようです。巫女は産まれないまま終わってしまったので、祈祷師と忍者が一人ずつ産まれれば御の字、期間に余裕がある他のカップルは暫し待て、と願います。

ハルカは、ピーク年齢34歳を過ぎた後なんと40歳でようやく志願者の新人と入れ替え。
能力値もなかなか衰えないし、中衛補助(隊長)が人間関係確定していないと、巧く御見合いさせにくいので残していたのですが、若返りもさせないのにこんなに引きずり回してしまうとは、申し訳ない事をしました。


 騎士団の共同墓地を歩いていたアルトは、ある墓の前で足を止めた。
「母さんは、この人を若返らせようと思ったんだ」
 彼の母とは、ハルカも良く知る、騎士団の初代隊長である。
 入団した当初、既に成人した子供がいるとは思えぬ若さに驚いたものだが、それが伝説にだけ聞く「若返りの泉」の効力によるものだと知り、また驚いたものだ。
 だが、若返りの泉は夢物語でなかった。その力を、ハルカもアルトも先年目の当たりにしている。
 墓の下に眠る人物、剣士アギの事も、人伝であるが知っている。親しかった友人サニミの父で、隊に長く仕えたが、退団後は急逝したと聞いていた。
 碑文には、こうある。
 ──彼は戦いの中で愛する者を失った。その悲しみは死ぬまで癒えることがなかった──
 それゆえ、初代隊長は彼を指名する事を止めた。そして代わりに、自分がもう一代の間戦い続ける事を選んだ。采配を誤り、彼の愛する人を殺した罪を償うために。
 たぶん、彼を愛していたから。
 不意にアルトは振り返り、大声で言った。
「ボクも、ハルカを選びたかった!」
 それは今まで聞いた事のない、血を吐くような叫びだった。
「選びたくて、選びたくて……選べなかった……」
 アルトはまだ若いけれど、ハルカがそれ以上に若返ってしまえば、結局遺すことになる。
 老いたハルカは、もう真っ直ぐに伸ばせない腕を差し伸べて、彼女の男の子を抱き締めた。