• 2010年01月登録記事

 炎!
 ロイドは咄嗟に腕を交差して頭部を守ると、身を沈め横跳びに転がった。目を瞑ったまま世界がぐるりと回転し、暗闇の中、鮮やかな赤い火の気配が傍らを通り過ぎていく。
 やり過ごした、と思った瞬間、片肘を熱息吹が掠めた。
 ──やられた!
 触れたのは僅かな部分だった。しかしそこから走る熱は半身を支配し、ロイドは悲鳴を上げると、立つと言う単純な動作も忘れ、焼けた腕で頭を抱えたまま地に伏した。熱さは痛みだった。魔性の炎は、日頃触れていた竃の熱気など児戯に等しい激しさで、ロイドを灼いた。
 牙を向いた魔物を前にしている事実は、最早脳裏になかった。そのまま一呼吸の間も蹲っていれば、子供の身体は魔物の胃に収まっていたことだろう。
 その時、暖かい手の平が肘に触れた。


38話、クトゥグハ戦で丸々使いますよ。
今はファーストエイドをどう表現しようかなぁと、悩んでます。取り敢えず、「手当」のイメージで描いてみようと思っているのですが、纏まらなければ変わるかも。

第三部突入、かな?
現在地:未踏の雪道

最近はアーツ技重視で戦ってます。バースト技より、連携が楽しい。

今回はDチームらしくシステム面が楽しい反面、そのシステムの細かいユーザビリティは悪いなぁと思います。
最も頻繁に気になるのは、アイテム関係。
まず、カテゴリが大雑把ですよね。デュアライズやエレスポットの装着時に、目当ての物が見当たらなかったり、場所は分かっていてもスクロールするのが面倒で、やり込む程イライラします。素材アイテム、のカテゴリはアイテム数が多いので、「素材」「調理素材」「欠片」の3種類くらいに分かれてると良かったかなと。
そして合成後のアイテムを現在何個持ってるか、デュアライズ画面で分からないのは不便。細かい事では、デュアライズ実行後に、カーソルが一番上に戻るのも困ってます。

スニーク研究所行きから。
何でも真似してたと言う話を聞いた時点で、フーリエにとっては、パスカルの存在って脅威だろうなぁと思っていましたが、割と自分の非を素直に認められる人だったようで感心しました。アンマルチア族って、全員がパスカル並みに緩いわけじゃないんですね。

政府塔は、途中のフロアを抜けるところが面白かったです。グミに群がる兵士は怖かったわ。
カーツ戦は、マリクを入れずに戦ってしまったので、戦闘会話とか勿体ない事をしたかも。色々な意味で惜しいキャラでした。
総統閣下が二周り以上小さいポアソンに諂ってるのは、なんだか微笑ましかったです。

アスベルの友誼に厚すぎる性格は、平時は良いけれど、この状況では困ったものだなぁと思います。
グレイセスでは、イベント展開が「こうくるだろう」と想像した範疇を出ないので、危惧していた通りの、友達だから攻撃しない→攻撃されるでしたが、「友情の誓い、しよう?」は素晴らしい演技でした。アスベルも、これで少しは友情至上から抜けるでしょうか。「友情の誓い」をしたから友達だ、と言うことじゃないと思うんだけどなぁ。
ところで、段々リチャード王子関連の演出は笑っても良いんじゃないかと思い始めてきました。

ソフィダウンイベントのポリゴン表情は、巧く出来てるなぁと思いました。
ああ言うどうにも手に負えない時になると、しっかりしている彼等もまだ子供で、パスカルは成人した大人なんですね。

ようやくソフィの正体が、普通の人間じゃないと言うところまで漕ぎ着けました。あと、リチャード側の事情にも、考えが及ぶ段階に。
この辺の、プレイヤーとキャラの意識の齟齬は、演出が神の視点の為でしょうか。少し苛々し掛けてるところだったので、ほっと安心しました。
治療法を探すのに、本人を連れて行かずに結果が出るのだろうか?と思いましたが、ちゃんと付いてくるんですね。ソフィの武器から早く宝石を抽出したいので、あまり寄り道せず先を進めようと思います。

あ、レイモンには吹きました。結局そうなったか。もう君、ストラタ本国に帰りなよ(笑)。

前回12巻まで読み終えて「了」を付けなかったのは、今回、初めてこんな番外編が存在することを知って、取り寄せ中だったためでした。

ガブガブの本

ブタのガブガブが「食べ物語」を語る全十夜のお話。

読み初めの第一夜は、訳の違和感(冒頭ダブダブの台詞「あのブタはやっぱり私を殺します」は直訳過ぎるでしょう)が拭えず、最後まで読む気力が続かなかったらどうしようと思いました。
が、第二夜ではブタのマドンナ「パトリシア・ポートリー」とポルトガル民話「石のスープ」をスープを煮込むようにじっくり聞かせて場を温め、第三夜「トマト戦争」からは本領発揮と言う感じで楽しく読めました。ガブガブのお話の筋自体も面白いし、なにより動物達の丁々発止のやり取りが愉快で一息に読んでしまいました。
第四夜から五夜に掛けての「食べ物ミステリー」は、新聞記者のハムが犯人じゃないかと睨んでいたのですが、まったく関係なかったあたり、ガブガブのお話っぽいなぁと脱帽です。
ドリトル先生は作中には地の文でしか登場せず、第一夜こそトミーが関与してますが、それ以降はほとんど動物達だけと言うのも、新鮮で良かったのではと思います。

ただ、前述の通り石井桃子&井伏鱒二両氏の訳と異なる部分があり、「シロネズミ」という表記(本編訳では「白ネズミ」)に一瞬悩んだり、沢山出て来る人物名が英語読みそのままで原書の面白さが感じられなかったりはしました。
なお、「現代娘(フラッパー)」と言う読みが出て、驚いて刊行年を調べたところ1932年でした。ロフティングって、フィッツジェラルドやヘミングウェイに近い世代だったんですね。

これにてドリトル先生シリーズ再読キャンペーンは終了致しました。
読んでいる最中は、性格的に合わなくて先生にイライラすることもありましたが、後半の巻になると段々その辺の折り合いが分かってきたのと、動物が自分以外の種に対して排他的なことに関して語る辺りで多少感銘を受ける部分がありました。
また15年後くらいに再読すると、印象が変わって楽しいかも知れない、と未来を楽しみにしつつ本棚の奥に仕舞い直したのでした。

ついつい、潜入の前にウィンドルまで戻って寄り道してしまいました。
現在地:アンマルチアの里

寄り道後に改めて闘技島へ挑戦して、フェンデルから戻れたことが判明したときは、ちょっと哀しかったけれど……
バロニア王都の大輝石も、ただの石状態にグラフィックが変更されていることを確認。リチャードが出奔してしまった以上、ウィンドルとはもう敵対しないのかな。
サブイベント関係では、デールからの依頼は、橋に良い思い出がないので後回し。後はまさかのビアス氏を発見しましたが、ちょっと正攻法では太刀打ち難しそうだったので、また後日こちらの方面に来る頃に挑むべきかなと判断しました。それにしても、幼年期にはあんなに弱かったのになぁ……。
ラントでレイモンを見舞うのを楽しみにしていたのですが、姿が見当たりませんでした。何処に行ってしまったんでしょう?

フェンデルに入って、最初の村があの寒村と言うのは、なかなか良いイメージとの落差だと思います。
ウィンドル所属:アスベル、シェリア
ストラタ所属 :ヒューバート
フェンデル所属:マリク、パスカル
とパーティ内のバランスも良くなって来たし。でも、マリクの経歴はやっぱり疑問ですね。テイルズなので30代設定かと思ったら、40歳だったので多少転職歴が多くてもおかしくないのですが、ストラタにいたと言う期間が謎です。
それにしても、フェンデル国内では、ヒューバートだけでも着替えるべきだと思います。フェンデル兵服への衣装替えなどあれば面白かったのに。
今回、衣装替えはあんまり数がないようですね。遊ぶのは、Wiiをネットに繋いでる人だけじゃないんだぞ!
ポアソンは、OPでパスカルの左にいた女の子だと思うのですが、ポリゴン造形はアニメより可愛いし、微妙な訛りがなんだか好きです。少し棒読みかな〜と思うけれど、多分子供なんですよね。

前回、カルタはスルーしたのに、ショットキューブをうっかり遊んじゃったんですけれど、まだ難易度2までしか出題されなかったから、称号「論理ー娘」を獲得した段階で一度終わってますし、周回とは関係ないから別に大丈夫ですよね……。
進行には影響しなくとも、コンプリート派はドキドキです。
でも、ショットキューブは面白かった。早く次の問題提出されないかしら。

宙組公演「カサブランカ」11時回観劇。
宝塚大劇場でも初日の幕が開いた翌日に観劇し、東京でも2日目から始動しました。でも今日は目立った失敗は見当たらなかったので、魔は潜んでなかった模様です。

本日は、エミール(カジノのディーラー兼クルービエ)@蓮水ゆうやを中心に観劇。
掛け持ちの役も含めて、出番は大体追えたと思います。
物語の中心を追ってると、エミールに気付くのは「プロとして恥ずかしい」が印象に残る登場シーンと、2幕のカジノでの「22番」のイカサマシーンくらいですが、カジノに視点が映ると必ず上手で仕事してるので、中心の展開は会話で押さえて、ずっと彼の横顔を眺めていました。
少し、私の記憶より頬が痩けていたかも。
2幕で経営停止命令を出したルノーに、金を渡してるのはエミールなんですね。上着の内ポケットから札束を取り出したので吃驚しました。しかも、その後カフェの従業員仲間から「なんで金を渡すんだよ」と小突かれていて面白かったです。
ナチの運転手は顔がしっかり確認出来るけれど、冒頭の射殺される男は、知らなかったら気付けないですね。
その他の「武器を我らに」や、パリの脱出、レジスタンスとしての活動シーンは、目立つ髪型のサッシャの近くにいる事が多くて、直ぐ見つけ出せました。
特に「武器を我らに」は、群舞が格好良いので、これからも後ろばっかり見る事になりそうです。DVDに任せれば主役は後から何度でも見返せる、と思うと脇に眼が届きますね。
前回見逃した星吹、蒼羽、藤咲と言った下級生メンバーも大体位置を確認しました。星吹君の地味ながら要所での使われ方には驚きました。

演出の変更点はとくになかった模様。
前回の観劇時からの印象の変更は、イルザ@野々すみ花が前回はリックを愛してラズロは尊敬していると言う違う感情で相手を見付けていると感じたのが、今回は両方を愛しているように見えたかなと。
あと、細かい所ではリック@大空祐飛が間を長く取るようになってました。アニーナ@花影アリスが発する「無理よ」の台詞が、前回より情感が出て来ていたかなと。
ラズロは、一回ラズロ中心で見てみないと語れないかなと改めて思いました。

娘群舞で、見分けられたのは、花影アリスと大海亜呼のみでした。
次回「シャングリラ」の出演娘役が一人も分からない! まぁ、観劇すればその役から覚えるので、大丈夫かな……。