• 2012年04月登録記事

5周目始めました。
これまでずっと、弓(猟師)/大剣(農民)の二択でしたが、遂に上級プレイヤー向けの細剣(上級貴族)を選択。
男主人公ジン。目的は遺跡の調査です。
ちなみに、平民ではないためか、字が汚いと言うオイゲンの突っ込みはありませんでした。本当に、感心するくらい細かい箇所で台詞が変わるようになってますね。

上級貴族や騎士は嫌われ者と認識していましたが、出身地と目的の関係か、覚悟していたほど冷えた対応はされませんでした。MISSION「ラフメルの葉」を一度断ってから手助けするツンデレプレイでレイア以外は「普通」段階に戻りますし、レイアはMISSION「救出」で確実に好感度を上げられるので、結局悪い子プレイだった2周目より簡単に仲間達の輪に入れました。
ただ、温厚で仲間のまとめ役であるエレアノールやパスカと「悪い」なのは気分的に堪えました。シャルンは最初から普通だったので、ちょっと見直しました。

今回はパスカ狙いにしつつ、ディアスを柱から救出した場合の反応を見たいと考えています。
というわけで、男3人で連れ立って冒険。
好感度は初期値の影響でディアスの方が上という、意外な状況です。
パスカは仲間同士での台詞等が多く設定されている印象ですね。

で、攻略自体は順調に進んだのですが、エンディングに影響する重要MISSION「鋼鉄の審問者」で初リセット。
ここに挑む際、これまでの経験上、目覚めなくなる仲間が「フラグ」台詞を言う気がしています。パスカがその台詞を言ったので不安に思いつつボスを撃破したところ、案の定パスカが目覚めなくなってしまいました。
仕方ないのでやり直すけれど、あのディアスに「フラグ」台詞を言わせることなんて出来るのでしょうか。それとも台詞は関係ないのですかね。

長いことタイトルを出さないまま思わせ振りにしていた3社提携タイトルが、遂に公表されました。

プロジェクト クロスゾーン
http://pxz.channel.or.jp/
ゲーム内容は→プレスリリース参照

「ナムコクロスカプコン」(以下ナムカプ)が好きでしたので、普通なら飛びつくところです。そういう反応でないのは、ティザーサイトがホラーチックな作りだったため。私は恐怖体験をしたくないので、ホラー要素があると二の足を踏みます。ポイントは「バイオハザード」チームがどのくらい本筋に関わるか、ですね。
あと、レゲー満載だったナムカプに比べると、参戦タイトルが近年の作品で、ほとんど分からない点も残念なところです。私の場合、ナムカプはクロノア&ガンツとベラボーマンの参戦が購入の決め手でした。でも、一般的には知名度の高いタイトルが参戦していますので、今作の方が注目を集めそうかな。
今のところナムカプとの直接の接点は明言されていませんが、零児&小牟コンビが登場するなら購入に一歩前進であります。

なお、3DSはまだ購入していません。
「プロジェクトクロスゾーン」は、果たして麻生的キラータイトルと成り得るでしょうか。

――そいつは誰だ!
愛しい少女が微笑みかけたのを見て、ロミオは思わず立ちすくんだ。
彼女が向けるその微笑みは、唯一人ロミオに与えられるもの。秘した愛の証、他の何物にも及ばぬ宝。
けれど、今少女が向かい合っているのは、彼と同じ顔をした別の男だった。


月組公演「ロミオとジュリエット」
http://kageki.hankyu.co.jp/rj2012/
ポスターにも使われているこの特設サイト画像を見て、ロミオ(影)がジュリエットを略奪し、ロミオ(オリジナル)を追い詰めるお話を想像しました。
※この公演はロミオ役がダブルキャスト。手前のロミオ(龍真咲)と後ろでジュリエットを抱き締めているロミオ(明日海りお)は別人です。

純愛話なのに、ロミオが2人とジュリエットが1人というバランスは奇怪しいですよね。この写真は、その奇怪しさが何処にあるのかを明らかにしてくれたと思います。
どうしても役替わりするなら、私としてはロミオとジュリエットの役替わりが良かったです。そうしたら、何度も転生し、性別を変えて巡り会っても2人は愛し合い死んでしまう、という妄想でSSを書いたと思います。

三浦綾子「塩狩峠」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
永野信夫は、信仰の為に幼い自分を置いて家を出た母の影響でキリスト教に反感を抱いていた。だが同僚の犯した罪を切っ掛けに、イエスの言葉に従って生きてみようと考える。やがて敬虔な信者となった信夫は、客車が牽引車から外れる事故に乗り合わせ、乗客を救うため身を投げ出し、客車の下敷きになった。

実話を基にした作品。
読み終わってから裏表紙を確認したら、物語の結末が書いてあったので驚きました。
三浦綾子氏の作品であるため、一言で言ってしまえば布教小説です。しかし、私としては、宗教、身分、病気など、色々な事柄による差別が描かれていると受け取りました。

青年期までの信夫がキリスト教に抱く反発心は私と同調していたのですが、そこから転じてイエスを神であると信じたわけが、私には何度読み直しても受け取れませんでした。
でも実際に信仰に目覚める時というのは、このくらい当人以外には特別な意味を持たないタイミングなのかも知れませんね。
前半で同調していた分、信夫が信仰に目覚めた後半は「いい人」になり過ぎて、私のような屁理屈屋は少し鼻白んだのですが、このような生き方をした人物が実在すると言うことは、凄いドラマだなと思います。
また、ふじ子の人間的な美しさは素晴らしいと思いました。こういう人物であれるように自らを高めたいものです。

「ベアルファレス」4周目データを使い、イヴを攻略しました。

これまで、イヴにはあまり興味がありませんでした。4周目ノエル攻略の際に同時攻略しておいたのは、主人公の出身地指定がイヴと同郷だったというアドバンテージを活かしただけなのです。
そんな私がイヴを好きになったのは、シェオルの柱から救出された彼女が素直な礼を言った瞬間です。
これまでに救出したシャルンやノエルは、最初は主人公を詰りました。勿論、諸手で喜べる状況でないし、私がその立場だったら命を背負わされる重さに耐えられないと思うので、2人の反応も理解できます。それだけに、イヴの強さを感じたのでした。

再開箇所は、MISSION「光を産みし者」のセーブデータから。
攻略の手間だけを考えれば「精神の海」から再開すれば良かったのですが、イヴによるルカの説得が観たかったためです。結果、非常に素晴らしいシーンが観られました。

今あたし達の生きてる所が天国よ。笑って生きていく気さえあればね

この後の重要局面でも何度か繰り返されましたが、非常に素敵な言葉だと思います。

ウェルドの虚像との会話は、割とイヴが優勢に感じました。
虚像の方の台詞も、他のキャラとの受け答えと少し違いがあって面白かったです。

イブの過去は、自分以外と母親以外はぼんやりとした「影」でしか表現されないのですね。彼女にとっては特定の個人ではなく「世間」が敵で、母親だけが明確な形を持っているのですね。
こんなに母親に飢えた子だとは思っておらず、母親を求めて走る姿は凄く意外でした。でもそのギャップが可愛らしく感じたので、預言者として覚醒する筋には納得できました。

エンディングでイヴが語るウェルドは、相当バカみたいですね。
死を目前にした局面での気持ちが「死にたくない」「ま、いいか」「どうして俺だけ」の順で、その次にイヴのことだった、ということで初めて主人公に人間らしさを感じました。
他のキャラの時は、第一に相手の事を考えていたのに、イヴ相手だとかなり自分本意ですね。
そしてイヴの方も、相変わらず人を食った態度でしたが、皮肉ではなく本当の笑顔を浮かべるようになっていたのが印象的でした。
この黄昏の時代に、彼女は自身が望む天国に辿り着けたんですね。