• 2013年06月28日登録記事

「グングニル -魔槍の軍神と英雄戦争-」体験版を遊びました。
http://gungnir.atlusnet.jp/

プロローグで示された「Dept. Heaven Episodes IX」というメッセージから、オウガバトルサーガのように、世界観を等しくするゲーム群の1作品のようです。

グラフィックや世界の雰囲気は、かなり魅力的。シナリオの随所で選ばされる選択肢も、2択ながら決断の迫り方が巧いと思いました。
初期メンバーを育てていたのに、ストーリー上の展開で主人公以外全員死ぬというショックが待ち受けていて、先の展開も気になります。

見た目はタクティクスオウガ系のSLGですが、味方のターンは1つに纏められていてどのキャラクターを動かすかは任意だったり、仲間の配置によって追加攻撃ができたり、行動順に割り込んだりと独自の要素があります。
仲間を巧く配置してから戦った方が有利なのは、同社のユニオンシリーズと同じかな?
要素が多過ぎて体験版1周では良く分からず、もう1回頭から遊んでしまいました。様々な要素を使いこなせるようになると面白いです。

残念なのは、インターフェイス。
例えば、店で武器を購入する際、今の装備と比べてどのくらい上昇/下降するのか分かりません。せめて、キャンプメニューに戻らずに自分の現装備を確認する方法があれば、そこまでストレスは溜まらないと思うのになぁ。
全体的にこの調子で、画面内は大量の情報で埋め尽くされているのに、どの画面を開けば何が分かるのか、ほとんど把握できませんでした。
個人的には、セーブ機能くらい、キャンプメニューの中に入れておけば良いと思います。
肝心の戦闘時でも、マップ上の建造物の影に立ったユニットが見えなくなるのがストレスでした。この影響で移動可能領域や攻撃範囲も分かり難いので、視点変更可能にするか、建造物を透過表示して欲しいです。
後、状態異常の種類が30くらいあるのも、ユーザーに不要に効果と対処を覚えさせる要素ということで、やり過ぎかな。

というわけで、面白くなりそうなのだけれど、色々惜しい作品。
スティング製だから、という言葉で片付けて良いものかどうか悩みます。