• 2013年06月22日登録記事

クリアしました!

大陸に戻って来たら、ポポロクロイスが凍り付いており、最初、どこか未知の場所に墜落したのかと思ったくらい驚きました。ゲーム中に街の景観が変わることは珍しいですよね。雪が積もるだけで、だいぶ印象が変わりました。

氷の魔王が復活し、母親も消え、飛び出してしまうピエトロの気持ちは分かります。真面目な子供があんな風に責任を問われたら、思い詰めてしまいますよね。
そして、そんな自暴自棄になったピエトロを助ける過程で、遂にカイの正体がバレてしまい、魔女の力を失ったナルシア。まさか彼女を欠いたまま進むわけはないと思っていましたが、ちゃんとピエトロの働きでナルシアが復帰して良かったです。

その後は、決戦の地・氷の城へ。

……の前に、ガミガミ魔王の城で強化パーツ集めを兼ねたレベル上げを行っていました。
仲間のレベルはLv.44〜45。魔王はガミガミキャノンを5発発射できるようになりました。しかし、シャドウ丸がゼンマイを落とす率は非常に低く、誇張でなく100体は倒しましたので、効率プレイとは言い難い方法かも知れません。
しかも、これだけ鍛えておけば後は簡単だろうと思っていたのに、北の大地の敵は強かったです。特に、仲間をコピーする「まがどり」大量発生時は、常に全力攻撃でした。

氷の魔王は、第1、第2形態で苦労しましたが、第3形態は呆気なかった感じ。
TOD2のように、ラストバトル後の世界を探索できるので、そちらで結構時間を食いました。
ガミガミ魔王は手紙を残して去り、白騎士は旅立ち、平和な喜びに溢れた世界なのに、しんみりしました。
そしてナルシアに告白できない王子はヘタレ過ぎだと思いましたが、同時に、好意を素直に伝えられなくなった王子は、もう子供でないんだなぁと感じました。もっとも、作中でナルシアから王子への好意は常時感じていたけれど、王子もナルシアが好きだったとは、初めて知りましたよ。
エンディングは、ガミガミ魔王の心憎いプレゼントに思わず笑顔になりました。

エンディングまでの猶予時間の御陰で、おみやげも、たぶん全種集めることができました。

おみやげ部屋
(画面注釈)なぜブタの貯金箱を持ち出してはいけないのか、わかりました。

全体の感想としては、ほんわかとした緩さのある優しい世界観と、それを見事に表現したドット絵。ストレスのないローディングとシームレス戦闘など、テンポの良さ。それらが綺麗にまとまっていて非常に気持ちのいいゲームでした。
ピエトロ王子の成長と、優しい仲間キャラクター、「家族愛」というテーマからは、子供は学ぶところがあるだろうし、大人も温かい気持ちを思い出せるでしょう。
不満点として、会話や調べる時の接触判定が少しズレるとか、敵の配置によっては通常攻撃できないなどの点はあります。が、「作品の癖」と許容できる程度でした。