• 2017年11月登録記事

まだ続く、Hランクモブ狩り報告。
今回は1体のみですが、スクリーンショット多めでお送りします。その理由は、相手がこの男「ギルガメッシュ(謎の男)」だからです!

噂のアイツがここに見参

彼は最後の討伐対象にするつもりだったのですが、前回、大灯台地下層をウロウロしていたところ、ふと気付けばヴァン以下一軍メンバーがLv.59になっていました。
59ーーそれは、17番目の素数!
ということで、ギルガメッシュが繰り出す「レベル魔法」(レベル2睡眠、レベル4ブレイク、レベル3ドンアク)を避けられるこのレベルで挑むことにしました。

なお、ギルガメッシュのモブ登録は、剣を奪われた剣士によるもの。

眠れないのに夢を見るのはヤバいクポ!!

オリジナル版でも思ったけれど、受注時のモンブランの冷静なツッコミが、地味に依頼人を煽っていて笑えます。

まず、橋の上で1戦目。

橋の上の決闘

この段階のギルガメッシュはSランク相当の強さで、特に注意する要素なく撃破できました。
どちらかと言うと、体力が減るごとに繰り出す「どこか見覚えのある武器」コレクションを楽しむ戦闘ですね。
堂々と「偽」と書かれていますけれど、ギルガメッシュ的にそこは構わないのか(笑)。

バスターレプリカ

ガンブレード(ガンブレプリカ)は、刀身にチョコボマークが描いてある偽物なので、お土産品ぽい可愛さがあってお気に入りです。
でもガンブレレプリカの刀身が上手く映るシーン、なかなか撮れませんでした。2戦目開始の口上がベストショットかもしれません。

ガンブレプリカ

逃げたギルガメッシュを追い、ルース魔石坑の奥へ。
このエリアは魔物の行動が面白く、アビス(FF12プレイヤーのトラウマ蝙蝠)とギザマルークが頻繁に縄張り争いをしている姿が見られます。

魔物同士の戦い

試しに、その辺を歩いていたギザマルークのターゲットを奪った後、アビスの群れの中に誘導して見たところ、ギザマルークが見事にアビスに食い散らかされたのが印象的でした。

そして、最深部での2戦目。

真の戦いはこれから始まるのだ!

豪語するだけあって、1戦目とは比べ物にならないほど強いです。特に終盤は、攻撃力も連撃頻度も高く、何度か戦闘不能に陥りました。といっても前述の「レベル魔法」以外はほぼ単体攻撃なので、素数ならまず全滅しないのですけれど。

これぞ、伝説の剣よ!

倒すと、最後に取り出した「伝説の剣」を置いて逃走。

ただの伝説の剣

この意匠、夏のFF12を中断している期間に何回か見ましたね(笑)。密かに「復活の呪文」も付いているし、実は凄くタイムリーな発売時期だったのかもしれません。

最後に、討伐報酬アイテムが「エクスカリパー」と言うオチが付いて、ギルガメッシュとの戦いは終了です。
この後は釣りイベントでギルガメッシュと出会えるので、全モブを狩り終わったら、釣りに精を出そうかなと思います。

「新妻聖子CONCERT TOUR 2017 ~alive&arrive~」@オーチャードホールに参加しました。
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/kashi/20171114.html

ご縁があって、2年ぶり2回目の参加となるコンサート。
9月から始まったツアーで、今日明日の東京2公演が締めだそうです。ファン目線ではない感想なので、その点はご容赦ください。

本日のセットリストは下記の通り。
休憩挟んで二部構成、アンコール含めて2時間15分程度でした。

一部
  • 天地の声(NHKみんなのうた)
  • SWAN LAKE
  • 時の翼(映画「とある飛空士への追憶」)
  • 魔女の子守唄〜歌は魔法(映画「プリキュアオールスターズ」)
  • I Will Always Love You(映画「ボディーガード」)
  • ONE(コーラスライン)
  • All That Jazz(シカゴ)
  • Another Day of Sun(映画「ララランド」)
  • 自由の鳥になれ風になれ
  • アライブ
二部
  • ラマンチャの男(ラマンチャの男)
  • プリュメ街(レ・ミゼラブル)
  • 夢破れて(レ・ミゼラブル)
  • Beauty and the Beast(映画「美女と野獣」)
  • フライングゲット(AKB48)
  • あの人の手紙(かぐや姫)
  • 長崎の鐘(藤山一郎)
  • GOLD(GOLD〜カミーユとロダン〜)
アンコール
  • Nessun Dorma(オペラ「トゥーランドット」)

MCは、相変わらずセルフ突っ込み付きのチャキチャキした語りで面白かったです。

歌は素晴らしいのですが、全体的にエコーが効き過ぎだったと思います。
帰国子女だけあって、殆どの洋楽は原曲(英語)で歌われていましたが、「レ・ミゼラブル」の2曲は珍しく日本語訳を採用していました。さらに「あの人の手紙」「長崎の鐘」など、言葉を届けたいという意思を感じる選曲だっただけに、エコーのせいで歌詞が曖昧になる部分があったのは残念でした。
ちなみに、「プリュメ街」自体は、少しブリッコ感のあるコゼットが笑えました。でもなぜか、編曲が「囚人の歌」のワンフレーズから始まって「プリュメ街」「夢破れて」が途切れなく続く構成だったので、ミュージカルを観ていない観客は、2曲の切れ目が分からなかったのでないかと心配になりました。

一番盛り上がったのは、バンド紹介を兼ねた「Another Day of Sun」と、起立と手振りを要求された「フライングゲット」辺りでしょうか。
後者に関しては、MCで「アイドルソングはみんなの心を一つにする」と仰っていたのが印象的でした。アニメ「アイドルマスターSideM」視聴中の身としては、歌で生計を立てている本職がそういうのは擽ったいような、立ち位置不明な状態になります(笑)。

逆に、お上手なことは間違いないのですが、個人的に「Beauty and the Beast」はあまり感心しませんでした。聖子さんのメリハリが強い声質とは合っていなかったと思います。男声(ドラマーが兼任)はディズニープリンス風の甘い調子で良かっただけに、余計そう感じました。
あの人の手紙」も、あくまでフォークなので、メロディアスに歌う歌では無いように感じました。「役をやりたい」と仰った通り、感情を込めているのはミュージカル風で面白かったけれど、私が原曲を好きなので少し複雑でもありました。ジャンルを超えて歌うときは、どちらに寄せるのかが難しいところですね。

バンドは、ピアノ、ドラム、ベース(兼コントラバス)に加え、東京公演はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの弦モノ5人と、サックスとトランペットまで揃った贅沢な構成。音に厚みがあって良かったですが、「自由の鳥になれ風になれ」は前回聴いた時に比べると編曲がストリングス重視でバランスが崩れていたように思います。

オーチャードホールの演出には期待していなかったのですが、なかなか凝った照明演出と、まるで「スカーレットピンパーネル」の王宮シーンのような階段セットで、見た目も楽しめたのは嬉しい誤算でした。

PS4のアクションアドベンチャー「GRAVITY DAZE2 重力的眩暈完結編 上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択 DEMO」を遊んでみました。
http://www.jp.playstation.com/scej/title/gravitydaze/2/

グラビティデイズ2

前作「GRAVITY DAZE」は、PSVitaの試遊で触れたことがあります。
その時は、独特の重力アクションが生む「空に落ちる」感が魅力的だと思いました。

続編である本作は、「緩やかなオンライン機能」があるそうですが、そのサービスが2018年1月19日をもって終了すると聞いたので、遊ぶなら今年中が良いと思い、体験版に触れてみました。

体験版は、「初心者コース」と「経験者コース」の2通りが用意されており、体験できる内容が異なる模様。

“コース選択"

初心者コースでは、基本操作を学んだ後、EXエピソード「許されざる積荷」をクリアすると終了。

許されざる積荷

お話は、続編だけあってキャラクター同士が知り合いの状態から始まりますが、それほど取っ付き悪いとは感じませんでした。但し、私は連載漫画の途中からでも読める人なので、少し評価は甘いです。

会話イベントは、漫画風コマ割りデモ+部分ボイスで、昔懐かしい「クリックまんが」を彷彿とさせます。

イベントシーン

ボイスは謎言語(グラビティ語)ですが、これがなかなか雰囲気を出しています。

本作のキモである「重力アクション」は、重力がかかる場所を変えるというもの。独特の魅力がありますが、自分の意思で飛ぶのではなく、重力を操って思い通りに空中を動き回るので、結構難しいです。
重力の向きを照準で合わせるため、若干シューティング的に感じます。
トゥーンレンダリング風のせいか、見た目では距離感が掴みにくく感じました。目標物には距離が数値が表示されるから困らないけれど、もうすこし感覚で掴めると良かったです。

落下

天地が逆さまになったり、壁に立ったり、重力使いならではの視点で世界に立てるのは面白いのですが。空間認識能力が低い私の場合、360度回転していると、あっという間に方向を見失ってしまいます。

天地逆さま

色鮮やかで活気溢れる街を闊歩するだけでなく、重力が変わってビックリする街の人々の反応など、楽しむ要素は多々ありました。

操作自体は、記憶している前作(体験版)の方が爽快感があったような気がするけれど、戦闘は今作の方が戦いやすいように思いました。
簡単な操作で華麗に戦えます。

戦闘

ただ、要素が多いので使うボタン数は多めかな。チュートリアルは言われる通り操作していけば済むけれど、実際に自分で操作するとなると悩みそうです。

キトゥンはアホ可愛いし、独特のビジュアルも素敵なのですが、こうして触れてみると、お話は意外と不穏且つ暗そうな雰囲気があります。
私としては、もう少し明るい雰囲気を期待していたので、残念でした。世相なのでしょうか。

thank you for playing

Hランクモブ狩り報告の続き。今回は期せずして、竜モブ2体となりました。

まず、パラミナ大峡谷の「ファーブニル」。
大僧正によって封印されていたという、知恵ある悪しき竜です。

ファーブニル

ファーブニルは、Hランクモブの中でもトップクラスの強さを誇りますが、討伐の苦労より、出現させるまでの苦労が記憶に残りました。

ファーブニルは、出現ポイント「銀流の果て」(西側)が「吹雪」の時のみ登場します。ところが、何度訪れても「雪」状態より荒れた天候になりませんでした。
密かに攻略情報を確認したところ、エリアを行き来しただけでは吹雪は発生しないーー即ちパラミナ大峡谷に入った時点の天候を吹雪にして、そのまま銀流の果てまで走る必要がある、と学べました。そこで、神都ブルオミシェイスやミリアム遺跡から再挑戦。なるほど確かに、この時点では吹雪になります。
しかし幾度挑戦しても、「銀流の果て」に辿り着くまでに晴れてしまいました。

実は、「氷結するせせらぎ」エリアは必ず「雪」になる特質があり、ここを経由すると「吹雪」状態を維持できないようです。

私はそのことに最後まで気付かなかったのですが、天候が維持できないのは移動に時間がかかり過ぎているせいでないかと仮説を立て、最短距離で行けそうなルートを考えた結果、幻妖の森からパラミナ大峡谷に入るルートに見直しました。その結果「氷結するせせらぎ」を回避し、吹雪状態を維持することに成功できたのでした。
吹き荒ぶ雪の奥に竜の巨体が見えた瞬間の喜びは、ちょっと忘れられません。

ファーブニル

それにしても、なぜ吹雪だけはこんな特殊仕様なのでしょうね。ファーブニルに遭いにくくするためとしか思えません。

お目見えできて喜んでいましたが、洒落にならない強敵です。
まずセオリー通り「おとり」状態にした盾役のヴァンを突っ込ませてみたところ、10秒と保たずに殺されてしまいました。
特に凶悪だと思った攻撃は、状態異常ストップが付随する「ホワイトブレス」。ストップは、キャラクターを行動不能状態にするという本来の効果も凶悪ですが、同時におとり状態を解除する効果があるため、盾役には致命傷となる状態異常です。ストップを防ぐアクセサリーを装備することも考えましたが、ファーブニルはスリプガも併用するため、そちらの対策も必要です。
ただ力押しだけでなく、魔法も組み込んでくるあたり、確かに知恵ある竜という感じです。

結局、何度目かのヴァンの戦闘不能で諦め、フランと選手交代。
ファーブニルには、一定の範囲外に立っていると魔法攻撃だけしてくるという特性があるため、遠距離から敵の魔法を反射する「リフレク」戦法に転じました。
アーシェが弱点の「サンダガ」を放ち、それとファーブニル自身が放つ「ショック」のダメージが積み重なって、ズルイけれど撃破。
知恵ある竜、頭悪いぞ!

レメリー

レメリーは、いずれイーハに諭され心を開くのだろうと想像していたら、それがイーハの死後だったという厳しい結末は、心に残ります。
でも討伐後は、ずっと悲しみに満ちていたブルオミシェイスが明るくなるのが幸いです。

続いて、世界最強の魔物「パイルラスタ」。
こちらは、盾・攻撃・回復の3役が機能することで、真っ当に倒せました。

パイルラスタ

レベル2倍になる「驚異」以降は攻撃が激化するため、安全のため「リバース」の呪文を解禁してしまったけれど、回避可能な物理攻撃しかして来ないから、リフレク戦法を採らない場合のファーブニルの方が強敵だと思います。
パイルラスタは戦闘自体より、世界で一番強い奴が知りたいというモブ登録の動機とか、居場所情報がないことに対して「とてつもなく強えーだろうから戦えばわかる」といういい加減さとか、そもそもかけっこ勝負をしないと受注できないとか、リッキーとの絡みがメインなのかも知れませんね。

その後、せっかく大灯台に来たので地下層に再挑戦しました。
目的は「リボン」と技「攻撃破壊」だったので、地下3階の北西エリアだけ解放。しかし「攻撃破壊」は一発で出現したのに対し、「リボン」入りのトレジャーは何度出入りを繰り返しても出現せず、無限湧きする敵に息切れして逃げ帰りました。

大灯台地下層

敵が多すぎて、操作キャラのヴァンが埋もれています。

仕方ないから、もう一箇所の「リボン」トレジャー候補であるヘネ魔石坑に行きますかね……。

安田寛著「バイエルの謎 日本文化になったピアノ教則本」

日本で100年以上愛用されている「バイエル・ピアノ教則本」の作者「フェルディナント・バイエル」は、誕生年月日と誕生地、没年月日と没地は明らかでありながら、その記録がなく、誰も経歴を知らない謎の作家であったーー

ということで、作者が6年かけて「バイエル」のルーツを探す本。
「バイエルの謎」というタイトルに疑問を抱いて手に取り、確かに教則本の「バイエル」は知っていても、作曲家「バイエル」とはどんな人物なのか知らないことに気付かされました。
筆者が、バイエルは何者か、複数人のペンネームでないか等推理して、現地を調査し、資料にあたっていくと言う調査の過程が詳しく描かれています。
探索の過程がほとんどで、いささか脱線傾向と思うところもありました。研究としては、少し雑に感じる部分もあります。しかし地道で芽の出ない調査を続けて諦めていた頃、ささやかな切っ掛けから謎が解ける快感と、明らかになったルーツから「バイエル・ピアノ教則本」が本当に目指していたものが見えた時の感動は、作者の6年に読者が寄り添うことで得られたものだと思います。

ちなみに、バイエルの伝記マンガがあるじゃないか、と思って取り寄せたら「フィクション伝記」だったという下りは笑ってしまいました。
書籍名などは伏せられていましたが、下記の本ですね。確かにAmazonの商品説明にも、「創作した漫画でバイエルの人生を描く。」と書いてあります。

また、この話にはオチがついています。
それは、本書執筆後、Googleブックスで検索すると、1863年6月1日発行の「南ドイツ音楽週報」でバイエルの生涯が分かるようになっていた、ということ。いや本当に便利な世の中になったものです……(苦笑)。