• 2009年09月登録記事

宝塚宙組「逆転裁判2 -蘇る真実、再び-」15:00回観劇。

宝塚では初の続編上演は、確かに「逆転裁判2」でした。
ゲームファン・宝塚ファン双方への配慮か、ゲーム準拠キャラと路線生徒の出番や歌が増えていたように思います。
その分、今回ヒロインとなったオリジナルキャラ・ルーチェ@純矢ちとせは、しどころのない役で、ちょっと可哀想に感じました。二幕の唐突な告白はなしにして、ローランドを待ち続けると言わせた方が良かったのではないかなぁ。

キャラクターあれこれ。
成歩堂龍一は、今後別の舞台やドラマなどになって別の人が演じる可能性が皆無でないけれど、もうフェニックス・ライトは蘭寿とむ以外誰も出来ない役だ、と思いました。後は、本公演で大空祐飛と芝居するとどんな化学反応を起こすのか?と言うことだけが楽しみです。
前回チェック対象として認識したディック・ガムシュー(糸鋸)@春風弥里は、プログラム写真が糸鋸を意識する事を止めた「美形」撮りでドギマギしましたが、舞台が開くと前回以上の三枚目路線でした。ソロもあったけれど、格好よさは皆無。次回本公演に期待します。
期待を一心に背負って登場したフランジスカ・ヴォン・カルマ(冥)@藤咲えりは、正に完璧な狩魔! 「ハンディおとめ」の写真段階でも美人で眼を惹きましたが、スタイルも見事なものでした。優位に立っている時の、肘を着いて指を振るポーズが可愛くて、何度もオペラを覗いてしまいました。鞭捌きもなかなかの練習と工夫の跡があったのではないでしょうか。
もう一人、ゲームファンにお勧めの再現キャラであるマヤ・フェイ(真宵)@すみれ乃麗は、相変わらずとても可愛かったです。ストップモーションが全然出来ていなくて、ぐらぐらした挙げ句に途中でポーズを変えていたのは可愛かったけれど、舞台としては失敗ですよね。下駄で片足立ちと言うポーズで長時間動作を止めるのは、彼女にはハードルが高過ぎたのでは。演出でもっと簡単なポーズにしてあげられなかったのかな?
それらの事も含めて、今回は全体にお笑い指向のような気がしました。
もっとも笑いを受けていたのは、新マイルズ・エッジワース(御剣)@悠未ひろ。前回のクールな二枚目御剣だった七帆ひかると異なり、ちょっとオーバーアクションが過ぎるのか、本人の持ち味なのか、動作する度に頻繁に笑いが起きていたのは、可笑しいような、少しどうなのかなと思うようなところでした。
ローランド・スミス@七海ひろきは、逆に正統派二枚目で、ちょっと前代宙組トップ大和に似た雰囲気がありますね。演技もなかなか見所があり、今回で人気を稼ぎそうな予感があります。
二枚目と言えば、写真で期待したルード・ベス(殺し屋)@光海舞人が、出番と見せ場が極めて少なく、勿体ない使い方でした。下級生の陪審員の方が、舞台で顔を見せてる時間が多いのでは……?
ちなみに、今回一番この役がやりたいなぁと思ったのは、裁判長でした。唯の進行役だった前回より、だいぶ逆転裁判世界の裁判長らしくなっていたと思います。

今回、「レオナを出演させられない」と言う大前提で脚本を作るに当たって、3年後設定を止めれば、レオナは偽証や死体遺棄の件で有罪になり、まだ出所していない等と適当にお茶を濁す事も可能だった筈。
キャラクターに死を与えて退場させたのは、弁護士フェニックス・ライトの存在を揺さぶると言う要素には役立っているけれど、やや安易&強引な印象も受けました。
前回より練られていたし面白かったけれど、やっぱりキャステイング勝ちしてるような部分が強いかな。脚本面は、最初の証拠品の毒薬の存在が宙に浮いたまま説明されないだとか、レオナの存在が1を観てないとついていけなそうで心配だったり、逆にゲーム未プレイだとフランジスカの敵対心やラストの台詞が今ひとつピンと来なかったり、マヤが誘拐され緊迫した状態でルーチェを海辺に呼び出し他人の人生話をしてるライトに違和感があったりしました。
そもそも、この公判でライトとエッジワースの「法廷に立つ理由」は手に入ったのだろうか? そこが明確でなくて、二幕がちょっと消化不良でした。
演出と音楽に関しては、ほとんど前回と同じなので、多少変化球が欲しいですね。

遅まきながら、DS「大神伝~小さき太陽~」の開発を知りました。

http://www.famitsu.com/game/news/1227335_1124.html
ちょうど先日、遊んだRPGの9割がクリアに至らないと言う友人に「大神」を薦め、無事最後までプレイ出来たと喜びの報告を貰ったところだったので、なんてタイムリーな話題だろうと驚きました。

噂レベルですけれど、開発には巧舟氏が関わってるみたいですね。
神谷英樹氏は「タクシュウに「大神」の続編作って欲しいなぁ」と発言していたわけですから(出典・プラチナゲームス)、オリジナルスタッフが関わらないとは言え、幸せな形の続編開発だと感じます。
「チビテラス」と言う掴みが良いですよね。
ただ、エフェクトはPS2の「大神」を見慣れているため、迫力に欠けるなぁと思いますが、開発段階だからこれから魅せる演出になるんですよね?
相変わらずDSを持っていない私ですが、評判が良かったらやりたくなってしまうかも知れません。
だって、犬が野原を駆け巡るんですよ!
……PS3を買って、ラピードでテルカ・リュミレースを走り回る夢を実現する方が先かな。

65年337日まで到達。

プレイ期間が短かったので、成人した子供は二人だけでした。
62年 アーチャーステファーノ(31-37)入団。エルヴィニと入替。
64年 聖騎士マリア(28-28)入団。メノアと入替。

産まれる方は今回は比較的順調と言うか、馬車を駆使して短期遠征を繰り返したため、年子が随分産まれてしまいました。これはこれで、入れ替えタイミングが合わない事もあり困るんですけれどね。
今回は時系列の方が話しが分かり易いので順に記載します。

まず63年6日、隊長家に早々の次期隊長候補が誕生しました。
 聖騎士アリア・オルクメイト誕生(第一子)
志願者にはレア職種が二人いました。
一人は、成長期の祈祷師クルシュリ。衰退期に入ったレイクバナを惜しみつつ、入れ替えで採用。
もう一人、ピークまで後2年の巫女シュルカ。今度こそ巫女の血筋を聖竜騎士団に!とあれこれ検討の末、メレと入れ替えました。能力知的にはメノアの方が低いのですが、メレは既に夫と別れているため、人間関係を引っ掻き回す可能性があるので、今の戦力より15年後を考えて判断。ちなみに、これにより騎士団最強の人物はメノアの夫ネロに移りました。騎士が最強なんて、クロニクル編騎士団の歴史で初めてかも知れません。

そこまで検討して採用したからには、巫女には急いで結婚してもらわねばなりません。とにかく、迅速に人間関係を築ける相手と巧く隊列を組もうと言う事になり、御相手には剣闘士ライオットを選択しました。
モルガロン、誘惑者戦とこなす内に巧く接近した二人は、早速結婚の予感。
帰還は63年211日。すると、隊長家に再度出産イベントが発生。
 魔術師アルス・シャンルン誕生(第二子)
しかし結婚や告白は起こりませんでした。
どうしても次の遠征で倒しておかねばならない魔物が点在しているため、今度都に帰れるのは何時になるか分かりません。
アクラル大陸の人々は、再婚は平気でして入り組んだ人間関係を作ってくれるのに、出産は結婚した夫婦の間でしか起こらないのですから、何とかこの時点で結婚しておいて欲しいところ。
……アロン隊長、自分が順調なものですから、すっかり他人の世話焼きに目覚めてしまったようで、0日遠征を決行。
幸い、この効果で二組のカップルが電撃結婚してくれました。
・剣闘士ライオット・ミルラナスと巫女シュルカ・アコーテ
・侍ツルギ・ゼンメイと忍者ラクシュ・ミゼーリン
また姉弟の同日結婚です。ツルギとラクシュは、以前の遠征からずっと仲良しだったのに、なかなか踏み切らなかったので、この機会に纏まってくれて嬉しいです。しかし、侍と忍者のカップルって何時もこうなるものなのかしら?

そうして赴いた遠征中に、前述の通りマリアを迎え、隊の面々に、アルト前隊長時代の面々が少なくなった頃。
65年12日、都に帰還。
 剣闘士ライアン・ミルラナス誕生(ライオットとシュルカの第一子)
 忍者キク・ミゼーリン誕生(ツルギとラクシュの第一子)
巫女が産まれなかった事に無念を抱きつつ、幸い次の遠征は馬車が出現しているため、ギリギリもう一度の機会が作れそうだと、願をかけつつ出立しました。
65年337日
 剣闘士ライエル・ミルラナス誕生(ライオットとシュルカの第一子)
──聖竜騎士団には、巫女が産まれない呪いでもあるんでしょうか?
祈祷師カロシャリが魔女アイに告白してくれたのは、レイクバナの息子の寿命があまり期待できない事を考えると嬉しいのですが、またしても続けて男児ばかり産まれる状態に半泣きです。
さて、ここで0日遠征をすべきか否か……。ちょっと悩ませてください。

後半戦、61年329日まで到達。

まず、前回最後に衰退期のまま在団していたジェリカを、志願者アーチャーと入れ替え。巫女の子供を作れなかった事がつくづく残念です。

53年314日、長い間「結婚の予感」のまま踏み出さなかったセリアが、遂にエルヴィルドに告白。
次世代に引き継ぎたい優秀な弓手同士のカップル誕生なるかと期待するも、54年281日はデートで消費。二人のピークが間近な上、例の出産ラッシュの子供たちがまだ成長期間のため、ストック数に達してしまう恐れもあってヤキモキする日々を過ごします。
最終的には55年82日、4年越しのお付き合いの末に結婚。しかしセリアのピークが翌年に終了してしまい、出産は間に合いませんでした。

セリアのピークと引き換えに、あの出産ラッシュの子供たちが大量入団しました!
56年 侍ツルギ(16-42)入団。セリアと入替。
57年 忍者ラクシュ(22-31)入団。エルヴィルドと入替。
   忍者カタナ(16-23)入団。ユフィと入替。
   魔術師アロン(16-34)入団。
59年 剣闘士ライオット(26-29)入団。
60年 魔女アイ(26-41)入団。イシスと入替。
61年 ヴァルキリーローズ(27-35)エスコバルと入替。
なお、ダッポルとジェリカの子供たち(幻術師)は、母親の寿命を引き継いでしまったのかピークが二人とも短く、残念ながら入団を断りました。あの寿命でも、巫女ならば入団させてたのですが……。

そんな、産み分けがままならない出産イベントで、55年に下記の子供たちが誕生。
 忍者ロマリア・ハスナ(レイクバナとユフィの第一子)
 魔女イリア・エリアーン(サラサリムとイシスの第一子)
結婚も兄妹で同時なら、出産も一緒の日と言う、不思議とタイミングが一致する兄妹です。
祈祷師が産まれるよう念じていたので残念ですが、ユフィのピークまで3年。何とかなるだろうとこの時は楽観視していました。
ところが、この後騎士団はまったく子宝に恵まれず、数年経過。
新人を入団させる為には、今いる人材を放出しなければならないと言う問題もあります。
そんなわけで、ユフィがピーク最後の57年の遠征中、断腸の思いと幾許かの期待を込めて、前述の通りカタナと入れ替えたのでした。
と言うのは、レイクバナはあと4年の期間が残されているのです。巧く他の女性と再婚し、その女性に息子を産んでもらえば……と非情な気持ちで、妻ユフィから装備品を引き継いだカタナを隣接配置。すると、レイクバナ自身は隣で活躍するカタナに全く揺らめかないと言うのに、そんな彼には忍者を惹き付ける魅力があるのか、カタナの方から瞬く間に接近。告白なしで、翌58年には結婚に至りました。

同日に、志願者同士の弓手カップル、アーチャー(アルヴェレク・ガジャルボ)と、ヴァルキリー(エルヴィニ・トゥレルゴン)も結婚。
この二人は、不思議なほど子宝に恵まれました。
59年 アーチャーラビット・ガジャルボ(第一子)
61年 アーチャーナイト・ガジャルボ(第二子)
同年 ヴァルキリークイーン・トゥレルゴン(第三子)

他に59年は下記の二人も誕生。
 聖騎士マリーズ・メルヴァイク(エスコバルとメレの第二子)
 騎士マーロ・ウェンガッタ(ネロとメノアの第二子)
間違って両家系ともマを付けてしまった騎士と聖騎士の兄弟姉妹カップルですが、兄姉は聖騎士、弟妹は騎士ばかり出産と分かれているのが面白いところです。

一方、衰退期に入ったアルトは、潔く57年に引退。第一子アロンがその後を継ぎ、三代目聖竜騎士団の隊長となりました。
※魔術師隊長の就任挨拶をちゃんとメモしたので、先日うろ覚えで書いたSS内の台詞を、こっそり書き直しました。
さて、隊長の必須仕事と言えば、嫁探しです。
サラサリムとイシスを別れさせて、再婚狙いしようか、などと考えはするものの、特に動きのないまま59年272日まで過ごしてしまいます。
ところが、この年、志願者に聖騎士マルレーネ・オルクメイト嬢20歳(19-26)が登場!
魔術師と聖騎士は、お互いを補強し合う良いカップルですので、これは期待出来るかもしれない、と期待を込めてサラサリムと入れ替えで採用しました。
現金にも絶好調を迎えたアロンは、マルレーネ嬢の後ろからあれやこれやと補助能力を発揮します。


 白銀の鎧に身を固め、剣を抜いた女騎士の背を、アロンはじっと見詰めていた。頬は熱病のように紅く、瞳は輝いている。
 女騎士が剣を振り払う。その瞬間、アロンは渾身の魔法の力を与えた。刃は黄金の光を得て陽よりも燦々と輝き、闇夜の貌をした魔物を切り裂く。
 それは、彼の憧れだった。
 ――騎士団の創設者、女神に選ばれた聖騎士アリア・ターニバル。
 崇拝者の瞳をした彼は、隊長でなくただの年下の男の子として、いつまでも彼女を見詰め続けた。


マルレーネ嬢は「支えられるシチュエーション」に弱かったらしく、61年119日に二人は結婚することが出来ました。
もし聖騎士が産まれたら、名付ける名前は当然「アリア」ですよね。クロニクルモードは、自分でドラマを作るものですから。後は、隊長家の成長期間の短さと、聖騎士のピーク期間の短さが合わさらない事を祈ります。

一方、祈祷師レイクバナと忍者カタナの再婚カップル。こちらも息子に名付ける名前は密かに決めてあるのですが、なかなか子宝に恵まれません。
アルヴィレクとエルヴィニが3人目の子を儲けた61年329日は、レイクバナのピーク最終年。来年になってしまえば、もう祈祷師の血筋を守ることが出来ません。
ナグゾスサールも石化一発で「ノーローテション戦法」を支えてくれる偉大な祈祷師の家系を途絶えさせていいものか。
と言う事で、久し振りに0日遠征を実行。
リセットを覚悟していましたが、なんと一回で、出産イベントが発生!
 祈祷師ルラフェン・アシャマド(レイクバナの第二子・カタナの第一子)
15年後の戦術もこれで安泰、のハズ。

なお、このプレイ期間は葬儀が沢山発生しました。その中には、思い出深い名前が……
54年 初代隊長アリア、妻ハルカ葬儀
55年 異父兄アオイ、祈祷師テンペ葬儀
56年 兄嫁クラナ葬儀
アルトは、母親、妻、兄の訃報を、どんな思いで聞いたんでしょうか。それに、引退しても独りきりの生活になってしまいました。どう過ごしているのか心配です。

前回から間があいてしまいましたが、DVD感想の続きです。

【第1幕2場】
少年時代、自分の才能を信じるスコットは、富と栄光とロマンスを求めて文壇を目指し、スクリブナーズ社に原稿を送る。非凡な物を感じた編集長マックスはスコットと契約する――

場面転換はなく、衣装もそのままですが、暗転後の娘役の第一声が明らかに子供の残酷さを含んだ声を発するので、先程までのパーティから時を遡ったのだとはっきり読み取れます。男役の三人は、娘役二人に比べるとあまり通常の芝居声と差がないかな。特にアンサンブルで参加している真野すがたが、どの役でどの台詞を言っても真野すがた以外の何者でもないことに、密かにウケます。
ベストを脱ぎサスペンダー姿になったスコットは如何にも少年。声もちょっと高く作ってるのでしょうか。最近の声とはだいぶ違いますね。
「自分には人とは違う秀でた何かがある」と信じるスコットは、若くて、ただ真っ直ぐで、眩しいです。物を作って公開しようという方は「才能」を多少自負してると思うのですが、これだけ確信してるのは凄いですよね。
マックスが、原稿を読んでる表情、社長へ直談判する決心、スコットと会った時、ゼルダの事を聞いた時など、本当に作品と、その書き手であるスコットを愛おしんでると感じられる表情で良いです。
「Life」を歌い初めるシーンで、とても余白のある撮り方をしていて、舞台のライブDVDとしてだけでなく、映像作品としてのレベルを持っていて嬉しいです。
マックスが一流の作家となるべくスコットに求める「仕事への忠誠」「不屈の精神」が台詞だけでなく深い意味を持つ事に、何度目かで気付きました。つまり、この期待を、彼は裏切ってしまうのですね……

【第1幕3場】
作家として成功したスコットはゼルダと結婚し、ニューヨークで暮らすようになる。奔放な“フラッパー”ゼルダは、常にスコットが書く小説のヒロインとなる――

幸せな二人。この1場しか、まったく不安のない幸福な時期ってないですよね。そんな幸せの絶頂の中で歌われる「You are me, I am you」は、はしゃぎ回る二人は楽しそうだけれど、デュエットすると何処か不安定で直ぐ壊れてしまう硝子細工のように感じるのが面白いですね(二人とも歌が得意分野じゃないから?)。
そして「背中に羽が生えてる」と言うゼルダのスコット評から考えると、大和版スコットも観てみたいなぁと思います。

【第1幕4場】
ハンサムな新進作家と南部一の美女の夫婦は、アメリカンドリームの体現者として一躍時の人になる。ジャーナリストの好奇の目、新作の酷評から逃れるため、スコットはゼルダを連れてアメリカを離れる――

ゼルダがフラッパーの条件に挙げる「自分の生きたいように生きる勇気、そしてそれを実行する無鉄砲さ」は、実はゼルダに備わっていない物だったのではないでしょうか。夫婦の時は世間の評判を気にしているし、いつもスコットの気持ちも推し量っている。ゼルダは本当の自分を隠して、フラッパーを気取ってるだけなのか。
最初気付いていなかったのですが、記者会見場にマックスもいるんですね。スコットへ向ける眼差しが、2場の愛情に満ちたものから痛みのあるものに変わっていて、少しドキッとします。
「君は俺の仕事か、プライベートか、どっちに興味があるのかね」
「貴方は、大衆の貴方への興味がどちらにあると?」
綾月せり演じる辛辣な記者とのやりとりは、追い回される著名人ならきっと自問する嫌な質問ですよね。
しかし、成功したと思ったら早くも酷評を受けているらしい展開の早さには少し驚きました。