• 2011年09月登録記事

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前回、ディスクの入れ替えがないと語っていたら、直後にDISK2に進めました。どうやら3ヶ月経つとディスクが進むようです。

オープニングで出会った上州屋夫婦の店を、今更発見しました。
以来、足繁く通っているのですが、怯えられるだけでまったく人間関係を築けません。天真が浪人猫又と組んで上州屋を騙すイベントでは、十兵衛が秘かに夫婦を救ったことも知らず、それどころか天真がいてくれれば十兵衛が来ても安心だと語り合っている始末。それを聞いてしまった十兵衛の寂しさを思って、一瞬テキストを送る指が止まってしまいました。
十兵衛が漏らした言葉「うたたこの世は……」の後に、彼は何の気持ちを飲み込んだのでしょう。
背景がとても澄んだ青空だったこともあり、空虚な空白が残りました。

うって変わって、源七のお守りを探すイベントでは、見た目は可愛いのに言動が素っ頓狂な女猫又うのに1日振り回されました。
うのは女性キャラの中で一番好みの顔です。お気楽暢気な言動も、憎めなくて好きです。
当たり籤ではなかったと言うオチも、いかにも長屋物な感じで、楽しいエピソードでした。

人間絡みのイベントでは、市蔵に続いて、十手持ちの吉松にも正体がバレました。
市蔵のイベントは、バレを警戒して水を頼まないでおいたのに、まさかの寝言で正体バレ。吉松の方は自分から首を突っ込んだせいですが、あそこで助けないのも目覚めが悪いし、仕方なかったのかな。
いつもクールで格好良い十兵衛が、お人好しでちょっと格好悪い面を見せてくれるので、ギャップに戸惑ったり微笑ましく思ったりしますね。

そんな感じで進めていたところ、五十緒・鹿之介の仇討ちの日が到来。相手は、十兵衛行きつけの蕎麦屋(どんぶりや)の亭主でした。
当日は、立ち会うつもりで州崎弁天に行きましたが、時間が遅かったのか、勝負が始まっているところからでした。六右衛門と姉弟がどんな対面を果たしたのか、見たかったです。
仇討ちは果たせても、達成感はなく、これもまた哀しみが残されるイベントでした。
猫又世界も、辛いものですね。
ところで、六右衛門は最初から死ぬつもりだったようなので、姉弟を免許皆伝まで育てる必要はなかったでしょうか?

いままで何度訪問しても特にイベントが発生しなかった「萬徳」で、十兵衛がかつて情を交わした女性、志津に瓜二つと言う猫又が登場。
落とし物を拾ったのですが、行き先を突き止めることができず、3日程経って先方から探索されて拾い物を返す羽目になりました。以後、「萬徳」に時間帯を変えて訪問しても梨の礫。返してあげないと、イベント失敗で以後登場しなくなってしまうのかな。
このイベントだけは、完全に失敗しました。

それから、たまに訪れていた剣術道場で、太一青年との稽古がようやく始まりました。姉弟の修行イベントと似たようなミニゲームですが、今回プレイヤーが操作するのは太一なので、動作の遅い太一の操作性に最初は戸惑いました。時間制限がないのを利用して、相手の動きを避けてから攻撃するのがコツでしょうか。

ゼロス30題「仲間」更新。

パルマコスタ人間牧場のシーンです。
このお題について2010年4月4日記事で語った時点では、ロイド一行とゼロスと言う切り口の予定でした。
しかし、先日ふとゼロスとユアンさまと言う組み合わせで書いていないことに気付き、そこから急に「宿主を殺す寄生虫があるだろうか」と言うフレーズが湧いて出てきたので、久し振りに書き上げてみました。
予めお断りしておきますと、捕食寄生と言うものがありますが、あれは捕食寄りのイメージなので敢えて無視しました。或いはシンフォニアの世界には存在しないと言う事で、よろしくお願いします(苦笑)。

「仲間」と言う題で書いていますが、ゼロスとユアンさまはお互いを「仲間」とは思ってないでしょうね。
ゼロスには「あいつとは違う」程度の思いがあるかもしれませんが、ユアンさまは繁栄世界の神子をそもそも意識してない、と思います。ゲーム中、スパイとして重用していたようにも見えませんでした。その割に、最重要ポイントのアルテスタの家ではゼロスに仲間の対処を任せて失敗したのですが……。あの時は、他にコマがいませんでしたからね。

最後の一行を足すか削るかは、最後まで悩みました。
結局、わかりやすさを重視して入れました。以前の私ならば、わかりにくさを重視して削っていたところです。

5回目ですが、なかなか先に進まないので、今回は軽めにまとめます。

【1幕10場 グロウマンズ・チャイニーズ・シアター前】
「椿姫」のワールドプレミアを中継するラジオで、ナターシャはルディとの婚約を宣言する。

ファン集団の中に紛れ込んだ若手男役たちの女装が可愛いシーン。舞台では押し出しの良い女装組に注目していましたが、DVDで全体を見ると、日頃お淑やかな娘役たちが、女装組に合わせた思い切った振り付けで踊っていることに少しドキドキします。

DJジョニー・マンデルの解説で、映画俳優と言っても、ルディはあくまで「アイドル」扱いであることが分かります。
実在のナジモヴァは、同性にも人気がある演技派女優だったらしいです。もしかすると、「本物の俳優」と共演したことで、偶像でしかない自分を思い知ったのだろうか、と考えさせられます。だから、ナジモヴァのデザイナーであるナターシャを信頼していったのかもしれませんね。
ただ、彼女を全面的に肯定しているのかと思いきや、ナターシャの「ルディは私のインスピレーション」発言に複雑な表情を浮かべたり、婚約宣言も押し止めようとしてるのが気になります。愛情を感じている訳ではなかったのかも……?

【1幕11場A ジョージ・ウルマンのオフィス】
ルディはナターシャに薦められるまま、パラマウント映画に移籍する。この事件により、ジョージはメトロ映画を解雇される。

再び、電話のやり取り。
復唱することで、舞台上に存在しない相手の台詞を観客に伝えるのは基本的な手法ですが、実に自然な演技になっています。また、横で聞いているアリスの演技がジョージの動揺に合わせて巧く反応するので、短いのに何度見直しても感心するところばかりのシーンです。

【1幕11場B ラスキーのオフィス】
パラマウント映画の副社長ラスキーは、ジューンに脚本を書くよう迫る。

ルディの売り出し方を見れば、ラスキーが愛情を持って彼を使おうとしてる訳でないのは直ぐ分かります。ジューンの横顔が固く強張っているのは、自分が愛ゆえに作ったキャラクターを、商売目的だけで使われることへの嫌悪でしょうか。
ちなみに、ジューンはフリーだと言われていますが、史実ではメトロ・ピクチャーズの重役だったのですね。当然、「シーク」には関わってないようです。
個人的には、このシーンでのみ確認出来るワンピースの袖が可愛いなぁと思います。この舞台は、主要女性陣の衣装がお洒落で良いですね。

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突然ですが、高利貸しの吉衛門を、殺してしまいました。

そもそもの発端は、壱の舎弟・半次が浄心寺から失踪したと言う出来事でした。
以来、半次を探してうろついていたところ、蕎麦屋(どんぶりや)で今度は吉衛門の用心棒に声を掛けられました。吉衛門が命を狙われているので、十兵衛に護衛を依頼したいと言うのです。引き受けてみたものの、その後のイベント時に選択肢を失敗したらしく、吉衛門は殺されてしまいました。
で、その下手人が半次だったのでした……。

選択肢をやり直して、吉衛門が殺される前に半次を止められないものか?と言う誘惑に耐え切れず、データをロード。
これが、まさかの展開の幕開けでした。
先ずは改めて吉衛門の依頼を受けようとしたところ、ロード前と日が違ったのか、前提フラグを落としていたのか、どんぶりやで用心棒に出会えませんでした。
そこで少し日を進めようと思って法禅寺へ一眠りしに行ったところ、ロード前に散々探しても会えなかった半次が、此処で待ち構えていたのでした!
そこから色々と話を聞いていった末、半次を殺しの仕事に関わらせないため、代わりに十兵衛がこの依頼を受けることになってしまいました。
それでも、何らかの条件で逃してやれるのではと温い期待を抱いていたのですが、結局、用心棒たちごと吉衛門を殺してしまったのでした。十兵衛が刺客として現れたことに唖然とする吉衛門に、こちらも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
でも、半次を守ってやりたい気持ちが勝ってしまった……。
個人的には、イベントの最後にあった吉衛門の妻子の話よりも、何気なく訪れた堀川町地内に残る、吉衛門の店が荒らされた跡が辛かったです。

それにしても、1つの出来事に対して2通りのイベント展開パターンがあるとは思いませんでした。
想像以上に力の入った作品ですね。

そんなわけで、展開に消沈したり感心したりする内に、続けて御神楽党に追われる練蔵と言う猫又を助けるイベントが発生。
彼が、十兵衛の亡き弟・又次郎に瓜二つと言うことから、十兵衛の過去を垣間見ることができました。弟に果たし合いを求められ、剣を抜いてしまったようですね。詳細は御神楽党のイベントが進めば分かるのでしょうか。
十兵衛の思い入れがあるし、練蔵自身もきちんとした若者なので、マメに面倒を見てやっていたのですが……。
実は刺客だった練蔵に寝込みを襲われ、泣く泣く返り討ちにしました。
また「弟」を殺すことになった十兵衛の哀しみが重く、すっかり「猫侍」に浸っております。

ところで、このゲームはDICK3枚組なのですが、まだ1度もディスクを入れ替えていません。
構成はどうなっているのでしょう。「アルナムの翼」のように、DISC3はエンディングムービーだけだったりするのかしら?

少しずつ進めるつもりが、止め時を忘れて没頭しています。
「渋い」と言っていた主人公の十兵衛が、最近は可愛く見えてきました。

操作性や進め方は、遊んでいる内に分かってきました。
一点だけ困るのは、○ボタンを連打していると、先頭の選択肢を選んだ状態で進んでしまうことです。落ち着いて操作しないといけませんね。

色々な猫又と知り合って、イベントも多々発生し始めました。
一番のお気に入りは、反御神楽党派の若者集団「無頼衆」の頭・壱之新。義侠心の厚さが、いかにも頼れる兄貴分と言う感じ。こういう身体も心も大きい男には惚れますね。それに、同じ「壱」繋がりで、なんとなく親近感もあったりして(笑)。
長屋に帰るのが億劫で、法禅寺をねぐらにしていたところ、壱の舎弟・半次とも、ボチボチ仲良くなれました。
見た目重視だと、医者の源庵先生と、呑み屋(ひげ屋)の女中たかが可愛くて好きですね。仁右衛門も良い奴なのですが、彼はウザさも込みなので、一週間に1回くらいの付き合いが良いかな。
後は、太一と言う若い猫又と知り合い、頼み込まれて剣術道場の師匠になったのですが、道場に行っても指南するイベントが発生するわけでなく、このイベントの進行だけ謎です。

江戸に着いて一月ほど経ったある日、父の仇討ちをするという姉弟、五十緒と鹿之介に出逢いました。
姉弟を手伝う選択肢を選んだところ、十兵衛が不吉なことを言うので失敗したか?と冷や汗。とりあえず、一ヶ月付きっきりで州崎弁天に通い、二人の剣術の腕を免許皆伝まで上げてみました。
ちなみに、姉弟の為に州崎弁天にいると、時々散歩に来る金貸しの吉衛門とも話をする機会が増えて、第一印象が悪かったのが少し好転しました。
逆に、縄元「鐘突き堂」陣五郎は第一印象は良かったのですが、八幡宮に訪ねていくと迷惑そうなので好感度を上げ難く、最近は疎遠になっています。でもなかなか抜け目のない老猫で、こういうキャラがいると深みがあって良いと思います。