• 2012年07月登録記事

突然ですが「遙かなる時空の中で3with十六夜記 愛蔵版」(以後「遙時3with十六夜記」)を購入しました。
http://www.gamecity.ne.jp/haruka3/izayoiki/psp/

現在地:2章 京の花霞
延々レベル上げ中。今は効率的でないと思いつつも、無限回復があり技の習得条件もわかっているとなると、ついやり過ぎてしまう「石橋を叩いて壊す」派の麻生です。

乙女ゲームは「VitaminZ Revolution」以来。
光栄のネオロマンスゲームは、PS版「アンジェリーク」(無印)を遊んでいます。「遙かなる時空の中で」シリーズは初体験。
人気シリーズの中でも最高傑作と名高い作品なので、楽しみです。

男子キャラを落とすことにはそんなに熱が入らないタイプなので、キャラ紹介をざっと見た限りでは、特にお気に入りは見当たっていません。
強いて言うなら、井上和彦氏が声を当てているキャラが、和彦氏という時点で一歩リード。が、私は、基本的に音量0で遊ぶ派でした(笑)。
折角の豪華声優陣なので、たまには音を聞きながら遊びたいと思います。
実際、プレイ開始後しばらくしたらアニメが挿入されたので、慌てて音量アップしました。
実際に遊んでみて現段階では、譲が可愛い奴だなと思ってます。最初の仲間というアドバンテージは大きいですね。

戦闘システムが、なかなか面白いです。
五行属性はTRPGで見たことがありますが、コンピュータゲームでは四大原素の方が優勢なので、珍しいですよね。
誕生日は初期設定がないようなので自分の誕生日にしたところ、木属性となりました。
敵の強さが変えられるのは嬉しいが、「強い」「普通」「弱い」の3段階で初期設定が「弱い」になっているあたりに、「乙女ゲー」を感じました。

源平合戦については、日本史教科書と高河ゆん「源氏」くらいしか知識がないので(笑)、1周目は取り敢えず感じるままに進めてみようと考えています。

DLC第3弾「十二人の勇者」をクリアしました。

十二人の勇者

この物語のオープニングの出来事・ゴリアテ襲撃を「なかったことにする」というまさかのif展開。
ご都合のようにも見えるけれど、前回の「真の騎士」も、今回の「十二人の勇者」も、W.O.R.L.D.システムの「経験した時間軸に戻る」という制約がちゃんと生きているので、運命の輪の1ストーリーとして受け入れられました。
ED後時間軸で遊べる「カーテンコール」は蛇足、if展開は邪道、W.O.R.L.D.より強くて2周目機能の方が欲しい、と思っていたのも事実ですが、「運命の輪」はここまで遊ぶとわかる良さがあったんですね。
DLCエピソードは第1弾、2弾、3弾と遊び進めるほどに面白かったので、今となっては本編に最初から付いていても良かったのでは、と思うくらいです。

今回のエピソードは、デニムの記憶を徐々に辿り、時間を遡って行くという趣向で、最後にこの崖下に辿り着きました。

始まりの場所
(画面注釈)勢揃いしたテンプルコマンドに震える。

ユニット一覧
(画面注釈)敵、多っ!

撃破目標はランスロット・タルタロス卿のみですが、テンプルコマンドを順に倒して殲滅しました。
しかしタルタロスは撃破できず、デニムたちが時空を超えて現れたことを察しつつ転移石で離脱します。
攻略情報によると、この時間軸に実在するデニム、カチュア、ヴァイスの3人で出撃しないとタルタロスは倒せないそうですね。是非倒してみたいけれど、今回の縛りプレイではカチュアとヴァイスをまったく育てていないので、いつになることか……。

そして、ロスローリアンを退けたデニムは教会へ向かい、父親にすべてを報告したのでした。

父さん、ごめん。
(画面注釈)亡き父との再会。

2周目用に名前を変えたのが悔やまれる感動シーンでした。
いくら別の時間軸の歴史を変えても、デニム自身が辿ってきた過去は変わらないのですね。でも、父親にすべてが終わった報告をできたことは、デニムの心を救ったはずです。

デニムがカチュアとヴァイスにも大陸へ行く決意を伝えた今では、ベストエンディングの印象も従来の仄かに哀しいものから、清々しい大団円に変わりました。
折角だから、ゼノビア勢が揃うエンディングを発生させたいところですが、デネブを仲間にする前準備がちょっと辛いので、そのうち気が向いたら再プレイということで、一旦運命の輪の回転を止めようと思います。

オークション
(画面注釈)と言いつつ、とりあえず規定数の竜は売っぱらった。

山形石雄著「六花の勇者」

【あらすじ】
魔王を封じる6人の勇者「六花の勇者」に選ばれ集まった者は、7人いた。結界に閉じ込められた7人は、紛れ込んだ偽物を探して疑心暗鬼に陥る。結界発動時のアリバイがなく嫌疑をかけられたアドレットは、仲間から追われながら本物の犯人を捜そうとする――

7人いる!
と散々レビューされているんだろうな、と思わされる作品。
もちろん、いい意味合いで使っています。

六花というから雪関係なのかと思いきや、六の花弁の紋のことだった時点で、いきなり推理を外しながら読むことに。
「本格ミステリー」と評されていましたが、ミステリー要素より、駆け引き要素が強いように感じました。魔法が存在するファンタジー世界の時点で、推理は難しいですよね。
でも伏線は丁寧だし、シンプルなお話なので推理も不可能ではない感じでした。

キャラクターはどのキャラも個性が強いし、7人に絞られているので覚え易いです。
その中では、主人公アドレッドと猫語男のハンスが好き。こういう怪しいキャラは、大抵無実だろうと思ったらやはりその通りでした。
最後に巧く「物語が振り出しに戻る」という形で2巻への引きがあって、続きが気になる作りになっているのもお見事。
面白かったです。

DLC第2弾「真の騎士」をクリアしました。

真の騎士

「真の騎士」と書いて、サブタイトルは「First Knight」なんですね。「ランスロット」だからなのか、「伝説のオウガバトル」で最初に仲間になるキャラだからなのか。なかなか深いです。

ライム襲撃の時間軸に戻り、一騎打ちに乱入してランスロットが廃人になるのを防ぐ……。
完全なif展開です。
DLCを遊ぶ前は、オリジナル版の物語が持っていた哀しさを削ぐのではないか、と危惧していました。
でも、とても良かったです。

戦闘マップは2つのみ。
死者の宮殿最深部まで潜る必要があった第1弾に比べると、圧倒的に簡単でした。
ただ、DLCの敵は全体的に強いですね! 自軍の基礎ステータスが育っていなかったら、かなり厳しい戦いだったのでは。
そんな訳なので、テンプルコマンドとパラディンの能力差が絶望的過ぎて驚きました。バルバスが100ダメージ与えてくるのに、ランスロットのカウンターは20ダメージ……。まぁ、設定や展開的にも、こんなものなのかなぁ。
デニムから見たら強くて頼りになる最高の騎士だったランスロットも、決して最強の騎士ではない。そこがオウガらしいリアリティだと思います。

マップ背景は懐かしい吉田氏のイラスト「ライム炎上」ランスロット対バルバスという時点で、胸が熱くなりました。

古都ライム

被保護対象ではなく、剣を預ける対象に成長したことを認められ、デニムがどれほど嬉しかったか。
すべてが終わった時に、ランスロットが「伝説のオウガバトル」の勇者のことを語ってくれたのも大きな喜びでした。
ただ、DLC第3弾のことを考えてLルートをクリアした時間軸でCCを遊んでいますが、Cルートデニムにこの賛辞を与えてあげたかったな、と思います。

白騎士コンビと団長が会話するシーンは、実は作中で初めてですよね!
ギルダスってこんな風に畏まるんだな、というのが驚きでした。でもマルティムについて尋ねられた時に「俺とデニムでぶっ倒しました!」と返すのが「大きな子供」で微笑ましい。
そしてミルディンの方は、折り目正しくも、主張すべきは主張して我を通すあたりが、私の想像するままのミルディンで嬉しかったです。
もしかして、運命の輪でミルディンのWTが遅くされたのは、彼の台詞をゼノビア勢の最後に持ってくるためだったのだろうか、なんてことまで思ってしまいました。

オルゴール
(画面注釈)そして、呪いのオルゴールはデニムの手に(笑)。

これで、残るはDLC第3弾のみです。

六本木のアクアリウムレストランバー「ディープブルー」in the Harem
http://www.bar-deepblue.com/tokyo_top.html

階段を降りた先にあるエレベーターで、地下へ。
2人掛けのソファ席で、目の前には水槽。なんと床は砂(恐らく粉砕した貝化石)で、深海の雰囲気たっぷり。
「DEN」(2012年5月28日記事参照)のカップルシートに似ていますが、あの店の場合は店内の一部席の仕様という感じだったのに対し、こちらは扉こそないものの個室的な作りになっています。呼び鈴を押さない限り店員も来ませんので、より人目を気にせず、2人だけでお喋りできる隠れ家のようです。
最初の入口とは異なる地上階出口に直接出るという仕掛けも凝っています。
後から調べたところ、最近良くある水族館風レストランを最初に始めた店らしいのですが、これまでの経験では最も艶っぽく、非常に洗練されていました。
ロマンチックなムードが好きな女性を連れて行ったら大喜びだろうな、と思います。ただし、遊び慣れているな〜と思うかも知れません。

テーブルが小さいので、食事を色々取ると皿の置き場に困ります。
飲み物の種類は豊富でした。
価格は高いですが、界隈とコンセプトを考えて適正と見なすこともできます。但し、使用する食材に対して味が平凡だったのは不満大です。料理は見た目も味に影響するので、この店の場合、照明のせいですべて青く見えるのも良くないかも知れません。