• 2009年01月登録記事

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ご本人の承諾を頂いたので、こたつきさんデザインのたまご兵士絵を公開します。

たまご兵士

生まれたてのたまご兵士は「EGG SOLDIER」状態。能力は平均的=平凡。
転職したクラスに応じて、帽子が羽根つき帽になったり兜になったり変化するイメージです。

このイラストに関連して、ゲーム自体に関係しない遊び小ネタで、面白かったものを記載。一部は私の原案でなく、頂いたネタもあります。

たまご兵士的な言葉

  • カラにくる=頭にくる
  • この、ハンプティーダンプティーめ!=この、恥さらし者め!
    (若いたまごの間では略語でHDと使う)
    侮辱語だが、最近はバカと同じくらい気軽に使われる。
  • うずら=小心者、臆病者
    例「うずらは引っ込んでろ!」
  • 黄身が増える=太る
    例「最近黄身が増えちゃって」

たまご兵士の私生活

  • 風呂に入る代わりに、身嗜みとしてやすりを掛ける
  • ひなたぼっこが最近の若いたまごの間で流行っている。麻薬のような習慣性があり、死に至る危険もあるため当局では厳しく取り締まっている。
    過去には決闘方法として用いられていた。この決闘は、最後までゆでたまごにならなかった者が勝者。

……この辺は、全部ネタなので、ゲーム本編には関係しないです。
こたつきさんのイラストは、次回以降のカード説明などでも紹介しますので、お楽しみに。

視聴しました。1期は凄く楽しめたので、今回も期待しています。但し、今度こそ伏線を回収してちゃんと物語を完結させて欲しいですね。
そうそう、1話1お風呂シーンの制約は2期でも健在のようです。それだけでまた楽しみになりました。
OPは相変わらず現代パラレル。アホ毛でニーバに競り勝つのは、本編を暗示してたりして。

1話では、1期から半年後の状況確認。我々の現実世界と同じだけ、作中でも時間が経っていたわけですね。
その間、ニーバ&カーヤが幻の塔を登り切れてなかった事に驚きですけど、幻の塔にはまだ魔物が居るのかな。だとすると盾・火力不足で厳しい戦いをしていそうです。
ドルアーガ討伐の功績を王が横取りして(王国軍が討伐した、と喧伝するならともかく)、ケルブ隊長以外誰も疑問に思ってないのが不思議。
と言うか、ギルのイメージがですね、60階を黙々と登り、降りる時はカイに虐げられ、それでも正道を行く主人公であったのに……。原作に思い入れはない方ですが、ギルとカイは正統なヒーロー&ヒロインで居て欲しかったのでショックです。
ちなみに、カイの方は実体化していて、しかも幼児化。サキュバス共々どういう理屈でどういう目的なのか、この辺はまだ全然想像が付かず、様子見です。そもそも半年間なにをしていたのか。
ジルとファティナは二人で登り直したんですね。まぁ、魔物がいなければ人数は問題ないし、1期ラストの剣幕からして直後に再塔頂したのは当たり前でしょう。でも幻の塔が消失していたので、目的意欲を失い引き蘢りになってしまった、と。
あ、半年と三ヶ月引っ張って初公開のウトゥの素顔は、普通でした。
最初は気付かなかったのですが、磷付にされたカーヤの手前で、ニーバも死んでますね。幻の塔を極めようとして、失敗すると言う事? 男は若ギルガメスのように見えましたけど、王座に座ってるギルと同一人物なのか、別人なのか。

取り敢えず2話はパーティ結成の回になりそうですが、初期パーティはウル、カイ、ファティナ、ウトゥ、新キャラになるのでしょうか。幼カイがどの程度力を使えるのか分からないので、防御面は不安。あと、ファティナがいるから、メルトが加入する余地はなさそう。OPを観る限り登場はするようですが。
恐らく敵側になるだろう新キャラが何人か出ていましたが、取り敢えずウラーゴン様が森川智之氏でしたね。ヤラレ役感が充満してましたけど、声を聞く目的だけでも登場が楽しみです。

11日は、こたつきさん、開夢さんと一日ヴェスペリアで遊んでました。

おっさん祭りの予定が、半分くらいカロル大先生祭りになりました。
というのも、メインストーリーでのレイヴンの比重って、意外と軽いのです。戦闘やフェイスチャット、サブイベント等含めて実際に遊ばないと真価が発揮されないかもしれませんね。
それにしても、改めてメインの話を追うだけでも凄いボリュームだなぁと感心しました。相当ピックアップしたのに9時間くらい平気で掛かって、しかも足りなかった。
逆に、現在短時間クリアを目指してプレイしている3周目は、イベントシーンを早送りして台詞読み飛ばしてるから、あれだけ時間短縮出来るんだなと改めて判明。戦闘は、そんなに時間が掛かってないですものね。
なんにせよ、面白かったと好評だったので良かったです。
あと、持つべきものは動物好きの友人ですね。ラピードが可愛い、格好良いと絶賛で、まったく自分に関係ないのに鼻高々でした。

宝塚雪組赤坂ACTシアター特別公演「カラマーゾフの兄弟」11:00回。

新年初観劇で、暗い演目を選んでしまいましたが、宇治十帖(月組公演・夢の浮橋)との二択だったので、どちらにせよ一緒かな。
昨年10月の「銀ちゃんの恋」以来の宝塚観劇です。銀ちゃんとはまた違った意味で、宝塚らしからぬタイトルにも思いますが、実際はロシア文学系は宝塚では比較的ポピュラーな演目ですよね。
原作は未読ですが、名作と言われる文学にはやはりそれだけの力があるんだなと思い知らされました。頑張って読んでみようかな。個人的には新訳より江川卓訳が良いのですが、あるかしら?

まず全体の感想。
1幕は65分しか経ってなかった事にビックリするくらい濃い密度でした。その分2幕は裁判とその後だけに焦点を当てていて、良い比率だったと思います。1幕最後に大事件があって、それでどうなるの?と引きつけた状態で2幕に進むのも正解ですよね。
実は、1幕ではドミートリーの行動の駄目加減を中心にムムと唸っていたのですが、2幕の展開で目頭が熱くなりました。原作者が意図している部分は違うかもしれないけれど、結局血は水より濃く、兄弟愛は尊いなぁと感じました。
人間関係が複雑で分かりにくい&ロシア名前が難しい等の問題はありましたが、枝葉を全部そぎ落としてまとめてるんだろうなと思います。敢えて言うなら「イワンの幻覚」だけ、何の説明もなく登場していたので、どういう存在か分かりにくかったですね。最後のイワン自己崩壊に繋がるキーなので、もう少し補足が欲しかったかな。
イワンについては、帰宅してからパンフの役解説「イワン:カラマーゾフ家の次男。クールな現実家であり理想家」と言う素晴らしい矛盾に気付いて大笑いしました。でもその通りでした。
ちなみに、フィナーレはロシア民謡のユーロビートアレンジに驚かされました。娘役の衣装がヒラヒラじゃない&リフトなしと言うことで、私の好みからすると外角。フィナーレはない方が、余韻は良かったかもしれません。
でもそう言った些細な事を抜かすと、大満足です。無理矢理予定に組み込んで大正解でした。

以下、気になった役について。
今日はイワン@彩吹真央の歌声が最高に素敵でした。「マリポーサの花」観劇時には、声が疲れていて心配だったのですが、全快ですね。相変わらず細いですが……。
細いと言えば、今回はじめてちゃんと意識して見たアレクセイ@沙央くらまも、凄い体の薄さと足の細さでした。
スメルジャコフ@彩那音は、お芝居が良くなりましたね。エルマーの時は、正直物足りない!と思ってたんですけど、妖しい雰囲気が良く出てました。白いヒーロー役より、悪役の方が似合うのかも。強いて言うならイワンに否定されて自己崩壊する時はもっと派手で良いかと。なんにせよ番手に相応しい役者に育ってきてる模様で、元々雪組&月組担当だったファンとしては嬉しいところ。
カテリーナ@大月さゆは、気位の高い貴族娘と言う雰囲気は出てたと思うのですが、敢えて言うなら美貌と言う説得力がもうひとつ欲しかったかなぁ。

最後に、谷みずせチェック!
いきなり告白ですが、雪組再演エリザベートの重臣で見知って以来、谷みずせに注目中です。今まで若手に注目した事がないので、まだ謎が多いですが、あの独特の喋り方、なんとなくツボ。ダンスはちょっと不得意気味かな? 歌はソロで聞いた事がないので未知数です。
前回マリポーサは数少ない役の一つを獲得していて歓喜したのに、肝心の台詞が一つくらいしかなくて結局絶望だったと言う落ちが付きましたが、今回はじっくりピンで見られるくらい台詞があって大満足。
しかし原作を読んでいないので、グルーシェニカの後見人役と思わず、判明した瞬間は仰け反りました。また実年齢に合わない老け役ですよ。このまま老け専になってしまうの?
もう一役の裁判官では、恐らくサムソーノフと区別する為でしょうが、あまり個性を出さず、淡々とした進行でした。が、最後に演じたモブ(流刑者)の一人が面白かったですね。見付けられないかもと思いながら取り敢えずオペラグラスで中心から見て行ったら、ミーチャの後ろで、一人佇んでいる流刑者、これが谷だったと思います。他の流刑者には家族らしき面会人がいるのに、一人で詰まらなそうにしてるなんて寂しい奴なんだろう、どういう経緯でシベリアに行くのだろう、と想像と言うより妄想の翼が広がりました。

そうそう、私が好きな「自分の心の中に良心と言う神様がいる」と言う思想は、なにが原典か分かっていなかったのですが、今日のアレクセイの「良心こそ心の中にある神の姿です」と言う台詞で、ドストエフスキーが原典なのかもと気付きました。

2008年4月1日エイプリルフール限定公開したBLEACHサイトより、そろそろ時効と言うことで収録。
コミックス20巻ネタバレ+カラブリネタです。


 今年も、柿は生った。

 三番隊隊舎の庭には柿の木がある。吉良が三番隊に配属されて以来数十年間、毎年実を生したこの木は、隊首が手ずから植え育てた渋柿である。
 ――だからこそ。
 吉良は独り、朱色の実を見上げた。
 隊首の如き柿への思い入れはない。それどころか、干した果物に共通する独特の甘みを苦手としていた吉良は、執務室から見える柿の木を気にしながらも、多忙を言い訳に、剪定も摘蕾も行いはしなかった。
 だと言うのに、葉が枯草に変じ始めたのと引き換えに、実は鮮やかな丹へ色付いた。
 ――今年は生らないと思っていた。
 気紛れでひとつところには収まらない隊首であったが、柿の木に関してだけは別で、年中手入れを欠かさなかったから、柿もその愛情に応えるのだと、どこかで信じていた。だと言うのに!
 これは明白な裏切りだ。
 そしてそう感じた自分自身に、吉良は愕然とした。己はまだ彼の隊主に囚われ続けている。裏切ったのは、隊首の方だと言うのに。

 今年も、柿は生った。


「柿が生る あああ今年も 柿が生る」に対する、一つのアンチテーゼのつもりでした。
あと、雰囲気の問題でカタカナを書きたくなかったので名字表記しましたが、吉良と書くと別人みたいだと思いながら書いた記憶があります。