• 2011年07月登録記事

正伝は5章に突入、異伝は4章で進行に必要なアイテムがないため待機中です。

プレイを再開すると、先が気になって電源を落とす間がありません。
物語はちょっと展開が早過ぎたり引っ掛かる点もあるのですが、基本的には気にせず楽しめています。その要因は、ストックと言うキャラクターにあると思います。
ストックは、言ってしまえば各種才能に溢れて、多数のキャラから好意を抱かれる「高スペック」な主人公です。が、そのスペックを無為にせず、活用している部分に好感を持てます。
また、熱血漢とクールが巧く同居した性格のため、各種の選択肢による分岐でどちらを選んでも違和感がないのは凄いと思います。

パラレルエンドは1つだけ「アトの生命」に到達してしまいましたが、その他はやり直しなしで進んでいます。もっとも、後で全イベント制覇するために、間違った選択肢も見ることになりそうですが……。
今のところ、章を遡って大きく物語を書き換えることはしていませんが、異伝でキールたちを助けるとかは可能なんでしょうか?
正伝ならロッシュ隊は生存しているけれど、隊で過ごした日々は消失してしまうので、異伝も正伝も満足できる結末に導いてあげたい、と願っています。

基本的にはサクサク進んでいますが、毎回、章が進んだ直後は敵の強さがグッと上がるのが辛いです。
特に異伝「戦場の風」の戦闘が厳しくて、応急薬とハーブティを使い切るかと思いました。

仲間は、レイニーとマルコを重用しています。
レイニーはグリッド移動させる攻撃が少ないのが難点ですが、このゲームはボスでも状態異常が効くので、毒攻撃が有用で外せません。
マルコは逆で、グリッド移動要員。攻撃力の低さが辛いですが、他のメンバーにない補助スキルがあるので、外し難いです。
でも一番の理由は、この二人が正伝、異伝で長期間パーティにいてくれると言う点ですね。
エルーカの火力やアトの全体回復など、他のメンバーにも魅力があるので活用したいのですが、レベル差がなかなか埋まらなくて勿体ないなと思います。

システム面で、少し気になった点を二つあげておきます。
一つは、メニュー画面での仲間の並び順が固定だということ。現在組んでいるパーティの並びと違うので、回復させる時などにちょっと悩みます。
もう一つは、台詞送りの引っ掛かりです。
台詞送りが遅いのでAボタンを連打していると、メッセージが完全表示されない内に消えてしまうことがあります。かといってXボタンだと一息に進んでしまうので、表示速度が指定できれば良かったと思います。

でも基本的には凄く楽しんで遊んでます。
どうして実販売価格が安値になったのか、不思議です。凄く地味なゲームだから、PS以降の世代には訴求力がないのかなぁ。

110718.jpg

旬風のKAGUYAシリーズより、下記の2点。
「KAGUYAくるくるサイダー スイカ」
「KAGUYAくるくるサイダー マンゴー」
http://www.syumpoo.com/product/kaguya.html

商品の謳い文句は「くるくるまぜるとソース状になるゼリー」と言うことで、一体どんなものか知りたくて購入したのですが、実際にやってみてもよく分かりませんでした(苦笑)。
ソースが上部に掛かっているゼリーと言う印象。サイダー成分も、あまり感じなかったです。でも大変さっぱりした夏向きの味でした。

個人的な好みとしては、スイカの方が美味しかったです。
スイカ自体のすっきりした甘味が生かされていていました。
ただ、間に入っている赤えんどうかのこが、芋っぽい食感で折角のスッキリ感を阻害しています。かのこを種に見立てているのかと思いきや、実際の種も入っているので、ちょっと食べ難さを感じました。
マンゴーの方は、果実が沢山入ってるのに水っぽくて薄味でした。やはりあの独特の濃さがあってこそ、マンゴーの旨味が引き出されるのかなと思います。

PlayStationNetwork(以下、PSN)に、ついに勝ちました!

これまでのPSN絡みの記事は、下記の通り。
2011年1月 TO運命の輪22回転
2011年2月 酸っぱい葡萄
2011年4月 そして最後の壁に阻まれる
2011年7月 PSN、来る?
2011年7月 手強いアイツ

とはいえ、今日の勝負もなかなか白熱したものでした。
PS SpotでPSNへ接続できた……と思ったところ、アカウント登録の途中で下記のメッセージが出てしてしまったのです。

エラーが発生しました
80431068

やり直しても同じようなエラーで、PSN自体は繋がるものの、アカウント登録に進もうとすると弾かれてしまいます。
まさか、またネットワーク障害が生じたのだろうか、と鳩尾にヒヤリとする感覚がありました。が、今回はちょっと考えて別の駅の家電屋へ移動しました。
PS Spotの「ハシゴ」です。
場所を変えたことと、時間を置いたことのどちらが正解かわかりませんが、2店目で無事アカウント登録を完了することができました!

とりあえず、当初の目的であった「タクティクスオウガ運命の輪」エキストラシナリオを確保。
3シナリオ分のデータなのに、高速ダウンロードでした。
「運命の輪」をいつ再プレイするか分かりませんが、やっぱり好きなので……。

で、次はウォレットにチャージして、「高2→将軍」を購入。
思っていたより簡単に購入→ダウンロード→インストールと進むんですね。
ソフト容量は172MB。表示情報によるとダウンロード5分、インストール3分ということでしたが、その間ちょっと手持ち無沙汰でした。
こんなに軽いデータでも、意外と時間が掛かるんですね。
その次は「猫侍」の予定でしたが、「重い」と伺っていたのでちょっと腰がひけてしまい、今回は退散しました。
いや、実は他に欲しかったゲームを忘れてしまったのです(接続することが目的になってしまい、欲しかったものを忘れた)。
帰宅してから、欲しいソフトを記事にしていたことを思い出しました。そんなわけで、勝ったのに微妙に負けた気分が残りましたが……。
でも今は「ラジアントヒストリア」中ですから、のんびり購入していこうと思います。
また、ゲームアーカイブスというものは料金的に気軽ですし、中古などと違ってちゃんと開発者に料金が払われるのは良い仕組みだな、と改めて思いました。

今週も宝塚宙組「美しき生涯/ルナロッサ」11時回を観劇。

折角、寺嶋昌夫・御崎恵両氏が指揮を振っているのに、トランペットが酷過ぎて音楽に浸れません。
役者の方も、久し振りに「噛み」に遭遇しました。芝居15場の「近江井口村で」と言う台詞。言い直そうとして、同じところで引っ掛かった感じでした。
12日から休みなしで、三連休はすべて2公演。体力的に大変だと思いますが、栄養をとって頑張って欲しいものです。

芝居は、自分向きの「見かた」が分かってきて、少し楽しめました。
矛盾を感じるシーンは、前後と繋げずショーの一場面程度に思っておく、と言う観劇法です。そうやって観たいところだけ観ていると、和物ビジュアルを堪能できて楽しかったです。
あと、脳内創作でシーンを補完している点も、楽しめた理由でしょうか。
例えば女童コーラスが歌う間、秀吉が死の床に武将たちを並べ、秀頼を守り立てるよう頼むシーンを頭の中で作り上げていました。
正直、今からでも可能ならば、11場B(疾風が秀次の謀殺を進言するシーン)をカットして代わりに入れて欲しいです。このシーンがあれば、秀頼を出陣させることが豊臣譜代衆を大坂方に戻す策だと言う理屈が明確になります。「裏切り者は許さぬ」と言う三成の台詞も唐突感がなくなるでしょう。
脚本家は、そういった史実エピソードは観客が承知しているはず、と思って女童コーラスで済ませたのかも知れませんが、それは乱暴だと思います。
ちなみに、舞台に登場していない関白・秀次のことは、触れる必要がないと思います。現に、今日の同行者は「秀次って、誰?」状態でした。

今日は基本的に鳳樹いちを見ていました。
鳳樹はどの公演でも、気が付くと目が引き寄せられる存在です。決して一般的な美形ではない(※1)ですが、あの眼力(※2)が私の何かを刺激するようです。他の日でも、遠目に「格好良い」と思ってオペラを覗くと、彼だったことが多いです。
芝居、歌、踊りと破綻がないので、どんなシーンでも安心できますね。そんな鳳樹効果で、同じシーンに登場している蒼羽りく愛月ひかるもぐっと巧く観えたような……。さすがにそれは気のせいかな。

※1 縦長の楕円顔自体は、男役メイクが映える美形顔だと思うんですが……下膨れが原因?
※2 眼力が天玲美音レベルまでいくと、二度見しちゃう(笑)。

北ノ庄で疾風に斬られて死ぬのは、星吹彩翔ですよね。スローモーションの部分で、時々フラッシュバックの中に浮かび上がる武者振りが凛々しいなぁと思って見ていました。
同期の蒼羽、愛月がモブレベルとは言え要所で出番があるのに比べて、勿体ない使われ方ですよね。
前回「誰がために鐘は鳴る」ではピンで役が付いていたから、ここで差し引きと言うことなのかしら。

ショーは、相変わらず観ていて発散できて楽しいです。
特記するところがなくて、結果として観劇記事は芝居への不満ばかりになってしまってますが……。

いまさらな月組公演「バラの国の王子」SS。


男は振り返り、山の彼方を想う。愛しく懐かしい、彼の祖国を。
今でも鮮明に思い出せる、白い王宮、整列した兵士たち、生い茂る森、活気ある街並み……
けれど彼の記憶の国に、薔薇は咲かない。
いまや国中に溢れ、人々と共に在ると言うその花を、彼は知らなかった。


劇後、王様が国に戻ることはないだろうと思います。彼なりのケジメと言うより、誇りが許さないのでは。
でも、祖国を憎むこともないだろう印象があります。いつか追い出された理由を本人なりに理解して、幼かった自分を苦笑いしながら懐かしむのかな、と思います。
薔薇を知らない王様は、薔薇が咲き乱れる祖国を想像できないけれど、実は大人になった彼の家では、名もなき花として薔薇が普通に咲いていたら良いと思います。


時折、彼女は王座に座る愛しい人を見て、彼のことを思い出す。誰も口にしなくなった、先代の王を。
執務中の鋭い眼差し、引き結ばれた唇、優雅なステップ、冠を被る仕草……
愛しい人と彼は、少し似ている。
そう、少しだけ、似ている。


主人公と敵役が血縁だと言う設定が、まったく物語に反映されなかったのが残念でした。
霧矢と龍の顔立ちは似てないですが、貴人を演じるときの硬質な雰囲気は少し似ている気がします。
そんな似たところのある兄は、周囲に「いつか帰ってきたら、温かく迎えてやろう」などと言いながら、弟は帰ってこないと確信していそう。
そしてベルだけが、そんな野獣を知っている。
そんなイメージがあります。